ハワイ大学の学生たちと学ぶ、新しい形の英会話スクール ―『Tomodachi-USA』が目指す “英語を通じた真の国際交流”


英語学習を通じて「新しい友達と可能性」に出会う場所を提供するTomodachi-USA。ハワイ大学の学生たちがメインインストラクターを務め、カスタマイズされた学習内容で受講生一人一人の夢の実現をサポートします。創設者の留学経験から生まれた、独自の英会話学習メソッドとその先にある国際交流の可能性について、Tomodachi-USAの代表・黒田様と東屋様に伺いました。

Tomodachi-USAが提供するユニークな英語教育

ー貴スクールのレッスンの特徴について詳しく教えていただけますか。

Tomodachi-USA様:当スクールではオンラインの英会話レッスンを提供しています。1回25分のマンツーマンレッスンで、ネイティブスピーカーとの会話を通じて英語力を向上させていくプランがメインのコースになります。受講回数に応じて、お試しプラン、お手軽プラン、基本プラン、プレミアムプランという4つのコースをご用意しています。

小学生から80歳までの幅広い年齢層の方にご受講いただいており、特に女性の受講生が7割を占めています。最大の特徴は、ハワイ大学の現役アメリカ人学生がメインインストラクターを務めていることです。特に、全米でも高い評価を受けているハワイ大学の第二言語教育学部で学ぶ学生たちは、将来英語教師を目指している方も多く、教える力と若さ溢れる情熱を兼ね備えています。

受講生の目的は様々で、純粋に英会話を楽しみたい方、学校の宿題のサポートを必要とする学生、ビジネスで英語を使用する社会人など、一人一人のニーズは異なります。そのため、私たちは画一的なカリキュラムではなく、それぞれの目的に合わせた柔軟な学習環境を提供しています。

フリートークを重視した独自の学習スタイル

ーカリキュラムの特徴について、さらに具体的な事例を含めて教えてください。

Tomodachi-USA様:私たちの最大の特徴は、決まったカリキュラムや教材に縛られない「フリートーク」スタイルであることす。受講生が「今日はこれについて話したい」「この部分を添削してほしい」など、自由にテーマを持ち込むことができます。また、インストラクターは受講生の興味に合わせて独自の教材を作成するなど、完全にカスタマイズされた学習環境を提供しています。

例えば、小学生の受講生が英語に対して苦手意識を持ち始めた際には、その子の興味に合わせてパワーポイントを使った楽しい教材を作成したり、ゲーム好きな生徒には英語版のゲームを活用したレッスンを行うなど、柔軟な対応を心がけています。また、不動産に興味のある方には物件情報を使った会話練習を行ったり、ハワイの文化や歴史に興味がある方にはインストラクターが資料を作成してプレゼンテーションを行うなど、一人一人の興味関心に寄り添った指導を実施しています。

一人一人に寄り添う指導体制

ー貴スクールの講師陣の育成方法や、生徒様へのサポート体制について詳しく教えてください。

Tomodachi-USA様:インストラクターには、授業を担当する前に必ず詳細なオリエンテーションを実施しています。また、月例ミーティングを通じて、生徒様一人一人の課題や進捗状況を共有し、より効果的な指導方法を常に検討しています。

特に重視しているのが、初回のカウンセリングです。生徒様が何を目指しているのか、どんな目標を実現したいのかをしっかりと把握し、その情報をインストラクターと共有します。インストラクターは、この情報をもとに個別の指導計画を立て、生徒様の興味や目標に合わせた教材を準備します。

例えば、レーシングカーに興味を持つ生徒様には、フェラーリの話題から始めて、F1レースが行われるヨーロッパの国々の話へと発展させるなど、興味の核となるテーマから学習を広げていく手法を取り入れています。また、レッスンの終わりには必ず次回の準備について確認を行い、生徒様が自主的に学習を進められるようサポートしています。

このように、単なる英会話の練習に留まらず、生徒様の興味や目標に沿って知識や視野を広げていくことを重視しています。これは、英語を学ぶことが単なる言語習得ではなく、新しい世界への扉を開く鍵となると考えているからです。

創設者の留学経験から生まれたビジョン

ーとてもユニークなサービスであると感じます。スクール設立の経緯について、ぜひ詳しくお聞かせいただけますか。

Tomodachi-USA様:創設者である私(取材者註:黒田様)の経歴がきっかけとなっています。私は56歳で教職を早期退職し、念願だったハワイ大学ビジネス科への留学を果たしました。日本で英検などの資格は取得していましたが、実際の留学生活では全く通用しないという現実に直面しました。その経験から、若い人たちにもっと海外を見て視野を広げてほしい、そして試験対策だけでなく実際に使える英語力を身につけてほしいという思いが生まれました。

同時に、ハワイ大学の学生たちの自立心にも強く感銘を受けました。彼らの多くは学費を自分で稼ぎながら学業に励んでおり、その姿勢には大きな学びがありました。この経験から、日本の若者とハワイの学生との交流を通じて、相互に良い影響を与え合える場を作りたいと考え、2018年にTomodachi-USAを立ち上げることを決意しました。

新しい可能性を開く学習プログラム

ー11月から始まる新しい取り組みについて教えてください。

Tomodachi-USA様:11月から新しい英会話プログラムをスタートさせます。これは「女性専用プログラム」となっており、特に英語初学者の女性に向けて、感覚で英語を理解できるようなオリジナル教材やオンライン講座を用意しています。このプログラムは4つのステップで構成されており、オンラインでの事前学習、日本人講師による基礎トレーニング、アメリカ人講師による発音・アクセントのトレーニング、そしてフリートークでの実践という流れで進めていきます。

近年、英会話業界では2-3ヶ月の短期集中プログラムが主流となっていますが、私たちは「一生続く英語力」の習得には、より長期的な視点が必要だと考えています。そのため、このプログラムは6ヶ月から12ヶ月という期間設定で、じっくりと確実に英語力を身につけていただける内容となっています。

英語学習を通じた国際交流の実現

ーTomodachi-USAが目指す未来のビジョン、そして読者様へのメッセ―ジをお聞かせください。

Tomodachi-USA様:私たちは単なる語学学習の場ではなく、真の国際交流の場を目指しています。実際に、レッスンを通じて築いた関係から、インストラクターが来日した際に観光案内をしたり、逆に受講生がハワイを訪れた際に交流を深めるなど、リアルな国際交流が生まれています。また、毎月発行している「Tomodachi-USAジャーナル」では、インストラクターがハワイの文化や観光情報を発信しており、多くの受講生がハワイへの理解を深め、実際の渡航につなげています。

今後は、短期留学プログラムやハワイでの短期滞在など、より多くの方に海外での経験を積んでいただける機会を提供していく予定です。実際に、当校で英会話を学んだ後、ご夫婦でハワイへゴルフ旅行に行かれた方など、英語学習をきっかけに新しい人生の楽しみを見つけられる方も増えています。

学んだ英語を生きた英語に変えて、日本を飛び出そう―それが私たちからのメッセージです。英語はコミュニケーションツールであり、その先にある異文化との出会いこそが、本当の学びになると考えています。英語学習を通じて新しい可能性に出会える場所として、これからも皆様の夢の実現をサポートしていきます。