「点数を上げることは目標の一つに過ぎません」
東京で11年の実績を持つ個別指導塾「ラボ寺子屋」は、そんな異色の教育方針を掲げています。2013年の創業以来、ICTを活用した先進的な学習システムと、「社会に出て困らない大人を育てる」という理念を軸に、独自の教育スタイルを確立してきた同塾。
総務省の実証事業への参画や、教育系ベンダーとの開発協力など、デジタル教育における豊富な知見を持ちながら、なお「人間力」の育成を重視しています。
定額制の通い放題システムで生徒の意欲を引き出し、文武両道の実現をサポートする同塾の、”その先”を見据えた教育への取り組みに迫りました。
教室概要と創業の経緯
ー教室名と対象となる生徒さん、サービス概要について教えてください。
小泉：教室名は「ラボ寺子屋」です。当教室は小学生から高校生までを対象に、総合的な受験指導を行っています。特に大学進学を目指す生徒をメインにサポートしています。
2013年1月の創業当初は共同運営でスタートしましたが、2018年1月からは私が単独で運営を引き継いでいます。創業のきっかけは、学習塾事業を始めたいと考えていた共同経営者から、実務経験者として声をかけていただいたことです。
当時、会社員として働いていた私も独立を考えていたタイミングだったため、この機会に参画を決意しました。
指導スタイルと特徴
ー指導体制や生徒数について教えてください。
小泉：現在はICTを活用した1対多数の指導形態を採用しており、1人の教師に対して最大15人程度の生徒を担当しています。将来の大学進学を見据え、生徒が自立して学習できるよう橋渡しする役割を重視しています。
ー他の学習塾との違いや特徴的な点を教えてください。
小泉：私たちの最大の特徴は、生徒一人ひとりの自立した学習をサポートしながら、十分な学習量を確保できる環境を整えていることです。ICTを効果的に活用することで、学び放題のシステムを構築でき結果的に、生徒は時間や回数の制限なく学習に取り組むことができます。
また最初は個々に教えるところから始めるのですが、徐々に自分一人で学習を進められるよう指導していくことも当塾のポイントです。
指導方針と教育理念
ー生徒の方に指導する際に意識していることや指導方針について教えてください。
小泉：「新入社員として入社した際に、周囲から困った人だと思われないような大人を育てる」ということを第一に考えています。
実は、生徒が私たちに依存的になることで売上は上がるのですが、それでは誰もハッピーになれません。また、国のためにもなりません。そのため、生徒自身が考え、必要なことを判断し、適切な行動を取れるようになることを重視しているのです。
受け身ではなく主体的に取り組める人材を育てることが一番大切です。もちろん、必要なことは私たちが教えていきますが、あくまでも自立した学習者となれるよう、段階的にサポートしていくことを心がけています。
コース体系と料金設定
ーどんなコースやプランがありますか？簡単に特徴を教えて下さい
小泉：基本的に定額制の通い放題システムを採用しています。これは、勉強への意欲が高い生徒ほど得をする仕組みです。小学生、中学生、高校生のいずれも、来校回数や学習時間に関係なく定額となっています。
プログラミング学習など一部の特別講座については、提携企業のコンテンツを使用しているため、月間の受講回数制となっています。ただし、通常の学校学習や受験対策については、すべて定額制の範囲内でご利用いただけます。
今後のビジョン
ー今後どんなことに取り組んでいきたいですか？どんな点を強化したいですか？
小泉：教育のデジタル化が進む中、個人塾としての強みを活かしつつ、高等教育進学希望者への適切なサポートを継続していきたいと考えています。また、東京という競争の激しい地域で培った知見やノウハウを、BtoB事業を通じて他の教育機関とも共有していければと思います。
入塾を検討されている方へ
ーラボ寺子屋への入塾を検討されている方へメッセージをお願いします。
小泉：「10年後に通っていて良かった」というのが私たちのコンセプトです。点数だけでなく、長いスパンで見て「良い大人になった」と感じていただけるような関わり方を心がけています。
また私たちは、親御様と同じ目線でお子様の成長をサポートしたいと考えています。目先の成績向上だけでなく、その先の人生で活躍できる人材を育てたいと願う親御様に、ご相談いただければきっと、私たちなりの答えをご提示できるはずです。
お問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームまたはLINEにて承っております。ぜひお気軽にご連絡ください。
