共働きやキャリア志向の強いエグゼクティブ層の子育て。時間的制約がある中で、子どもの教育や成長をどう支えるか、多くの親が頭を悩ませています。「子どもにもっと手をかけたいけれど、時間がない」—そんな現代の親の悩みに応える教育サポートサービスが『おこサポ』です。
受験対策はもちろん、情操教育、教育費のプランニング、さらには子育て相談まで、幅広いサポートを提供する『おこサポ』。代表の平林直美さんは、元教員としての経験を活かし、子どもの学力向上だけでなく、人間的成長も大切にする独自の教育観を持っています。忙しいエグゼクティブ家庭の子どもたちが、本来持っている可能性を開花させるために、どのようなアプローチで支援しているのか。平林さんの教育に対する熱い想いと、『おこサポ』の多彩なサービス内容について詳しく伺いました。

私自身、仕事をしながら、子育て、家事をこなすことは、とても大変だと感じています。家庭教師の仕事で帰宅が遅くなることも多いため、個人契約のマッチングでシッターを依頼していました。が、信頼できそうな方で、且つ学習までみてくれる方を見つけるのは、骨の折れることでした。また、生徒のご家庭との話題においても、共働きで多忙のため子どもの家庭学習に関わる時間がないといった声が多くあがっていました。こうした背景より、家庭において子どもの見守りに留まらず、学習からお手伝いまで、幅広くサポートするサービスを開始しました。
エグゼクティブ家庭の子育てと受験をトータルサポート

ー 平林さま、本日はどうぞよろしくお願いいたします!まず簡単に、どういった方を対象にしているサービスなのか、『おこサポ』の概要についてお伺いできますか?
平林直美代表(以下、敬称略):子育て中の幼児~小学生を持つご家庭を対象にサービスを提供しています。特に小学校受験や中学校受験を控えるご家庭を中心に活動しています。お子様がまだ小さい時期は手がかかりますし、最近は共働きのご家庭も増えて忙しい方が多いので、そういった状況の中で受験に向けたサポートを行っています。
ー エグゼクティブ層の方専門のサービスなのでしょうか?
平林:はい、エグゼクティブ層の方を対象としています。ホームページにもしっかり明記していますので、お申込みいただく方もそういった層の方が中心です。
教育者の視点から生まれた新しい子育て支援の形
ー 平林さまがこちらのサービスを始められた経緯を、ぜひ教えてください。
平林:最近の家庭環境の変化が大きなきっかけでした。私はこれまで教員と家庭教師の経験を通じて、ご家庭のニーズや状況を見てきました。年々忙しいご家庭が増えていて、子どもの勉強を継続的に見ることができないという方が増えていると感じました。
その一方で、子どもにはしっかりと手をかけたいという気持ちも強くなっています。「気持ちはあるけれど時間がない」というご相談をたくさん受ける中で、ご家庭での教育をサポートするサービスの必要性を感じ、立ち上げに至りました。
「おこサポ」の真髄 — 受験を超えた人間力育成の秘訣
ー 他にも教育サービスはたくさんあると思いますが、『おこサポ』の一番のアピールポイントをお伺いさせてください。
平林:多くのお客様は小学校受験や中学校受験という明確な目的を持ってご相談に来られます。もちろんそのニーズにも応えていきますが、それだけではなく、お子様の情操教育や内面的な成長、将来に向けた人間的な成長をサポートする点を大切にしています。
教育の本質は人間を育てることだと考えているので、受験を第一目標にするのではなく、人間形成を主軸に据えています。実際、強い心を持った子どもを育てることが、結果的に受験合格にもつながっていくのです。特に幼児期はこの部分を重視しています。
心を育てる指導哲学 — 感謝と思いやりが生み出す本当の強さ

ー 生徒さんに指導する際に、特に意識していることや方針などがあれば教えてください。
平林:私たちが特に意識しているのは、①子どもたちが両親に対する感謝の気持ちを持つこと ②相手への思いやりの心を育むことです。この二つを指導の中で繰り返し伝え、大切にしています。
幼児期は親の意向に素直に従いますが、成長して反抗期を迎えると、大人の言うことを聞かなくなります。そんな時期にも自分本位ではなく、相手の立場も考えられる子になってほしいのです。表面上は反抗していても、心の中に感謝の気持ちがあり、自分の言動が相手にどう影響するかを理解できる子に育ってほしい。反抗期を経ても最終的には親の教育方針に立ち返れる子を育てることを大切にしています。
エグゼクティブ家庭の期待に応える柔軟なパーソナライズ教育
ー エグゼクティブ家庭の特有のニーズに対応するために、どのような指導体制を構築されているのでしょうか?また、高い教育水準を求める保護者の方々とはどのようにコミュニケーションを取られていますか?
平林:『おこサポ』の講師は、私が教員時代に築いたネットワークから集めた教育経験者が中心です。エグゼクティブ家庭のお子さんを指導する上で重要なのは、それぞれの特性に合わせたアプローチです。高学歴のご両親が多く、トップクラスの学校を目指されているケースがほとんどですので、ご家庭の期待も高いです。
私たちは特別な手法を無理に押し付けるのではなく、各教科の専門家がお子様一人ひとりに合った指導を行います。私自身は子どもと先生の間、そして親と先生の間に入り、お子様の性格に合った指導法を見出し、ご両親のニーズを汲み取りながら先生と方針を決めています。
ー 保護者の方と密にコミュニケーションを取りながら進められているんですね。
平林:そうです。保護者のご要望をしっかりと聞き、その子どもが最良の結果を出すためにはどうすればいいのか、常に相談しながら進めています。
夢を広げる多彩なプログラム — 子どもの無限の可能性を引き出す

ー 提供されているサービスプランやコースについて、簡単にご説明いただけますか?
平林:主に受験生向けのコースがあります。小学校受験生、中学校受験生が中心で、それぞれ専門の先生が教科別に担当します。お子様の性別や性格に合わせて先生を選定しています。また、小学校受験からずっと継続されているお客様のために、中学生・高校生向けのコースも用意しています。高校受験や大学受験を目指す場合のサポートも行っています。
そのほか、将来の受験に向けた準備コースや、附属校に通う生徒さんの日常学習サポートコースもあります。
ー 芸術や文化に触れるコースや、世界で活躍する子どもの育成コース、教育プランニングなども提供されているようですね。
平林:『おこサポ』では受験勉強だけでなく、子どものオールラウンドな成長を重視しています。特に夏休みなどの長期休暇中、一人で留守番する小学生も多いので、そういった時期に普段できない体験を提供したいと考えています。芸術を通して感性を育むプログラムを特に大切にしています。
アートや音楽の専門家と連携し、さまざまなレッスンやワークショップ、美術館見学ツアーなども実施しています。
「本物の芸術、文化に触れ、感性、創造性を育む」コースでは、留学エージェントと協力して語学教育やワークショップを提供しています。複数の言語を話す家庭の方々も参加する多言語交流会も開催しています。
ー 子育てに悩む親へのサポートプランもあるとお聞きしました。
平林:はい。「エデュケーショナルプランニング」では、子どもの教育費の適切な使い方についてアドバイスしています。ファイナンシャルプランナーの資料をもとに、各家庭に合った教育費計画を一緒に考えます。
また、「子育ての悩み相談ワークショップ」も定期的に開催しています。特に反抗期の対応について多くのご相談をいただくので、親御さん同士で学び合える場を設けています。幼児期の育て方によって反抗期の表れ方も変わるため、早い段階から対処法を知っておくことが大切だと考えています。

次世代の教育サポート — 医学と教育の革新的融合
ー 今後、より強化していきたい分野や、新たに取り組みたいことはありますか?
平林:子育ての悩み相談の部分を強化していきたいと考えています。『おこサポ』の表向きの活動はお勉強のサポートですが、実は保護者の方のご相談が中心的な役割を担っています。
現在、医師と連携して医学的視点からのアプローチを取り入れる準備をしています。子どもの成長に必要な栄養摂取の方法や、鼻呼吸などのセルフケア、様々な治療法も含めた総合的なサポートを提供したいと考えています。これは別枠で準備していますが、『おこサポ』の活動と連携させながら進めていく予定です。
プロの「見立て」が違いを生む — 情報過多時代の教育パートナー

ー インターネットや本でも様々な情報が得られる時代ですが、『おこサポ』に直接相談する価値はどこにあるとお考えですか?
平林:確かに今は様々な情報があふれていて、どれも価値のある情報だと思います。しかし、お子様を直接見て、その子の特性に合ったサポートを選び提供することこそが私たちの強みです。多くの子どもたちを見てきた経験による「見立て」の部分は自信を持っています。
私自身、年間平均200人のお子様と接し、連携している医師も日々多くの子どもたちを診ています。この「教育と医療」の両面からのアプローチは、大きな価値があると考えています。
情報過多の時代だからこそ、どの情報が自分の子どもに合うのか見極めるのは難しくなっています。だからこそ、専門家としっかり話し合い、お子様一人ひとりに合わせた個別のプランを考えることが重要なのです。
利用を検討している方へのメッセージ

ー 最後に、『おこサポ』への入会を考えていらっしゃる方へメッセージをお願いします!
平林:ご多忙な毎日の中で「子どもにもっと関わりたい」という想いを持ちながらも、時間的制約に悩まれている保護者の方々の気持ちを、私たちは深く理解しています。『おこサポ』では、単なる受験指導だけでなく、お子様の人間的成長をトータルでサポートする環境をご用意しています。
学習面はもちろん、芸術を通じた感性の育成、グローバル視点の養成、そして子育ての悩みに対する専門的アドバイスまで—ご家庭だけでは届きにくい教育の側面を、私たちのプロフェッショナルチームがしっかりとカバーします。時間がなくても、お子様には最高の教育環境を。それが私たち『おこサポ』の使命です。ぜひ一度、お子様の可能性を最大限に引き出すパートナーとして、私たちの教育理念とサポート体制を知っていただければ幸いです。