英国ロイヤルバレエスクール卒業のプロが語る – バレエ教室sAtsukiBalletの魅力

海外のバレエ団で活躍し、イギリスのロイヤルバレエスクールを卒業した瀬島さんが立ち上げたsAtsukiBalletでは、3歳から70歳まで幅広い年齢層の方が本格的なバレエを学んでいます。継続することの大切さを重視し、技術だけでなく音楽や美術への興味も育む指導で、多くの生徒に支持されています。

バレエ教室の概要と特徴

ーsAtsukiBalletの対象年齢や始められた経緯について教えてください。

瀬島さん:sAtsukiBalletは2017年に開校しました。対象は3歳前後の幼児から70歳くらいまでの幅広い年齢層です。70歳の方も健康維持や筋力低下防止のために通われています。

私自身は以前、大きいバレエ団に所属してそのスクールで教えていたのですが、自分の中で確立してきたメソッドをきちんと伝えていくために、大きな組織の一教師ではなく、自分の教室でレッスンを提供したいと思ったのが独立のきっかけです。

私はイギリスのロイヤルバレエスクールという国立のバレエ学校を卒業し、その後海外のバレエ団で活動した経験があります。この経験を活かし、当教室では私自身が一線で踊ってきたダンサーとしての知識や経験を伝えることができます。バレエの古典作品についても、実際に多くの役を踊ってきた経験から、深い知識と理解を生徒に伝えることができるのが強みです。

バレエを学ぶ理由と効果について

ーバレエを習う理由や、バレエをやっていて良かった点について教えてください。

瀬島さん:生徒さんがバレエを始める理由は、かわいい衣装を着たいとか姿勢をよくしたいといったことが多いです。バレエ自体の芸術性よりも、美しさや華やかさへの憧れから始める方が多いように思います。

私自身は小学校1年生から友達がやっていたという理由で始めました。バレエをやっていて良かったと思うのは、姿勢の良さや体型面です。幼少期から始めると成長とともに体が作られていくので、現在40歳を過ぎた今でも、立ち姿だけでなく、筋力や体力、健康面でも同年代の方とは違いを感じます。

また、バレエはメンタル面でも強くなります。レッスン中は大きな鏡に自分が映るので、自分の調子や体型の変化がすぐに分かります。常に自分と向き合わなければならないため、精神的に強くなると思います。

レッスン形態と発表会

ースタジオでのレッスン人数や発表会について教えてください。

瀬島さん:スタジオでは最大16名の生徒さんが同時にレッスンを受けます。時には20名になることもありますが、それはやや狭く感じることもあります。

また発表会は2年に1回、大きなホールを借りて開催しています。本格的な古典バレエを子供たちが演じられるよう、子供向けにアレンジして上演しています。

生徒さんへの指導では、年齢によってアプローチが大きく異なりますが、子どもたちの発達段階に合わせた言葉遣いを心がけ、コミュニケーションをしっかり取ることを大切にしています。小さい子には分かりやすい言葉を使い、成長に合わせて言葉遣いや接し方も変化させています。

クラス構成と料金体系

ークラス構成や料金体系について教えてください。

瀬島さん:クラスは子供向けと大人向けに分かれています。子供クラスは未就学児、低学年、高学年、中学生以上で区分しています。大人クラスは入門、初級、中級と分かれています。上級クラスは中学生以上の、小さい頃からバレエを続けてきた生徒向けです。

料金は週1回、週2回というように通う頻度に応じて設定しており、4回以上通う方にはフリーコースもあります。レッスン時間はクラスによって40分から1時間、最長で1時間半です。月曜から土曜までの決まった時間に開講しています。

今後のビジョンとプロへの道

ーsAtsukiBalletの今後のビジョンやプロを目指す生徒への対応について教えてください。

瀬島さん:今後も本物のバレエを伝えていくことが大切だと考えています。最近はリズム体操程度のバレエ教室も増えていますが、私の強みはしっかりとしたバレエの知識と技術があることです。これからも本格的なバレエ教室として運営していきたいと思います。

プロのバレエダンサーを目指す生徒には、海外留学や海外のバレエ団を目指せるような道を導きたいと考えています。もちろん趣味として続ける生徒も多いですが、そういった生徒たちにもバレエの本来の楽しみ方や技術的な面白さ、音楽や美術への興味が湧くようなクラス作りを心がけています。

体験レッスンと入会検討者へのメッセージ

ー体験レッスンや入会を検討している方へのメッセージをお願いします。

瀬島さん:月謝制のクラスでは体験レッスンを受け付けています。本当にバレエを楽しみたい、本物のバレエを習いたいと思っている方には、ぜひ一度体験に来ていただきたいです。教室の雰囲気やシステム、発表会についても直接お話しできればと思います。