“子どもが主役”のプログラミング教育 – TENTOが13年間で培った独自の教育メソッド-代表の竹林さんにインタビューしました!

2011年の創業以来、日本のプログラミング教育をリードしてきたTENTO。従来の塾教育で一般的な「先生主導・生徒受け身」の構図を見直し、子どもたちの主体性を重視した独自の教育メソッドを確立してきました。

経験豊富な講師陣による柔軟な指導と、オンライン環境における革新的なコミュニティ作りで、新しい教育の形を追求し続けています。

AI先生の導入など、さらなる進化を遂げようとしている同社代表の竹林さんに、プログラミング教育に対する想いと、目指す未来像について語っていただきました。

サービス概要と独自の教育アプローチ

ー御社のプログラミング教室について、サービス概要を教えていただけますでしょうか?

竹林:基本的にオンラインをメインにしており、小学生から高校生までを対象としたプログラミング教室を運営しています。2011年から事業を展開しており、日本ではプログラミングスクールのパイオニアのような存在です。

当校の特徴は、経験豊富な講師陣が在籍している点です。プログラミングスクールでは、UnityコースやScratchコースなど、コース分けがされているのが一般的ですが、私たちは子どもたちがやりたいことに柔軟に対応できる体制を整えています。

創業の経緯とビジョン

ーどのような経緯やきっかけでプログラミング教室を始められたのでしょうか?

竹林:私と友人草野の2名で創業しました。私たち二人は以前、中学受験塾で教鞭を執っていた経験があったのですが、そんな中で何か新しいことを始めようと考えていたところ、当時はプログラミングスクールという業態自体が珍しかったため、そこに目をつけたのです。

さらに、私自身がプログラマーとしての経験を持っていたことも、この分野を選んだ大きな理由の一つです。

独自の教育メソッドと他社との違い

ー他のプログラミングスクールとの違い、特徴的な強みについて教えていただけますでしょうか?

竹林:最大の特徴は講師陣の質の高さです。プログラミング教育業界では、現役プログラマーの確保が難しい構造的な課題があります。プログラマーとして仕事をした方が収入面で有利なため、教育現場に優秀な人材が集まりにくいのです。

しかし、当校には教育に情熱を持ったスキルの高い講師が多数在籍しています。そのため、例えばScratchを学んでいた生徒が突然Pythonに興味を持っても、すぐに対応できる柔軟性があります。子どもの興味関心に応じて、最適な学習環境を提供できる点が最大の強みといえます。

個々の生徒に合わせた柔軟な指導方針

ー生徒のモチベーション維持について、どのようなアプローチをされていますか?

竹林:まず重要なのは、豊富な選択肢を提示することです。子どもによって興味の方向性は様々です。例えば、男子はゲーム制作に興味を持つ傾向がありますが、それも一概には言えません。女子でもアクションゲームが好きな子もいれば、アート作品の制作に関心を持つ子もいます。

私たちは、まず生徒と丁寧な対話を重ね、その子の適性や興味を把握します。例えば、ゲーム制作に興味を持つ生徒の場合、いきなり高度なツールを与えるのではなく、段階的に達成感を味わえるステップを用意します。

自分の作りたいものと実際の制作物とのギャップで挫折しないよう、適切な「踏み台」を設定することを重視しています。

男女での傾向の違いと対応

ー男女で学習傾向に違いはありますか?

竹林:興味深い傾向として、男女で学習モチベーションが異なる点が挙げられます。女子は小学生の時点ではプログラミングに興味を持つ割合が比較的少ないものの、中学・高校生になると増加する傾向にあります。

これは、女子の方が将来を見据えた現実的な思考をする傾向があるためです。「将来役に立つから」という実践的な動機でプログラミングを始める生徒が多いのが特徴です。一方、男子は純粋にゲーム制作などの興味から始める場合が多く、モチベーションの源泉が異なります。

今後の展開とAI教育への取り組み

ー今後の取り組みについて教えていただけますでしょうか?

竹林:現在、AI先生による新しいコースの開発を進めています。来月半ばには開始予定です。また、オンライン上での横のつながりを重視した独自のツール開発にも力を入れています。

たとえば当スクールでは従来のZoomではなく、複数のブレイクアウトルーム間で音声が共有できる独自のシステムnoizを採用しているのですが、これにより、オンラインでありながら、教室全体の活気が伝わる環境を実現しています。

オンライン上での生徒同士のコミュニティ形成は、今後の教育において重要な要素になると考えています。

入会を検討している方へのメッセージ

ー最後に、入会を検討されている方へメッセージをお願いします。

竹林:ぜひTENTOで新しい自分を発見してほしいと思います。例えば、数学に苦手意識があってもプログラミングは抜群にできる子がいたりします。計算は苦手でも、論理的思考や概念的な理解が優れている場合もあるのです。

当校には様々な個性を持つ講師がいます。学校では必ずしも活躍できていない生徒でも、私たちと出会うことで眠っている才能に気づくかもしれません。また、複数の講師と関わることで、多様な大人の存在を知り、視野を広げることができます。それこそが、教育の本質的な価値だと考えています。

いつでも無料で体験授業に参加できるので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。