「『誰もが続けられる道場に』という思いから、2010年に開設された豊島目白空手クラブ。子どもから大人まで一緒に練習を行う独自のスタイルで、互いに刺激し合いながら成長できる環境を作っています。代表の熊谷さんに、15年間で培われた道場の特徴や指導方針、そして空手を通じて伝えたい思いについてお話を伺いました。

サービス概要
ー豊島目白空手クラブについて教えてください。
熊谷さん:2010年に設立し、今年で15年目を迎える空手道場です。小学1年生から75歳まで、約40名の生徒が在籍しています。1回の稽古には10-15名ほどが参加し、松涛館流という日本で最も競技人口の多い流派の空手を指導しています。
練習は基本動作、型、組み手の3つを中心に、2時間15分かけてバランスよく行っています。
設立のきっかけ
ー道場を開設されたきっかけを教えてください。
熊谷さん:以前所属していた道場の先生から「自分でやってみないか」と声をかけていただいたことがきっかけです。完全にゼロからのスタートでしたが、自分でホームページを作り、SEO対策を学び、近隣にチラシを配布して生徒を募集しました。
道場名を「豊島目白空手クラブ」にしたのは、地域で空手を探している方に見つけやすいようにという考えからです。
特徴とアピールポイント
ー豊島目白空手クラブの特徴を教えてください。
熊谷さん:最大の特徴は「誰でも始められる」という敷居の低さです。他流派での経験者も、運動が全く苦手な方も受け入れています。
料金体系も継続しやすい仕組みを採用しています。一般的な道場で多い月謝制ではなく、1回1000円のチケット制を導入しています。参加も完全自由制で、月に5回から8回ほどの練習機会の中から、学業や仕事の予定に合わせて参加可能です。
これにより、「今月は練習に行けないのに月謝を払わなければならない」といった負担がなく、長く続けやすい環境を整えています。
また、当道場の特徴的な点として、年齢の異なる生徒が一緒に練習を行うことが挙げられます。多くの道場では子どもと大人のクラスを分けることが一般的ですが、当道場では意図的に合同で練習を行っています。
子どもたちは上級生や大人の洗練された動きに憧れを持ち、自然と真似をしようとし、大人は子どもたちに見られることで、より良い手本となろうとする意識が生まれ、互いに良い刺激となっているのです。
入会金は不要で、年会費(4月始まり3月終わり)が3000円、スポーツ保険への加入のみが必要です。4ヶ月に1回行われる昇級審査では、帯の購入費用も道場が負担しています。このように、継続的な練習に必要な費用を可能な限り抑える工夫をしています。
さらに、稽古の内容も生徒一人ひとりのペースに合わせて柔軟に対応しています。例えば組手(実践的な練習)では、初めは体の動かし方から丁寧に指導し、徐々にレベルを上げていきます。「できない子」「遅れる子」が出ないよう、本人のやる気があれば、すべての生徒をしっかりとサポートする体制を整えているのが、当道場の大きな特徴です。
指導方針
ー指導方針をお伺いしてもよろしいでしょうか。
熊谷さん:若い生徒には「見る」「聞く」「やってみる」という3つの基本を教えています。この学習サイクルは、将来の仕事やスキル習得にも役立つと考えています。
また、一度入会した生徒が途中で挫折することがないよう、丁寧にサポートしています。入会時には必ず家族で話し合って目標を決め、継続的な支援体制を整えています。
今後のビジョン
ー今後の展望を教えてください。
熊谷さん:なにより大切にしているのは、初めての方でも気軽に参加できる雰囲気づくりです。体験から入会まで、そして継続的な練習においても、一人ひとりのペースを大切にした指導を心がけています。これからも「誰もが続けられる道場」という理念を大切に、地域に根差した活動を続けていきたいと思います。
メッセージ
ー最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
熊谷さん:新しい環境に飛び込むことは、誰にとっても大きな決断です。特に、運動経験が少ない方や、子育て中の親御さんにとって、新しい習い事を始めることには様々な不安がつきものでしょう。「ついていけるだろうか」「続けられるだろうか」という心配は、誰もが感じることです。
しかし、その「まず行ってみよう」という一歩を踏み出す勇気が、人生の中で大きな財産になると私は確信しています。
あなたの「始めてみたい」という気持ちを、私たちは全力でサポートいたします。ぜひ、その第一歩を踏み出してみませんか。ぜひお気軽にお問合せ下さい。