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英検5級の合格率を徹底解説します。
また、英検5級の合格点と合格ラインも解説します。また、世代別および年齢別の英検5級の合格率も小学生、中学生ごとにそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘】
これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。
英検5級の合格率
結論から述べると英検5級の合格率は約80%です。
英検5級の合格率は約80%であり5人中4人が合格できる試験となっています。ただし日本英語検定協会が2015年を最後に合格率の公表を停止したため現在の正確な合格率は公式には発表されていません。
2015年に最後に発表された合格率は81.4%であったことから現在もおおむね同程度の合格率が維持されていると考えられます。合格率が約80%ということは落ちる確率は約20%となり100人中20人は不合格となる計算です。
合格率が高い理由として英検5級は中学初級程度のレベルであり基本的な単語と文法をしっかり押さえれば合格しやすい試験であることが挙げられます。
世代別の英検5級の合格率を解説
世代別の英検5級の合格率を解説します。
中学生の英検5級の合格率
中学生の英検5級の合格率は小学生よりもさらに高いと推測されます。
英検5級で出題される文法項目は2020年に全面実施された小学校5年生と6年生の外国語科で既に学習する内容とほぼ同じです。そのため中学1年生であれば学校の英語授業をしっかり理解していれば充分に合格できる内容となっています。
また英検5級で必要とされる単語数は約600語ですが小学校で学習する単語数も600語から700語程度であるため中学生にとっては既習の範囲内です。リスニングや長文読解も含まれますが中学校で英語の基礎をしっかり学んでいる生徒であれば高い確率で合格できるでしょう。
小学生の英検5級の合格率
小学生の英検5級の合格率も約80%程度であると推測されます。
スモールワールド英会話のデータによると小学生の英検5級合格率は約80%となっており中学生と同程度の合格率を維持しています。2016年度以前の公式データでも小学生の合格率は80%から82%程度で推移していました。
小学校5年生と6年生で学習する英語の内容が英検5級のレベルとほぼ一致していることから小学校高学年であれば充分に合格を狙える試験です。特に英語学習に力を入れている小学生であれば低学年でも合格することは可能です。

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘】
小学生が英検5級を受験する場合は単語の音を含めた暗記とリスニング対策の2つに毎日ちゃんと20分でも取り組むという勉強する習慣を作ることが重要です。正しい学習習慣が作れれば小学4年生でも小学5年生でも合格する生徒はたくさん存在します。
▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検5級の合格点
英検5級の合格点は850点満点中419点です。
2016年度第1回試験より英検CSEスコアという新しい採点方式が導入されました。英検CSEスコアはリーディングとリスニングの2技能それぞれに425点ずつ配点されており合計850点満点となっています。
合格には419点が必要ですので単純計算では約5割の得点で合格できることになります。ただし問題の正答数による単純な計算ではなくCSEスコアという国際標準規格に基づいた複雑な計算方法が用いられています。
実際には各技能で6割程度の正答率が合格の目安とされています。リーディングで6割リスニングで6割を取れればほぼ確実に合格できると考えてよいでしょう。片方の技能が少し弱くてももう片方でカバーできれば合格は可能です。
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英検5級を受験した方がいいのはこんな人
英検5級は英語学習を始めたばかりの小学生や中学生に最適な試験です。
まず英語を習い始めて基礎的な単語や文法を学習している小学校高学年の児童にとって英検5級は最初の目標として適しています。家族や趣味スポーツなど身近な話題について初歩的な英語を理解し表現できるレベルを測定できます。
また中学1年生で英語学習を始めたばかりの生徒や英語に苦手意識がある中学2年生や3年生にも推奨されます。英検5級に合格することで英語学習への自信がつき次の級へのステップアップにつながります。
さらに高校受験において内申点を上げたい中学生にも有効です。多くの中学校では英検取得が内申点に加点される制度があるため早めに英検5級を取得しておくことで受験に有利に働きます。
英検5級に合格する人の特徴
英検5級に合格する人には共通した特徴があります。
まず基本的な英単語をしっかり暗記している人です。英検5級では約600語の単語が必要とされますがこれらの単語を音とともに覚えている受験者は高得点を取りやすい傾向にあります。
次にリスニング対策を重点的に行っている人です。英検5級のリスニング問題は日常的な身近な話題が中心でゆっくりとした速度で読まれますが英語の音に慣れていないと正答率が下がります。音声教材を繰り返し聞き自分で発音練習をしている人は合格しやすいです。
また問題形式に慣れている人も合格率が高いです。過去問題集を使って実際の試験形式を理解しマークシート形式に慣れておくことで本番で落ち着いて解答できます。英検5級は基本的な問題が多くひねった問題は少ないため問題形式を理解していれば得点しやすい試験です。
まとめ
今回は英検5級の合格率について世代別の詳細や合格のポイントを解説しました。英検5級の合格率についてのまとめは以下のようになります。
英検5級は英語学習の最初の目標として最適な試験です。合格率は約80%と高く正しい学習方法で取り組めば小学生でも中学生でも充分に合格できる試験です。
基本的な単語と文法をしっかり押さえリスニング対策を行い問題形式に慣れることで合格の可能性は大きく高まります。英検5級の合格を目指してぜひ計画的に学習を進めてください。