英検準2級の合格率はどれくらい?一次試験と二次試験の合格率を徹底解説!

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英検準2級の合格率はどれくらいなのか英検準2級の合格率を解説します。

英検準2級の合格率を世代別に小学生や中学生や高校生においては高校1年生や高校2年生ごとの合格率や社会人の方ごとに紹介します。

また、英検準2級の一次試験と二次試験の面接のそれぞれの合格率は何%なのかを英検コーチの講師が2025年度の最新の統計から徹底解説していきます。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。

英検準2級の合格率

結論から述べると英検準2級の合格率は一次試験が約30%、二次試験が約80%です。

日本英語検定協会は2016年以降合格率を公表していませんが、2015年までのデータによると英検準2級の一次試験合格率は30%前後となっていました。

つまり英検準2級の一次試験は約3人に1人しか合格できない試験であり、決して簡単な試験ではないことがわかります。

一方で英検準2級の二次試験の合格率は80%前後と比較的高い水準を保っています。

このことから英検準2級は一次試験に合格できれば二次試験も高い確率で突破できる試験だと言えます。

英検準2級の1次試験と2次試験の合格率

英検準2級の一次試験と二次試験では合格率に大きな差があります。

一次試験の難関を突破した受験者は二次試験でも高い合格率を維持しているのが特徴です。

英検準2級の1次試験の合格率

英検準2級の一次試験の合格率は約30%です。

一次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3つの技能が試されます。

満点が1800点で合格基準スコアは1322点となっており、各技能で600点ずつ配点されています。

一次試験の合格率が30%という数値は、約3人に1人しか合格できないことを意味しています。

この合格率の低さから英検準2級は高校中級程度の英語力が求められる本格的な試験であることがわかります。

英検準2級の2次試験の合格率

英検準2級の二次試験の合格率は約80%です。

二次試験は面接形式のスピーキングテストで、満点が600点で合格基準スコアは406点となっています。

一次試験に比べて二次試験の合格率が大幅に高い理由は、一次試験を突破した受験者がすでに高い英語力を持っているためです。

二次試験では面接委員とのやり取りを通じて英語でのコミュニケーション能力が評価されます。

一次試験に合格できた実力があれば、二次試験対策をしっかり行うことで合格できる可能性は非常に高いと言えます。

▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

世代別の英検準2級の合格率を解説

英検準2級の合格率は世代によって異なる傾向があります。

それぞれの世代における英語学習の環境や目的が異なるため、合格率にも差が生まれるのです。

高校生の英検準2級の合格率

高校生の英検準2級の合格率は全体平均である30%と同程度かやや高いと予測されます。

英検準2級は高校中級程度のレベルとされているため、高校生にとっては学校で学習する内容と重なる部分が多くあります。

そのため学校の授業内容をしっかりと理解していれば合格に近づくことができます。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

ただし、特に高校生において1日30分でも英検準二級のための勉強時間を毎日取れれば英検準2級に合格する人は高校1年生でも高校2年生でもたくさん存在するので、学校の勉強に加えてリスニングおよびライティングを自分で鍛えることができれば合格できる可能性は大幅に上がります。

特に大学入試を見据えて英検を受験する高校生が多いため、計画的に対策を行っている受験者が多いのも特徴です。

中学生の英検準2級の合格率

中学生の英検準2級の合格率は全体平均より若干低く、25%から30%程度と予測されます。

英検準2級は高校中級程度のレベルであるため、中学生にとっては学校で習っていない内容も含まれています。

そのため中学生が合格するためには学校の授業以外に追加の学習が必要となります。

しかし英検3級に合格している中学生であれば、基礎的な英語力は身についているため適切な対策を行えば合格は十分可能です。

塾や英会話教室で英検対策を受けている中学生は合格率が高くなる傾向にあります。

小学生の英検準2級の合格率

小学生の英検準2級の合格率は非常に低いと予測されます。

英検準2級は高校中級程度のレベルであり、小学生が合格するには相当な英語学習の積み重ねが必要です。

英会話教室に長年通っている小学生や帰国子女などは合格する可能性がありますが、一般的な小学生にとっては非常に難易度の高い試験となります。

小学生で英検準2級に挑戦する場合は、まず英検3級レベルの基礎をしっかり固めることが重要です。

焦らずに段階的にレベルアップを目指すことで、将来的に英検準2級合格への道が開けます。

社会人の英検準2級の合格率

社会人の英検準2級の合格率は受験動機によって大きく異なります。

仕事で英語が必要な社会人や自己啓発として英語学習に取り組んでいる社会人は、計画的に学習を進めるため合格率が高い傾向にあります。

一方で学生時代から英語学習のブランクがある社会人にとっては、基礎からやり直す必要があるため合格までに時間がかかることがあります。

社会人は仕事との両立が課題となりますが、限られた時間の中で効率的に学習を進めることで合格を目指すことができます。

英検準2級は履歴書に記載できる資格であり、キャリアアップにも役立ちます。

大学生の英検準2級の合格率

大学生の英検準2級の合格率は比較的高いと予測されます。

大学生は高校までの英語学習の蓄積があり、また大学入試を経験しているため一定の英語力を持っています。

就職活動を見据えて英検準2級を受験する大学生も多く、目標が明確なため合格率が高くなる傾向にあります。

大学によっては英検準2級取得者に単位を認定する制度もあるため、受験する動機付けが強いのも特徴です。

大学生は時間的な余裕もあるため、計画的に学習を進めることで合格を目指すことができます。

英検準2級の合格点

英検準2級の合格点は一次試験が1322点、二次試験が406点です。

英検ではCSEスコアという独自の採点方式が採用されており、受験者自身が正答数から正確なスコアを推定することはできません。

一次試験は満点が1800点でリーディング、ライティング、リスニングの3技能がそれぞれ600点ずつ配点されています。

合格基準スコアの1322点を獲得するためには各技能でバランスよく得点する必要があります。

二次試験は満点が600点でスピーキング能力が評価され、合格基準スコアは406点です。

CSEスコアでは各スキルのスコアが均等に配分されるように調整されているため、特定の技能だけが極端に低いと合格が難しくなります。

そのため英検準2級に合格するためには全ての技能をバランスよく伸ばすことが非常に重要です。

▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検準2級の合格率とレベルをTOEICを比較

結論として、英検準二級のレベルはTOEICでは225点から400点に相当します。

英検準2級はCEFRでA2レベルに相当し、TOEICでは225点から400点程度に換算されます。

英検準2級合格者のTOEIC平均スコアは約392点とされています。

英検準2級の合格率が約30%であるのに対し、TOEICは合格不合格ではなくスコアで評価される試験です。

TOEICは990点満点の試験で日本人受験者の平均スコアは550点から600点程度となっています。

英検準2級レベルのTOEIC400点は平均よりも低いスコアであり、履歴書に記載できる目安とされる600点にはまだ届いていません。

英検準2級は日常生活に必要な英語力を測る試験であるのに対し、TOEICはビジネスシーンでの英語力を測定する試験です。

そのため学生にとっては英検準2級の方が身近な内容で対策しやすいと言えます。

英検準2級の合格率とレベルをTOEFLと比較

英検準2級とTOEFLも試験の目的が異なりますが、換算表を通じて両者のレベルを把握することができます。

英検準2級はTOEFL iBTで45点未満程度に相当すると言われています。

TOEFLは120点満点の試験で主に海外留学を目指す人が受験する試験です。

日本人受験者のTOEFL平均スコアは約70点とされており、英検準2級レベルではTOEFLで十分なスコアを獲得するのは難しいと言えます。

TOEFLは英検準2級よりもはるかに難易度が高く、アカデミックな内容が中心となっています。

大学進学や留学を目指す場合はTOEFL80点以上が一般的な目安とされています。

英検準2級合格後にさらに英語力を伸ばし、英検2級や準1級を目指すことでTOEFLでも高いスコアを獲得できるようになります。

▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検準2級を受験した方がいいのはこんな人

英検準2級は高校生や大学受験を控えた中学生におすすめの資格試験です。

高校入試や大学入試で優遇措置を受けられる学校が多く、英検準2級を取得しておくことで受験を有利に進めることができます。

また就職活動を控えた大学生にとっても英検準2級は英語力をアピールできる資格となります。

英検3級に合格し、次のステップとして英語力を向上させたいと考えている人にも適しています。

社会人で基礎的な英語力を身につけたいと考えている人や、英語学習を再開したいと思っている人にもおすすめです。

英検準2級は日常生活に必要な英語を理解し使用できるレベルであるため、実用的な英語力を身につけたい全ての人に適した試験と言えます。

英検準2級に合格する人の特徴

英検準2級に合格する人にはいくつかの共通した特徴があります。

まず語彙力をしっかりと身につけている人が合格しています。

英検準2級では2600語から3600語程度の単語が必要とされるため、単語帳を使って計画的に暗記している人が多いです。

また各技能をバランスよく学習している人も合格率が高くなります。

リーディング、ライティング、リスニングのどれか一つが極端に弱いと合格が難しくなるため、全ての技能を均等に伸ばす努力をしています。

過去問や問題集を繰り返し解いて試験形式に慣れている人も合格しやすい傾向にあります。

試験の出題傾向を理解し、時間配分を把握することで本番でも実力を発揮できるのです。

継続的に英語学習に取り組んでいる人も合格する可能性が高くなります。

短期間の詰め込み学習よりも、毎日コツコツと学習を積み重ねることが合格への近道です。

英検準2級の二次試験の面接で合格する人の特徴

英検準2級の二次試験で合格する人にも特徴的なパターンがあります。

まず一次試験に合格した時点で基礎的な英語力が身についている人は二次試験でも高い合格率を示します。

面接練習を十分に行っている人も合格しやすくなります。

学校の先生や英会話教室の講師に協力してもらい、実際の面接形式で練習を重ねることで緊張感を和らげることができます。

質問に対して積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢も重要です。

完璧な英語を話そうとするよりも、多少のミスがあっても自分の意見を伝えようとする姿勢が評価されます。

基本的な接続詞や表現を使いこなせる人も合格率が高くなります。because、and、so、butなどの接続詞を適切に使うことで、論理的な説明ができるようになります。

パッセージの音読練習をしっかり行っている人も高い評価を得られます。

まとめ

今回は英検準2級の合格率について世代別に解説しました。

英検準2級の合格率についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 英検準2級の合格率は一次試験が30%、二次試験が80%
  • 英検準2級は高校中級程度のレベルで約3人に1人が合格する試験
  • 一次試験に合格できれば二次試験も高い確率で突破できる
  • 英検準2級はTOEIC400点程度、TOEFL45点未満程度に相当

英検準2級は決して簡単な試験ではありませんが、正しい方法で計画的に学習を進めることで合格を目指すことができます。参考書や問題集で英検準2級の問題に慣れることで合格率は大きく向上します。

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