英検準二級の合格点と合格ラインを解説!何割で合格できるかも解説!

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英検準二級の合格点を技能別にリーディングの合格点、リスニングの合格点、ライティング(英作文)の合格点、スピーキング(面接)の合格点ごとに解説します。また英検準二級の1次試験の合格点と2次試験の合格点も解説します。

また英検準二級のCSEスコアでの合格点から何割で合格できるかの具体的な合格点数も実際のデータを元に解説します。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。

英検準2級の1次試験と2次試験の合格点と合格ライン

英検準2級は一次試験と二次試験の二段階で構成されており、それぞれに異なる合格基準が設けられています。一次試験ではリーディング、リスニング、ライティングの3技能が評価され、二次試験では面接形式でスピーキング能力が測定されます。

一次試験の合格率は約35%となっており、3人に1人程度しか合格できない難関となっています。一方で二次試験の合格率は約80%と高く、一次試験さえ突破できれば合格に大きく近づくことができます。

英検準2級の1次試験の合格点と合格ライン

英検準2級の一次試験における合格点は1800点満点中1322点です。これは全体の約73%に相当する点数となります。この点数はCSEスコアと呼ばれる独自の採点方式で算出されます。

一次試験はリーディング、リスニング、ライティングの3つの技能でそれぞれ600点満点となっており、合計1800点満点で評価されます。各技能が均等に配点されているため、バランスよく得点することが重要です。

ただし実際の正答率で考えると、各技能で60%から70%程度の正答率があれば合格ラインに到達できる可能性があります。CSEスコアの特性上、問題の難易度によって配点が変動するため、単純な正答数だけでは合否を判断できない点に注意が必要です。

英検準2級の2次試験の合格点と合格ライン

英検準2級の二次試験における合格点は600点満点中406点です。これは全体の約67%に相当します。二次試験は面接形式で実施され、スピーキング能力が総合的に評価されます。

二次試験の合格率は約80%と非常に高く、一次試験を突破した受験生の5人に4人が合格しています。このことから一次試験対策に十分な時間を割くことが、英検準2級合格への近道となります。

面接では音読、イラストの描写、質疑応答などが出題されます。事前に対策を行い、面接の流れに慣れておくことで合格の可能性を大きく高めることができます。

英検準2級の合格点とCSEスコアの関係

英検準2級でCSEスコアを使った場合の合格点は一次試験が1800点満点中1322点、二次試験が600点満点中406点です。これらの合格基準スコアは試験回によって変動することなく固定されています。

一次試験の1322点という合格点は全体の約73%に相当します。内訳としてはリーディングが600点、リスニングが600点、ライティングが600点の合計1800点満点となっており、この3技能の合計で1322点以上を獲得すれば合格です。

二次試験の406点という合格点は全体の約67%に相当します。面接での評価が600点満点で採点され、406点以上を取得すれば二次試験合格となります。一次試験と二次試験のCSEスコアは完全に独立しているため、一次試験の点数が二次試験の合否に影響することはありません。

CSEスコアの重要なポイントは、各技能の配点が均等である点です。つまりリーディング、リスニング、ライティングがそれぞれ同じ600点という配点になっているため、どの技能も同じ重要度で評価されます。

そのため一つの技能だけが突出して高得点でも、他の技能で極端に低い点数を取ると合格ラインに到達できない可能性があります。

▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検準2級の合格点に必要な正答数

英検準2級に合格するために必要な正答数は、厳密には回によって変動します。しかし過去のデータから大まかな目安を知ることは可能です。

一次試験全体では、リーディング37問、リスニング30問の合計67問が出題されます。これに加えてライティングが1問出題されます。過去の受験者データを分析すると、リーディングとリスニングで合わせて40問から45問程度の正答があれば、ライティングで標準的な得点を取ることで合格ラインに到達できる可能性が高いです。

ただし重要なのは、正答数よりもCSEスコアでの得点です。例えばリーディングとリスニングで30問程度しか正解できなくても、ライティングで高得点を取れば合格することもあります。逆に筆記とリスニングで65%以上正解していても、ライティングの得点が低ければ不合格になることもあります。

英検準2級の技能別の合格点と合格ライン

英検準2級では各技能がそれぞれ600点満点で評価されます。合格するためには3技能の合計で1322点以上を獲得する必要があります。

各技能の目標点は受験者の得意不得意によって調整が可能です。例えばリスニングが苦手な場合は、リーディングやライティングで多めに得点を稼ぐという戦略も有効です。ただし一つの技能が極端に低いと、他の技能で補うのが難しくなります。

英検準2級のリーディングの合格点と合格ライン

リーディングセクションは600点満点で、全37問が出題されます。合格ラインに到達するためには、概ね60%から70%程度の正答率が必要です。

リーディングでは語彙問題、文法問題、長文読解問題が出題されます。特に長文読解では時間配分が重要となり、効率的に問題を解く能力が求められます。目標としては37問中20問から25問程度の正答を目指すとよいでしょう。

リーディングの得点を上げるには、まず英検準2級レベルの単語を確実に覚えることが重要です。でる順パス単などの単語帳を使用して、重要度の高い単語から順に覚えていくことで効率的に語彙力を強化できます。

英検準2級のリスニングの合格点と合格ライン

リスニングセクションは600点満点で、全30問が出題されます。会話文の問題が20問、長文の問題が10問という構成になっています。

リスニングで合格ラインに到達するためには、70%から80%程度の正答率が理想的です。つまり30問中21問から24問程度の正答を目指すことになります。リスニングは一問あたりのCSEスコアへの影響が大きいため、できるだけ多く正答することが重要です。

ただし正しいやり方で勉強すると高校生でも英検準2級に合格する人は高校1年生でも高校2年生でもたくさん存在するので、学校の勉強に加えてリスニングおよびライティングを自分で鍛えることができれば合格できる可能性は大幅に上がります。

英検準2級のライティングの合格点と合格ライン

ライティングセクションは600点満点で、問題は1問のみです。しかしこの1問が全体の3分の1を占めるため、非常に重要なセクションとなります。

ライティングは内容、構成、語彙、文法の4つの観点から評価されます。各観点が0点から4点の5段階で採点され、合計16点満点となります。この素点がCSEスコアに換算されて600点満点で評価されます。

合格するためには16点満点中10点から12点程度を目標とするとよいでしょう。ライティングで高得点を取るには、事前に自分なりの解答の型を作っておくことが効果的です。構成をパターン化しておくことで、本番でも落ち着いて解答できます。

英検準2級の面接およびスピーキングの合格点と合格ライン

二次試験の面接は600点満点中406点が合格ラインです。これは約67%に相当します。面接では音読、イラストの描写、質疑応答が出題され、発音、語彙、文法、コミュニケーション能力などが総合的に評価されます。

面接の合格率は約80%と高いため、基本的な対策をしっかり行えば合格できる可能性は高いです。ただし本番での緊張が最大の敵となるため、事前に模擬面接などで練習しておくことが重要です。

面接対策では、質問に対する答え方のパターンを覚えておくことが効果的です。また普段からシャドーイングなどで英語の発音に慣れておくことで、面接本番でも自信を持って話すことができます。

英検準2級の合格ラインと他の試験を比較

英検準2級のレベルを理解するために、他の英語試験との比較を見ていきます。英検準2級は高校中級レベルとされており、日常生活で必要な英語を理解し使用できる力が求められます。

英検準2級の合格点とTOEICスコアを比較

英検準2級はTOEICスコアでいうと400点から500点程度に相当するとされています。TOEICは主にビジネス英語に焦点を当てていますが、英検準2級は日常会話や学校での英語使用を重視している点が異なります。

TOEICでは主にリスニングとリーディングが測定されますが、英検準2級ではライティングとスピーキングも含まれるため、4技能をバランスよく伸ばす必要があります。そのため英検準2級の合格を目指すことで、総合的な英語力を身につけることができます。

英検準2級の合格点とTOEFLスコアを比較

英検準2級はTOEFLのiBTテストで30点から40点程度に相当します。TOEFLはアカデミックな英語能力を測定するテストであり、大学レベルの講義や教材を理解する力が求められます。

英検準2級はTOEFLと比較すると基礎的なレベルですが、高校生にとっては適切な目標となります。英検準2級に合格することで、将来的にTOEFLやIELTSなどのより高度な試験にチャレンジする基礎を築くことができます。

▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検準2級の合格点ギリギリでも合格できる?

結論から述べると英検準2級では合格点ギリギリでも十分合格できます。CSEスコアで1322点ちょうどでも、1500点でも、合格は合格であり差はありません。

実際の受験データを見ると、リーディングとリスニングで40%台の正答率でも、ライティングで高得点を取って合格した例があります。また逆に筆記とリスニングで65%以上正解していてもライティングの得点が低く不合格になった例もあります。

重要なのは3技能の合計点数です。一つの技能で失敗しても、他の技能で補うことができます。そのため得意な技能を伸ばしつつ、苦手な技能も最低限の得点を確保する戦略が有効です。

▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検準2級の合格点に到達するための勉強法

英検準2級の合格点に到達するためには、効率的な勉強法を実践することが重要です。ただ漫然と勉強するのではなく、各技能の特性を理解した上で対策を進める必要があります。

リスニング対策では音声知覚と意味理解を分けて考えることが重要です。まずディクテーションやシャドーイングを通じて、英語の音を正確に聞き取る力を養います。その上で意味を理解する練習を重ねることで、リスニング力を効果的に向上させることができます。

ライティング対策では自分なりの解答の型を作ることが効果的です。序論、本論、結論という基本的な構成を身につけ、よく使う表現をストックしておくことで、本番でもスムーズに解答できます。語数は50語から60語が目安となるため、事前に練習しておくことが大切です。

英検準2級の合格点を取る人の特徴

英検準2級に合格する人には共通する特徴があります。まず3技能をバランスよく学習している点が挙げられます。得意な技能だけでなく、苦手な技能にもしっかり取り組むことで、総合点を確実に伸ばしています。

また合格者の多くはリスニングとライティングに力を入れています。学校の授業だけではこれらの技能を十分に鍛えることが難しいため、自主的に問題集を解いたり、オンライン英会話を活用したりしています。

特にリスニングは毎日継続して取り組むことで着実に力がつきます。

さらに合格者は過去問演習を徹底的に行っています。英検には独特の出題形式があるため、過去問に慣れることで時間配分や解答のコツをつかむことができます。本番の2週間前までには、過去問で安定して合格点を取れるレベルまで仕上げることが理想的です。

英検準2級の合格ラインに届かない人の共通点

英検準2級の合格ラインに届かない人にも共通する特徴があります。最も多いのは特定の技能だけに偏った学習をしている点です。例えばリーディングは得意でもリスニングやライティングが苦手という場合、合格は難しくなります。

また語彙力不足も不合格の大きな原因です。英検準2級では2600語から3600語程度の語彙が必要とされますが、この語彙を十分に習得できていないと、リーディングでもリスニングでも理解が追いつきません。単語学習を後回しにせず、早い段階から取り組むことが重要です。

さらにライティングの対策不足も見られます。ライティングは配点が大きいにもかかわらず、対策が後回しになりがちです。しかしライティングこそが合否を分ける鍵となるため、早めに対策を始め、複数の解答例を書いて練習することが必要です。

英検準2級の合格ラインに必要な勉強時間

英検準2級の合格に必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。英検3級に合格している人であれば、1ヶ月から3ヶ月程度の集中的な学習で合格を目指すことができます。

1日の学習時間としては、最低でも1時間から2時間程度は確保したいところです。特にリスニングは毎日継続することが重要なため、30分程度はリスニング練習に充てることをおすすめします。ライティングは週に2回から3回程度、実際に文章を書く練習をすることが効果的です。

ただし時間をかければよいというものではありません。効率的な学習方法を実践することで、短期間でも合格を目指すことができます。

まとめ

今回は英検準2級の合格点と合格ラインについて詳しく解説しました。英検準2級の合格点についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 英検準2級の合格点は一次試験が1800点中1322点、二次試験が600点中406点です
  • 英検準2級の一次試験の合格率は約35%、二次試験の合格率は約80%となっています
  • 英検準2級はリスニングとライティングの対策が合格の鍵を握ります

英検準2級は正しい対策を行えば確実に合格できる試験です。自分の得意技能を伸ばしつつ、苦手技能も最低限のレベルまで引き上げることで、合格に近づくことができます。この記事で紹介した情報を参考に、効率的な学習を進めていってください。

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