英検4級の合格点と合格ラインを解説!何割で合格できるかも解説!

本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます

英検4級の合格点を技能別にリーディングの合格点、リスニングの合格点、ライティング(英作文)の合格点、スピーキング(面接)の合格点ごとに解説します。また英検4級の1次試験の合格点と2次試験の合格点も解説します。また英検4級のCSEスコアでの合格点から何割で合格できるかの具体的な合格点数も実際のデータを元に解説します。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。

英検4級の合格点と合格ライン

結論から述べると英検4級の合格点はCSEスコアで622点です。これは1000点満点中の622点であるため、約62%の得点率が必要になります。

英検4級の合格率は約70%とされており、しっかりと対策を行えば十分に合格できる試験です。2015年に最後に公表された公式データでは合格率が69.9%でしたが、現在もこの数値から大きく変動していないと考えられます。

つまり10人受験すれば7人が合格できる計算になるため、中学2年生レベルの英語力を身につけて適切な試験対策を行えば合格は十分に狙える試験です。ただし逆に言えば3割の受験者が不合格になるため、油断は禁物です。

英検4級の合格点とCSEスコアの関係

英検4級の合格点はCSEスコアで622点と定められています。CSEスコアは1000点満点で計算され、この622点を超えることが合格の条件となります。

CSEスコアの内訳を見ると、リーディングが500点満点、リスニングが500点満点となっており、この2つの技能の合計で1000点満点という構成です。つまりリーディングとリスニングがそれぞれ同じ配点の重みを持っています。

合格に必要な622点という数字は、1000点満点の約62%に相当します。このため一般的には6割以上の得点が合格ラインと言われています。

ただしCSEスコアでは各技能が均等に配分されているため、どちらか一方の技能だけで高得点を取っても合格は難しくなります。例えばリーディングで500点満点を取っても、リスニングが122点以下であれば合計が622点に届かず不合格となってしまいます。

英検4級の合格点に必要な正答数

英検4級で合格するために必要な正答数の目安は全65問中40問から42問程度です。これは正答率にすると約62%から65%に相当します。

具体的なデータを見ると、65問中45問以上正解した受験者はほぼ全員が合格しています。また43問から44問正解した場合の合格率は約92%、41問から42問正解した場合の合格率は約80%となっています。

一方で39問から40問正解の場合は合格率が約50%まで下がり、37問から38問正解では合格率が約20%となります。さらに35問正解で合格した事例もありますが、これは非常にレアなケースです。

安全圏としては42問以上の正解を目指すことをおすすめします。ただしリーディングとリスニングの得点バランスによっても合否が変わってくるため、両方の技能でバランスよく得点することが重要です。

英検4級の技能別の合格点と合格ライン

英検4級の技能別の合格点と合格ラインをリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングごとに解説します。

英検4級のリーディングの合格点と合格ライン

英検4級のリーディングセクションは全35問で構成されており、CSEスコアでは500点満点となっています。合格に必要な目安としては35問中13問以上の正解が必要です。

リーディングセクションは短文の語句空所補充が15問、会話文の文空所補充が5問、日本文付き短文の語句整序が5問、長文の内容一致選択が10問という構成になっています。特に短文の語句空所補充では英検4級レベルの単語力が試されるため、語彙力の強化が不可欠です。

過去のデータを分析すると、リーディングで27問正解してもリスニングの得点が低ければ不合格になるケースがあります。一方でリーディングが18問正解でもリスニングで高得点を取れば合格できる可能性があります。

つまりリーディングセクションだけで合否が決まるわけではありませんが、最低でも13問以上は正解しておきたいところです。理想的には20問以上正解できれば合格にかなり近づきます。

英検4級のリスニングの合格点と合格ライン

英検4級のリスニングセクションは全30問で構成されており、CSEスコアでは500点満点となっています。合格に必要な目安としては30問中27問程度の正解が推奨されます。

リスニングセクションは会話の応答文選択が10問、会話の内容一致選択が10問、文の内容一致選択が10問という構成です。音声は全て2回繰り返して流れるため、1回目で聞き取れなくても2回目で確認できるチャンスがあります。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

正しいやり方でリスニングの勉強を継続すれば中学生でも高得点を狙うことは十分可能です。学校の授業ではリスニング対策が不十分なことが多いため、自宅で英検の過去問音源を使って耳を鍛える練習を重ねることで合格の可能性は大幅に上がります。

リスニングはリーディングよりも1問あたりのCSEスコアへの影響が大きいため、高得点を取ることが合格への近道になります。ただしリスニングで22問正解しても不合格になったケースもあるため、リーディングとのバランスも意識する必要があります。

▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検4級の合格点ギリギリでも合格できる?

英検4級の合格点ギリギリでも合格することは十分に可能です。実際に65問中35問正解という正答率54%で合格した事例も報告されています。

ただしこのような合格例は非常にレアなケースであり、リーディングとリスニングの得点配分が偶然うまくいった場合に限られます。合格点ギリギリを狙うのではなく、確実に合格するために42問以上の正解を目指すべきです。

CSEスコアの特性上、素点での正答数が同じでも試験回によってCSEスコアが変動します。そのため40問正解で合格できる回もあれば、43問正解でも不合格になる回もあります。

安全に合格するためには正答率65%以上を目標にして、リーディングとリスニングの両方でバランスよく得点することが重要です。どちらか一方だけが極端に高くても、もう一方が低すぎると合格ラインに届かない可能性があります。

▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検4級の合格点に到達するための勉強法

英検4級の合格点に到達するための効果的な勉強法は、まず英検4級レベルの単語を確実に覚えることです。必要な語彙数は約600語から1300語とされており、この範囲の単語を理解していれば問題の大部分が解けるようになります。

次に過去問演習を繰り返し行うことが重要です。英検の公式サイトには過去問が公開されているため、それらを活用して問題形式に慣れておきましょう。特にリーディングの長文問題は時間配分が重要になるため、35分という制限時間内に解き終える練習が必要です。

リスニング対策としては毎日英語の音声を聞く習慣をつけることが効果的です。英検の過去問音源を使って、音声を聞きながらシャドーイングする練習を行うと、リスニング力が大きく向上します。

また文法事項についても中学2年生レベルまでの内容をしっかり復習しておくことが大切です。不定詞や動名詞、比較級などの基本的な文法事項が理解できていれば、リーディングの語句整序問題や会話文補充問題で得点しやすくなります。

英検4級の合格点を取る人の特徴

英検4級の合格点を確実に取る人には共通した特徴があります。まず基本的な単語力がしっかりと身についていることが挙げられます。英検4級レベルの単語を見て瞬時に意味が分かる状態になっていれば、リーディングでもリスニングでも有利です。

また過去問演習を十分に行っており、問題形式に慣れている人も合格率が高いです。英検4級には独特の出題形式があるため、初見で解くのと何度も練習した状態で解くのでは、正答率に大きな差が出ます。

さらにリスニングで高得点を取れる人は合格しやすい傾向にあります。リスニングは1問あたりのCSEスコアへの影響が大きいため、リスニングで27問以上正解できれば合格にかなり近づきます。

時間配分を意識して試験に臨める人も合格しやすいです。リーディングを早めに終わらせてリスニングの選択肢を先読みする余裕を作れる人は、リスニングでも高得点を取りやすくなります。

英検4級の合格ラインに届かない人の共通点

英検4級の合格ラインに届かない人には共通した弱点があります。最も多いのが単語力不足です。英検4級レベルの単語を覚えていないと、リーディングの語句補充問題で得点できないだけでなく、リスニングでも話の内容が理解できません。

また過去問演習が不十分で問題形式に慣れていない人も不合格になりやすいです。特に語句整序問題は文法知識と語順の理解が必要なため、練習なしで正解するのは困難です。

リスニング対策を全く行っていない人も合格が難しくなります。学校の定期テストではリスニング問題が出ないことも多いため、英検のために別途リスニング対策を行う必要があります。

時間配分がうまくできず、リーディングに時間をかけすぎてリスニングの準備ができない人も不合格になる傾向があります。リーディングは35分で解き切る練習を重ねて、余った時間でリスニングの選択肢を確認する余裕を作ることが大切です。

▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検4級の合格ラインに必要な勉強時間

英検4級の合格ラインに到達するために必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。中学2年生レベルの学習を終えている場合は、約15時間の対策で合格が見込めます。

15時間というのは1日30分の学習を1か月続けた場合の時間数です。つまり試験の1か月前から毎日コツコツと対策を行えば、十分に合格圏内に入ることができます。

ただし中学2年生レベルの英語力が身についていない場合は、さらに多くの勉強時間が必要になります。特に単語力が不足している人や、リスニングの経験がほとんどない人は、基礎から学び直す必要があるため、2か月から3か月程度の準備期間を見ておくべきです。

効率的に学習を進めるためには、毎日少しずつでも英語に触れることが重要です。週末にまとめて勉強するよりも、毎日30分から1時間程度継続して学習する方が、記憶の定着率が高くなり合格に近づきます。

まとめ

今回は英検4級の合格点について詳しく解説しました。英検4級の合格点についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 英検4級の合格点はCSEスコアで622点であり約62%の得点率が必要です
  • 英検4級は全65問中42問以上正解すれば合格の可能性が非常に高くなります

英検4級は中学2年生レベルの英語力があれば十分に合格できる試験です。しっかりと対策を行って、自信を持って試験に臨んでください。

【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
無料でダウンロードする
【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
無料でダウンロードする