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英検1級の合格点を技能別にリーディングの合格点、リスニングの合格点、ライティング(英作文)の合格点、スピーキング(面接)の合格点ごとに解説します。
また英検1級の1次試験の合格点と2次試験の合格点も解説します。また英検1級のCSEスコアでの合格点から何割で合格できるかの具体的な合格点数も実際のデータを元に解説します。

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘】
これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。
英検1級の合格点と合格ライン
結論から述べると英検1級の合格には一次試験で2028点以上、二次試験で602点以上のスコアが必要です。
英検1級は英検の中で最も難易度が高い級であり、合格するためには相当な英語力が求められます。一次試験では2550点満点中2028点が合格ラインとなっており、得点率にすると約80%に相当します。
二次試験では850点満点中602点が合格ラインとされており、得点率は約70%です。この合格基準は英検協会が定めているもので、これらの点数を超えることで晴れて英検1級合格となります。
英検1級の1次試験と2次試験の合格点と合格ライン
英検1級の1次試験と2次試験の合格点をそれぞれ解説します。
英検1級の1次試験の合格点と合格ライン
英検1級の一次試験における合格点は2028点です。一次試験の満点は2550点であり、リーディング、リスニング、ライティングの3技能で構成されています。
各技能の満点は850点となっており、3技能合計で2550点満点となります。合格するためには全体の約80%に相当する2028点以上を獲得する必要があります。
一次試験の合格率は一般的に10%前後とされており、10人受験すれば8人から9人は不合格になってしまう厳しい試験です。そのため十分な対策なしに合格を目指すのは非常に困難だと言えます。
英検1級の2次試験の合格点と合格ライン
英検1級の二次試験における合格点は602点です。二次試験の満点は850点であり、スピーキング技能のみが測定されます。
合格ラインは満点の約70%に相当する602点となっています。一次試験の合格ラインが80%であるのに対し、二次試験は70%と若干低めに設定されています。
二次試験の合格率について書きます。文書によると二次試験の合格率は60%前後とのことです。
二次試験の合格率は約60%前後とされており、一次試験の10%前後と比較すると大幅に高くなっています。つまり一次試験さえ突破できれば二次試験合格の可能性は高いと言えます。
英検1級の合格点とCSEスコアの関係
英検1級におけるCSEスコアでの合格点は、一次試験が2028点、二次試験が602点です。一次試験は2550点満点、二次試験は850点満点となっています。
一次試験の2550点満点はリーディング850点、リスニング850点、ライティング850点の3技能の合計です。この2550点満点に対して2028点を獲得すれば一次試験合格となり、得点率は約80%となります。
二次試験のスピーキングは850点満点であり、そのうち602点を獲得すれば二次試験合格となります。得点率は約70%となり、一次試験よりも若干低い合格ラインが設定されています。
CSEスコアとはCommon Scale for Englishの略称であり、CEFRに対応したユニバーサルなスコア尺度のことです。このCSEスコアは受験者の正答数をそのまま点数化するのではなく、全受験者の解答状況を統計的に処理した上で算出されます。
そのため同じ正答数でも試験回によってCSEスコアが変動する可能性がありますが、合格基準となるCSEスコア自体は一次試験2028点、二次試験602点で固定されています。

▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検1級の合格点に必要な正答数
英検1級において具体的に何問正解すれば合格できるかは公式に発表されていません。CSEスコアという採点方式により、回ごとの難易度調整が行われるためです。
しかし多くの英検対策塾や合格者のデータから、各技能で素点の約7割以上を獲得すれば合格圏内に入ると考えられています。リーディングは41問中29問程度、リスニングは27問中19問程度の正答が目安となります。
ライティングでは要約問題と意見論述問題の2つが出題されますが、採点基準に沿って適切に記述できれば7割以上のスコアを獲得できる可能性が高まります。ただし実際の合格ラインは試験回によって変動するため、余裕を持った得点を目指すことが重要です。
英検1級の技能別の合格点と合格ライン
英検1級の合格点を技能別にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングのそれぞれごとに解説します。
英検1級のリーディングの合格点と合格ライン
英検1級のリーディング技能における満点は850点です。合格ラインの目安としては、全体で2028点が必要であることから各技能で平均的に約676点を獲得する必要があります。
リーディングセクションは短文の語句空所補充22問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択7問の合計41問で構成されています。このうち約7割にあたる29問程度を正解できれば合格圏内に入ると考えられます。
リーディングで高得点を取るためには、まず語彙力の強化が不可欠です。英検1級では10000語から15000語程度の語彙力が必要とされており、専門的な分野の単語も多数出題されます。
英検1級のリスニングの合格点と合格ライン
英検1級のリスニング技能における満点も850点です。リーディングと同様に各技能で平均的に約676点を獲得することが合格への目安となります。
リスニングセクションは会話の内容一致選択10問、文の内容一致選択10問、Real-Life形式の内容一致選択5問、インタビューの内容一致選択2問の合計27問で構成されています。このうち約7割にあたる19問程度を正解することが求められます。
ただし正しいやり方で勉強すると高校生でも英検1級に合格する人は存在するので、学校の勉強に加えてリスニングを自分で鍛えることができれば合格できる可能性は大幅に上がります。日頃からBBCやCNNなどの英語ニュースを聞いて耳を慣らすことが効果的です。
英検1級のライティングの合格点と合格ライン
英検1級のライティング技能における満点は850点です。ライティングセクションでは要約問題1問と意見論述問題1問の合計2問が出題されます。
要約問題では与えられた英文を読み、その内容を簡潔にまとめる力が試されます。意見論述問題では社会的なトピックについて自分の意見を論理的に展開する力が求められます。
ライティングで高得点を獲得するためには、適切な接続詞を使いこなし文章の論理構成を明確にすることが重要です。また主張と根拠を明確に示し、説得力のある文章を書く練習を重ねることで合格ラインに到達できます。
英検1級の面接およびスピーキングの合格点と合格ライン
英検1級の二次試験におけるスピーキング技能の満点は850点であり、合格点は602点です。得点率にすると約70%となります。
二次試験では5つのトピックから1つを選び、2分間のスピーチを行います。その後面接官からスピーチ内容に関する質問が行われ、即座に論理的な回答をする力が試されます。
スピーキングで合格点を取るためには、日頃から英語で自分の意見を述べる練習を重ねることが不可欠です。特に社会問題や時事問題について英語で意見を言えるように準備しておくことが重要となります。
▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検1級の合格ラインと他の試験を比較
英検1級の合格ラインと他の試験を比較します。
英検1級の合格点とTOEICスコアを比較
英検1級の合格レベルをTOEICスコアに換算すると、870点から970点程度に相当します。TOEICで900点以上を獲得することは非常に難しく、ビジネス英語を十分に使いこなせるレベルを示します。
TOEICは主にリーディングとリスニングの2技能を測定する試験であるため、4技能を測定する英検1級と単純に比較することは困難です。しかし一般的な目安として英検1級合格者はTOEIC900点前後のスコアを取得できる実力があると考えられています。
履歴書でビジネス英語力をアピールできるのがTOEIC800点以上だと言われているため、英検1級合格者は外資系企業や貿易会社などで英語力を活かした仕事ができる人材として評価されます。
英検1級の合格点とTOEFLスコアを比較
英検1級の合格レベルをTOEFL iBTスコアに換算すると、100点から108点程度に相当します。TOEFL iBTの満点は120点であるため、英検1級合格者は満点に近い高いスコアを持つレベルだと言えます。
TOEFL iBT100点以上のスコアは、ハーバード大学やスタンフォード大学といったアイビーリーグへの入学も目指せるレベルです。また外務省を志望する場合もTOEFL iBT100点以上が基準とされています。
英検1級とTOEFLはどちらも4技能を測定する試験ですが、TOEFLの方がよりアカデミックな内容に特化しています。そのため海外大学への留学を目指す場合は英検1級とあわせてTOEFLの受験も検討することが推奨されます。
英検1級の合格点ギリギリでも合格できる?
結論から述べると英検1級は合格点ギリギリでも立派な合格です。一次試験で2028点以上、二次試験で602点以上を獲得できれば、それは紛れもなく英検1級合格者として認定されます。
実は各技能で必ずしも7割以上を取る必要はありません。たとえばリーディングで7割に達していなくても、リスニングやライティングで高得点を取ってカバーできれば全体で合格点に達することができます。
このバランス調整が可能であることは英検の大きな特徴です。自分の得意な技能で点数を稼ぎ、苦手な技能をカバーするという戦略も有効となります。合格点ギリギリでも合格は合格であり、その価値は変わりません。
▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検1級の合格点を取る人の特徴
英検1級の合格点を取る人の特徴として、まず高い語彙力を持っていることが挙げられます。英検1級では10000語から15000語程度の語彙力が必要とされており、合格者はこの膨大な単語を着実に習得しています。
また合格者は英語を大量にインプットし続けている人が多いです。洋書を読んだり英語のポッドキャストを聞いたりすることで、英語に触れる時間を意識的に増やしています。
さらに英語でのアウトプットを繰り返し練習していることも合格者の特徴です。ライティングやスピーキングの対策として、日頃から英語で自分の意見を表現する訓練を積んでいます。こうした地道な努力の積み重ねが合格へとつながります。
英検1級の合格ラインに届かない人の共通点
英検1級の合格ラインに届かない人の共通点として、語彙力不足が挙げられます。英検1級では専門的な分野の単語も多数出題されるため、日常会話レベルの語彙だけでは太刀打ちできません。
また文法や単語だけを機械的に暗記し、実際に英語を使う練習をしていない人も合格が難しくなります。英検1級では読む、聞く、書く、話すという4技能すべてがバランスよく求められるため、インプットだけでなくアウトプットの練習も不可欠です。
さらに独学だけで対策しようとして壁にぶつかる人も多いです。特にライティングやスピーキングは自己採点が難しく、適切なフィードバックを受けることが上達への近道となります。英検を熟知した講師から指導を受けることが合格への鍵となります。
英検1級の合格ラインに必要な勉強時間
英検1級の合格ラインに到達するために必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。英検準1級を既に持っている人であれば、追加で300時間から500時間程度の学習が目安となります。
一方で英検2級レベルから英検1級を目指す場合は、1000時間以上の学習時間が必要になることもあります。毎日2時間勉強したとしても1年以上かかる計算となり、長期的な学習計画が求められます。
効率的に学習を進めるためには、自分の弱点を把握し重点的に対策することが重要です。リーディングが苦手ならば語彙力強化に時間を割き、リスニングが苦手ならば毎日英語の音声を聞く習慣をつけることで合格への道が開けます。
まとめ
今回は英検1級の合格点について詳しく解説しました。英検1級の合格点についてのまとめは以下のようになります。
英検1級は確かに難易度の高い試験ですが、適切な対策を行えば合格は決して不可能ではありません。
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