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共通テスト英語での得点目標に応じて、満点を狙う勉強法から9割、8割、7割、6割を目指す人それぞれに適した共通テスト対策におすすめの勉強法を紹介します。
さらに、分野ごとに「英語長文」「英文法」「リスニング」それぞれの共通テスト対策の勉強法も詳しく解説します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長「竹本明弘」
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきただけでなく英検準一級合格者を1200名以上輩出してきました。その中で共通テストで9割以上を取った生徒もたくさんおり、実際に指導する中でゼロからでもリスニング、リーディング両方9割まで到達した共通テスト英語の勉強法や使ってよかった参考書およびおすすめの英語の勉強の順番を解説したいと思います。
共通テストの英語で8割以上を短期間で取るための勉強法
共通テストの英語で8割以上を確実にかつ短期間で取るための勉強法を解説します。
(テーマ:基礎固めと勉強習慣の確立/時間配分:英単語60分・英文法30分)
共通テスト英語で9割を取るための勉強法の出発点は、英単語と英文法の徹底的な基礎固めです。英単語帳は「ターゲット1900(旺文社)」または「システム英単語(駿台文庫)」を使い、1日300語を音読とテストの反復で進めていきます。3分ごとに15単語を声に出し、次の3分でテストを繰り返す勉強法が最も効率的です。英文法は「Next Stage(桐原書店)」または「Vintage(桐原書店)」を使用し、基礎が不安な人は「大岩のいちばんはじめの英文法(ナガセ)」で並行学習を行いましょう。共通テストは基礎の完成度が得点率を左右するため、この1ヶ月で基礎の反復を習慣化してください。
(テーマ:基礎の完成と英文解釈の導入/時間配分:英単語45分・英文法45分・英文解釈30分)
共通テスト英語の勉強法として2ヶ月目は、1ヶ月目に積み上げた単語と文法を活用して英文の構造を理解する段階に入ります。英単語は引き続き「ターゲット1900(旺文社)」を8周目標に進め、英熟語は英文法のイディオム欄を確認するだけで十分です。英文法は「Next Stage(桐原書店)」を2周目に入り、1日30問から40問を解いて間違えた箇所を「大岩の英文法(ナガセ)」で理解し直す勉強法を徹底します。さらに「英文解釈の技術70(桐原書店)」を導入し、1日3題の和訳練習を開始しましょう。共通テストでは長文の正確な読解力が得点源となるため、構文を丁寧に捉えながら訳出練習を進めてください。
(テーマ:和訳力の定着と語彙・熟語の拡充/時間配分:英単語45分・英文解釈45分・英文法30分)
共通テスト英語の得点を一気に上げるためには、2ヶ月目までに培った基礎を使いこなせるようにすることが大切です。英文解釈は「基礎 英文解釈の技術100(桐原書店)」を使い、難易度の高い構文を理解しながら1日3題を目標に進めます。わからない英文は訳文を覚えるつもりで丸暗記し、構造分析を徹底することが勉強法の要です。英熟語は「英熟語ターゲット1000(旺文社)」または「速読英熟語(Z会)」を使用し、文中での使われ方を例文で確認します。英単語は引き続き「ターゲット1900(旺文社)」を活用し、忘れやすい語彙を優先的に復習しましょう。共通テスト英語は知識の「定着」と「正確な理解」が得点に直結します。
(テーマ:共通テスト形式の読解力養成/時間配分:英単語30分・英文解釈60分・長文読解30分)
4ヶ月目は、共通テスト英語の勉強法の中でも最も大切な「実戦型読解力」を養う時期です。共通テストではスピードよりも「段落全体の意味を正確に把握する力」が問われます。【英語の超人になる! アルク学参シリーズ】
改訂第2版 1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディングを解いて、各段落ごとに英語長文を要約する勉強法がおすすめです。英単語は1冊目を総復習し、苦手語彙をリスト化して集中的に覚えましょう。英文法はこれまでの参考書で間違えた箇所を総復習し、知識の抜けをなくすことが重要です。
(テーマ:完成期・総合演習/時間配分:英単語30分・過去問および長文60分)
5ヶ月目は、共通テスト英語で9割を安定して取るための完成期です。読解演習は「【英語の超人になる! アルク学参シリーズ】
改訂第2版 1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング」で1日1題を要約しながら解き、過去問は「共通テスト英語過去問(河合出版)」を週3回ペースで時間を計って取り組みます。ミスをした問題は「なぜ間違えたか」を明確にし、設問の根拠を本文から正確に抜き出す練習を繰り返すことで、本番で安定して9割を狙える力が完成します。
この5段階を1つ1つ進めていくと、これまでの早慶に300名以上私自身が個別指導しながら合格させてきた人たちと同じ学習方法で共通テスト英語に挑むことができるので、間違いなく共通テスト英語で8割以上が取れると思います。
▽もし共通テストの英語も含めて全体の勉強計画を知りたいという方はぜひ下記もチェックしてみてください。

共通テスト英語のリスニング対策におすすめの勉強法
共通テスト英語のリスニング対策におすすめの勉強法を実際にやってよかった勉強法も含めて解説します。
1ヶ月目は単語熟語力の強化と音読スピードの高速化
まず最初の1ヶ月は、共通テスト英語の基礎を固めながら、リスニングの「音声スピードに慣れる耳と口」を育てる時期です。この段階では、『1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リーディング』(アルク)の音声を教材として使用し、スクリプトを見ながらCDのスピードに合わせて音読する練習を繰り返します。
人間は自分の音読スピードより速い音声を「速い」と感じる傾向があるため、まずは音読のスピードを音声と同じに引き上げることがリスニング力を高める第一歩になります。
最初は1問ずつ丁寧に聴き、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認します。その後、スクリプトを見ながら音声と同時に声に出して読むオーバーラッピングを5〜7回繰り返し、発音のリズムやイントネーションを身体で覚え込みます。慣れてきたらスクリプトを外し、音声を追いかけながら真似するシャドーイングに移ります。
これにより、音声スピードに遅れずについていける「英語の処理速度」が身につき、共通テスト英語のリスニングに必要な土台が完成します。
この段階では同時に、語彙力と文法力の基礎も固めておく必要があります。『ターゲット1900』を使って1日300語を音読とテストの反復で学び、『Next Stage』で英文法の基礎を確認し、単語と文法の理解を音声と結びつけながら進めることが重要です。
2~3ヶ目は英熟語力の強化と実践演習
リスニングをただの聞き流しではなく、「文法構造を理解しながら意味を捉える」訓練に切り替えることで、リスニング力が一段と伸びていきます。英熟語は「速読英熟語」で例文ごとに音読し、熟語のまとまりを耳に馴染ませていくと、共通テストの設問中の言い換えにも対応しやすくなります。
3ヶ月目は、共通テスト英語の勉強法の中でも特に成果が出やすい「聞く+読むの同時処理」を鍛える段階です。共通テストでは長文のスピードと正確さが問われるため、耳で聞きながら目で読む練習を行うことで、処理スピードを格段に上げられます。『1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リーディング』(アルク)を使い、音声を聞きながら段落ごとに要約を行いましょう。
音読とリピーティングを組み合わせ、意味を意識した音声再現ができるようにすると、リスニングとリーディングの両方に効果があります。
4ヶ月目は共通テスト英語の本格的な実践演習期間
4ヶ月目は、共通テスト英語の実戦的な勉強法に切り替える時期です。ここからは「時間制限の中で正確に聞き取る力」を鍛え、本番さながらの集中力と持久力を身につけていきます。『共通テスト過去問研究 英語』(河合出版)を使い、週に3回は時間を計ってリスニング問題を解きましょう。
演習後は必ず間違えた問題を分析し、どの要素でミスをしたのかを記録します。
聞き取れなかった音声は「解く→スクリプト確認→オーバーラッピング→シャドーイング→音読」の手順で再訓練し、完全に理解できるまで繰り返します。この徹底復習によって、共通テスト本番で焦らずに処理できる安定したリスニング力が身につきます。
最後の5ヶ月目は、これまでの訓練を本番力に変える総仕上げです。共通テスト英語のリスニングとリーディングを1日1セットずつ通しで解き、時間配分を最適化しながら本番のリズムを掴んでいきます。
解いた後は必ず「根拠を本文のどこで聞き取ったのか・読んだのか」を明確にして、選択肢と本文をセットで確認します。新しい問題に手を出すのではなく、これまでの音声や長文を繰り返し復習し、理解度を100%に高めることが共通テスト英語リスニングの8割突破への最短ルートです。
共通テストの英語長文対策におすすめの勉強法
共通テスト英語の長文対策では、まず「読む速さ」と「内容理解」を両立させることが最重要です。
最初の1〜2ヶ月は、音読中心で基礎を固めましょう。おすすめは『1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リーディング(アルク)』です。
共通テスト英語形式の問題集もしくは過去問を1日1題を使い、段落ごとに「要約」を書き出しながら読んでください。
日本語で50文字程度もメモ書きのような要約で構いません。自分は実際に高校生の時に段落を1つ読み終わるごとに1つずつ要約を書く癖をつけていたら、段々と要約を書かなくても1段落読んだら、要約が頭に浮かぶようになってきました。
最初はゆっくりで構いませんが、音声を使ってオーバーラッピング(音声と同時に音読)→シャドーイング(少し遅れて真似する)を繰り返すと、内容を理解しながら読むスピードが自然に上がります。
共通テストの英語長文の要約練習と音読練習に慣れてきたら、過去問を時間を計って解き、設問の根拠を本文から探す練習をしましょう。
共通テスト英語での高得点を取るためには「どこでそう言われているか」を常に意識することが、読解精度を上げる最大のコツです。
▽英語長文のおすすめの参考書が知りたい方はこちら

共通テストの英文法対策におすすめの英語の勉強法
共通テストの英語の英文法の勉強法は、「理解→確認→反復」の3ステップが基本です。
最初は「大岩のいちばんはじめの英文法(ナガセ)」で1ヶ月かけて全体像を理解し、文法の土台を作ります。次に「Next Stage(桐原書店)」または「Vintage(桐原書店)」を使い、毎日30〜40問ずつ解いてください。
共通テストの英語の英文法の勉強法を実践する上で大事なことは間違えた問題は必ず解説を読み、なぜ誤答したのかを言葉で説明できるようにすることです。特に関係代名詞や関係副詞にて効果があります。
2周目は解答スピードを意識し、共通テストの制限時間内で使える“瞬発力”を鍛えます。さらに、リスニングや音読と並行して学ぶことで、文法知識が実際の英文理解に直結しやすくなります。
▽英文法におすすめの参考書が知りたい方はこちら

共通テストの英語で7割取るための勉強法
共通テストの英語で7割取るための勉強法をリスニングとリーディングのそれぞれに分けて解説します。
共通テスト英語のリーディングで7割取れる勉強法
共通テスト英語で7割を目指す段階では、速読力と情報処理力の両方を鍛える必要があります。これまでの精読練習を経て、3ヶ月目以降は「音読+要約」を中心に進めましょう。『1カ月で攻略!共通テスト英語リーディング』の長文を使い、音声を聞きながら段落ごとに要約を書き、内容を「頭の中で整理しながら読む」習慣をつけます。段落要約の力は、設問の根拠を素早く見つける力に直結します。
さらに、過去5年分の「共通テスト過去問研究(河合出版)」を使用し、週3回は時間を計って本番形式で演習しましょう。毎回の復習では、どの設問にどれだけ時間をかけたかを記録し、設問処理スピードを改善していきます。
最後の1ヶ月は、苦手分野(広告・グラフ問題・意見文など)を重点的に復習し、文章構成のパターンを掴みましょう。これにより、本文を読む前に設問の意図を予測できるようになり、7割ラインを安定して超えられるようになります。
共通テスト英語のリスニングで7割取れる勉強法
共通テスト英語で7割を安定させるには、「構文を理解して聞ける耳」を育てる必要があります。聞き取れても意味が取れない状態を脱却するために、スクリプト分析+構文チェックを毎日取り入れましょう。
「1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング(アルク)」を活用して1日2問のリスニング素材を使い、スクリプトに主語・動詞・目的語をマークし、構造を意識しながらオーバーラッピング→シャドーイングを3セット繰り返します。
教材は「共通テスト過去問研究 英語(河合出版)」または「1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング(アルク)」の音声を活用しましょう。さらに、週に1回は時間を計って模試形式で解き、45分間集中して聞く練習を行うと、本番の持久力もつきます。
この段階では、聞き取った内容を「日本語で3行に要約する」練習も効果的です。要約できるということは、意味を理解して聞けている証拠であり、共通テスト英語のリスニングで7割突破の目安になります。
共通テストの英語で6割取るための勉強法
共通テストの英語で6割取るための勉強法を解説します。
共通テスト英語のリーディングで6割取れる勉強法
共通テスト英語のリーディングで6割を取るには、基礎的な語彙・文法力と精読力を同時に伸ばすことが鍵です。
最初の2ヶ月は、『ターゲット1900』で語彙を毎日300語、音読とテストを繰り返して暗記します。共通テストは約80%が中学〜高校基礎語彙で構成されているため、単語帳を1冊完璧にすれば6割までは十分に届きます。
文法は『大岩のいちばんはじめの英文法』で基礎を理解し、その後『Next Stage』を使って1日30〜40問解く流れが理想です。間違えた問題はなぜ誤ったのかを説明できるようにし、「わかる」ではなく「使える」文法力を身につけてください。
長文読解は、『1カ月で攻略!共通テスト英語リーディング(アルク)』を使い、1日1題を時間無制限で丁寧に解きます。文構造を確認しながら精読し、段落ごとに要約を書くと、文の流れを把握する力が養われます。精読力を高めたうえで過去問を解けば、6割は安定して取れるようになります。
共通テスト英語のリスニングで6割取れる勉強法
共通テストのリスニングで6割を取るには、「聞き取れる音を増やすこと」と「選択肢を読める速さを上げること」の2つを意識します。まずは音声スピードに慣れることが最優先です。
1日2問ずつ『1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング(アルク)』の音声を使い、スクリプトを見ながら音読(オーバーラッピング)→スクリプトなしでシャドーイングを繰り返します。1問につき5回以上、同じ音声を使うのがポイントです。同じ英文を繰り返すことで、音のつながりや弱音が自然に聞こえるようになり、聞き取れる範囲が少しずつ広がります。
同時に、「ターゲット1900」などの英単語帳を毎日300語ずつ音読+即答練習し、語彙を「音と意味」で結びつけてください。共通テストのリスニングは、知っている単語しか聞き取れないため、単語の定着が得点の半分を決めます。
共通テスト英語のリスニング演習時は、問題を解いたあとに必ず「どこで聞き取れなかったのか」を振り返り、知らなかった単語・聞き取れなかった音をリスト化して復習します。この基礎反復を1ヶ月続けるだけで、6割の壁を超える感覚が掴めます。
共通テストの英語の勉強法の実践におすすめの参考書一覧
共通テストの英語対策におすすめの参考書をリスニングとリーディングのそれぞれ紹介します。
1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング
1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リスニングは、共通テスト英語のリスニングを4つの設問タイプ別に分析・攻略できる短期完成型の共通テスト英語対策の参考書です。
音声スピードや設問意図に合わせた聞き方のコツと解答手順を示し、英語を「なんとなく聞く」状態から「根拠を持って聞き取る」力へと導きます。1日1テーマ・全20日間のカリキュラムで、共通テスト特有の要約・図表・意見問題にも対応可能です。
共通テスト英語のリスニング対策を効率的に行いたい人に最適な、短期間で得点を伸ばせる参考書です。
1カ月で攻略!共通テスト英語リーディング
共通テスト英語のリーディング問題を1カ月という短期間で攻略できるよう設計された参考書です。
共通テスト英語の各大問の特徴に合わせて、「読む順序」「視線の型」「解く型」など具体的な手順をカラー解説しており、時間内に読み切れない受験生の悩みを解消します。
実際の共通テストの英語の形式とレベルに完全対応しているため、過去問に近い形でリーディング力を実戦的に養成できます。英語リーディングに苦手意識がある人でも、共通テストの英語を20日間で体系的に仕上げられる参考書です。
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▽共通テスト対策のおすすめの勉強法一覧