英検5級のレベルと難易度を解説!技能別に実際のレベルも解説!

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英検5級のレベルを解説します。英検5級は何年生のレベルにあたるのかから英単語や英文法や長文のレベルまで解説します。また英検5級の技能別にリスニング、リーディングそれぞれのレベルも解説します。また他の英語資格のレベルと英検5級のレベルも比較します。

英検コーチ塾長
英検コーチ塾長

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘

これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の実際のレベルや難易度に関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。

英検5級のレベルは中学初級程度

英検5級のレベルは中学初級程度です。

英検協会によると、英検5級は中学初級程度のレベルと位置づけられています。これは英語学習を始めたばかりの人が最初に目指すべき基礎的な級といえます。

英検5級は初めて英語を学ぶ小学生や中学生を主な対象とした試験であり、英語の基礎的な力を測ることを目的としています。家族のことや趣味、スポーツなど身近な話題が出題されるため、日常生活で使う基本的な英語表現を理解していれば十分対応できるレベルです。

中学校で英語の授業が始まったばかりの生徒や、英語が得意な小学生高学年の児童にとって適切な難易度となっています。

英検5級で求められる単語数

英検5級で求められる単語数は約300語から600語です。

英検5級の単語レベルは中学初級程度であり、語数でいうと約300語から600語となります。この単語数は、小学校の外国語活動や中学1年生で学習する単語数とほぼ同じ範囲です。

具体的には、write、make、letter、shirt、weekend、cold、cute、magazine、radio、easyといった基本的な日常単語が中心となります。これらは家庭や学校、地域社会など身近な場面で使われる単語ばかりです。

覚えておくべき単語数は約300語から600語であり、家庭や学校、地域社会や電話、道案内や旅行、自己紹介、趣味など日常的なトピックから出題されます。まだ難しい専門用語や抽象的な表現は含まれていないため、コツコツと基本単語を覚えていけば十分合格圏内に入れます。

英検5級は何年生の英語レベル?

英検5級は中学1年生レベルの英語力に相当します。

英検5級にでてくる文法構造は小学校5年生と6年生が学習するのと同等のかなり基本的なものであり、単語をしっかりおさえれば高得点が狙える試験です。

実際、文法面では小学校高学年で学ぶ内容と重なる部分が多くあります。

ただし公式には中学初級程度とされているため、中学1年生が学習する内容が目安となります。中学校で英語の授業がしっかり理解できているレベルであれば、英検5級の合格は十分に可能です。

小学生でも英語教育を受けている児童や英語に興味を持って学習している児童であれば、十分にチャレンジできる級といえます。

英検5級のレベルはCEFR測定範囲外

英検5級はCEFRのレベル測定範囲外です。

英検協会によると、4級と5級はCEFR算出範囲外であるため、CEFRレベルが表示されません。

CEFRは外国語の習熟度を測る国際基準ですが、A1からC2までの6段階で評価されます。

英検5級は基礎の基礎レベルであるため、CEFRの最も低いA1レベルよりもさらに下の入門段階と位置づけられています。そのため英検5級のスコアをCEFRに換算することはできません。

英検では3級以上になると CEFRレベルが表示されるようになり、国際的な基準で自分の英語力を把握できるようになります。

英検5級の合格率と合格点

英検5級の合格率は約80%です。

英検5級の合格率は80%程度であり、過去に公表されていた2015年度までのデータでは81%から82%程度の合格率でした。

つまり10人受験すれば8人が合格する計算になり、しっかりと準備をすれば合格しやすい級といえます。

英検5級一次試験の合格点は31点 / 50点、得点率62%です。リーディング合計の合格点は10点 / 25点、得点率40%、リスニング合計の合格点は21点 / 25点、得点率84%が目安になります。

英検協会による公式の合格基準は、CSEスコアで419点以上となっています。CSEスコアでの合格点は850点満点中419点以上です。リーディングとリスニングがそれぞれ425点満点であり、両方合わせて419点に達すれば合格となります。

▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

英検5級のレベルを分野別に解説

英検5級は分野ごとに異なる特徴があります。

試験はリーディングとリスニングの2技能で構成されており、それぞれ25問ずつ出題されます。英検5級ではリーディングとリスニングの2つの技能が評価されます。

スピーキングテストも任意で受験できますが、合否判定には影響しません。ただし将来的に上位級を目指す場合の練習として、スピーキングテストを受験しておくことをおすすめします。

各分野の具体的なレベルについて、次の項目で詳しく解説します。

英検5級のリスニングのレベル

英検5級のリスニングは基本的な日常会話を聞き取るレベルです。

リスニングでは3つの大問が出題され、会話の応答文選択、会話の内容一致選択、イラストの内容一致選択の問題が含まれます。すべての音声は2回繰り返されるため、聞き逃しても再度確認できます。

リスニング大問1では、イラスト中の2人の会話を聞いて適切な応答を選びます。大問2では会話を聞いた後、その内容に関する質問に答えます。大問3ではイラストの内容を最もよく表している英文を選びます。

リスニング大問2では、最後に聞こえた選択肢を選べばほとんどの問題が正解できてしまいます。基本的なパターンを理解すれば、高得点を狙いやすい分野です。

英検5級のリーディングのレベル

英検5級のリーディングは基本的な単語と文法を理解するレベルです。

リーディングでは3つの大問が出題され、短文の語句空所補充が15問、会話文の文空所補充が5問、日本文付き短文の語句整序が5問となっています。どの問題も4つの選択肢から適切なものを選ぶ形式です。

大問1では単語や熟語の知識が問われ、大問2では会話の流れを理解する力が試されます。大問3では英語の語順を正しく理解しているかが問われます。

レベルとしては、知識さえあれば誰でも解ける問題です。ひっかけ問題などはありません。基本的な単語と文法を覚えていれば、確実に得点できる内容となっています。

▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。

まとめ

今回は、英検5級のレベルについて体系的に解説しました。

英検5級のレベルについてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 英検5級のレベルは中学初級程度で、必要単語数は300語から600語です。
  • 英検5級の合格率は約80%であり、CSEスコア419点以上で合格となります。

英検5級は英語学習の第一歩として最適な級です。基礎をしっかり固めて、次のステップに進んでいきましょう。

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