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Focus Gold(フォーカスゴールド)のおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。
Focus Gold(フォーカスゴールド)のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみておすすめのFocus Gold(フォーカスゴールド)の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
Focus Gold(フォーカスゴールド)のレベル
Focus Goldフォーカスゴールドのレベルを段階的に解説します。
Focus Gold(フォーカスゴールド)のレベルと難易度
結論として、Focus Goldフォーカスゴールドのレベルや難易度は教科書レベルから難関大学レベルまで幅広くカバーする参考書です。
数学の網羅系参考書として、基礎的な計算問題から入試で問われる応用問題まで体系的に学習できる設計になっています。
Check問題と呼ばれる教科書レベルの問題から始まり、星の数によって難易度が段階的に上がっていく構成となっており、受験生のレベルに応じて使い分けることができます。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
Focus Goldフォーカスゴールドは偏差値40台の受験生から偏差値70を目指す受験生まで幅広く対応できる参考書です。
特に星3から星4の問題が充実しているため、偏差値60から65を目指す受験生にとって最適な教材となっています。
青チャートよりも解説が丁寧でわかりやすいという特徴があるため、数学が苦手な受験生でも取り組みやすい参考書だと言えます。
Focus Gold(フォーカスゴールド)の習熟度別のレベル
Focus Goldフォーカスゴールドの習熟度別のレベルを8段階で解説します。
レベル1は星1から2の例題が8割以上、手を止めずに解けるレベルです。
レベル2は星1から2の練習問題が8割以上、手を止めずに解けるレベルで、このレベルに到達すると偏差値55程度が取得可能になります。
レベル3は星3の例題が8割以上、手を止めずに解けるレベルです。
レベル4は星3の練習問題が8割以上、手を止めずに解けるレベルで、このレベルに到達すると偏差値65程度が取得可能になります。
レベル5は星4の例題が8割以上、手を止めずに解けるレベルです。
レベル6は星4の練習問題が8割以上、手を止めずに解けるレベルで、このレベルに到達すると偏差値67.5程度が取得可能になります。
レベル7はStepUp問題が5割以上、手を止めずに解けるレベルです。
レベル8はStepUp問題が8割以上、手を止めずに解けるレベルで、このレベルに到達すると偏差値70程度が取得可能になります。
▽FocusGold(フォーカスゴールド)と他の数学の参考書のレベルを比較

▽数学のおすすめの参考書をもっと知りたいという方はこちら

Focus Gold(フォーカスゴールド)のおすすめの使い方
Focus Goldフォーカスゴールドのおすすめの使い方を3段階で解説します。
まずは例題にトライして解き方がわかるか確認します。
解き方がわからなければすぐにバツマークをつけて解説を読むようにしてください。
新しい解法パターンや考え方を増やすために学習しているので、知識がない状態で長時間悩むのは非効率です。
解説を読む際はどんな知識があったら解けたかを探すようにしてください。
考え方やFocusと書かれている部分に重要なポイントが書かれているので、マルで囲んだりマーカーで線を引いたりして印をつけると効果的です。
解説を読んだ後に自分で解き直す必要はありません。
短期的にできたところで意味がないですし、解説を丸写しするだけの時間になることが多いからです。
1周目はほとんどの問題ができないのは当たり前なので気にする必要はありません。
例題のあとはすぐ下の練習問題に移ります。
例題で身につけるべき解法パターンが本当に身についているかを確認するためです。
例題が解けなくても練習問題は解けることが多いです。
なぜなら練習問題はほぼ同じ問題であり、例題で解法を短期記憶であっても覚えているからです。
練習問題が解けたらマルマークをつけましょう。
こうして例題にはバツマークがつき、練習問題にはマルマークがつく問題が多いはずです。
そういった問題は復習時は例題だけやればよいので、復習効率がとても高くなります。
マルバツマークをつける際は3日以上あけて復習した場合に限るというルールを守ってください。
3日未満の復習でマルバツをつけてしまうとマルバツに対する信頼感が薄れてしまいます。
長期記憶するためには分散学習がベースとなります。
既習範囲を頭から最後までをやり、再び頭に戻ってくるというサイクルで勉強しましょう。
Focus Goldフォーカスゴールドを進める順番は数1Aから数2BCそして数3の順に進め、再び数1Aに戻るようにします。
すると復習間隔が最大限に空き、自動的に分散学習にもなります。
復習時の優先順位は、未着手問題が最優先、次に一度も解けていない問題、次に何度か周回して解けた問題、最後に一周目で解けた問題という順番です。
一度解けた問題は模試まで放置するくらいの気持ちで、解ける問題を解いている時間を最小限にしてください。
Focus Gold(フォーカスゴールド)の習得にかかる時間
Focus Goldフォーカスゴールドの習得にかかる時間を解説します。
1テーマあたり平均30分が目安となります。
ここでの1テーマとは1例題と1練習問題のセットを意味しています。
解ける問題であれば1テーマ30分以上かかるのは時間がかかりすぎです。
瞬殺できる状態をゴールとすれば、30分以内で解き終わるはずです。
逆に解けなかった問題に1テーマ30分以上かけるのも時間をかけすぎています。
解説を読んで30分経ってもわからないものは、それ以上時間をかけてもわかるようにはならないので、次の周回に回しましょう。
なお1テーマ30分というのはあくまでも平均値です。
数3の重い問題では1テーマ30分以上かかることがありますし、1周目はどうしても30分以上かかることもあるでしょう。
ただし1時間以上はかけすぎですので、1テーマ1時間未満に留めるようにしてください。
StepUp問題については1問20分が目安となります。
Focus Gold(フォーカスゴールド)を使う時の注意点
Focus Goldフォーカスゴールドを使う時の注意点を解説します。
まず集中学習をしないことが重要です。
間隔を置かずに複数回繰り返す勉強を集中学習と言いますが、集中学習は記憶の長期記憶に寄与しないことが科学的にわかっています。
必ず時間を置いて複数回する勉強である分散学習をするようにしてください。
次に一度解けた問題は模試まで放置することです。
最も無駄な時間は解ける問題を解いている時間です。
忘れてしまったのではないかと不安になり、できる問題を短期スパンで復習するという勉強は絶対にしないよう注意してください。
また考え方やFocusの部分をよく読むことも重要です。
解説の考え方やFocusをよく読み、解き方や考え方を理解しましょう。
ただ解き方の手順を暗記するだけでは意味がありません。
さらに細かい計算過程にも注目することが大切です。
解の右側に書かれている小さい文字の解説には、計算過程で気をつけるべきことや解答者が頭の中で考えていることが言語化されています。
Focus Gold(フォーカスゴールド)の特徴
Focus Goldフォーカスゴールドの特徴をいくつか解説します。
Focus Goldフォーカスゴールドの最大の特徴は解説がわかりやすく問題順が秀逸であることです。
青チャートなど他の網羅系問題集より解説が圧倒的にわかりやすいです。
説明だけでなく紙面が見やすいのも特徴となっています。
問題の並べ順も秀逸で、頭から順に解いていくだけで自然と知識が整理されます。
次にまとめコンテンツも充実していることが特徴です。
章末にあるまとめコンテンツも大変優れており、それまでは受験生に任せられていた知識の体系化を参考書が行ってくれます。
例えば因数分解の最後に因数分解のアルゴリズムが載っています。
また整数の最後には整数問題の5分類が載っており、整数問題には5つのパターンがあることをまとめてくれています。
さらにCheck問題で教科書レベルから確認できることも特徴です。
Focus Goldフォーカスゴールドは難しいと思うかもしれませんが、実は各セクションの最初にCheck問題が掲載されており、教科書レベルの簡単な計算問題から確認できます。
このレベルの問題は青チャートやニューアクションレジェンドといった類似問題集には掲載されていません。
Focus Goldフォーカスゴールドのメリット
Focus Goldフォーカスゴールドのメリットをいくつか解説します。
偏差値70まで到達可能な網羅性
Focus Goldフォーカスゴールドだけで偏差値70まで取得可能です。
全統記述模試である河合塾の模試で偏差値70まで到達できるということは、多くの難関大学の合格者平均偏差値を超えることを意味しています。
1冊で基礎から応用まで幅広くカバーしているため、他の参考書に浮気する必要がありません。
StepUp問題まで習得すればほぼすべての大学で合格者の平均偏差値を超えることができます。
問題選定とレベル設計の質の高さ
Focus Goldフォーカスゴールドは教科書傍用問題集の中でも最も問題選定とレベル設計がよい参考書です。
よく出題される典型問題を網羅することをミッションとして作られており、無駄な問題が少ないです。
星の数によって難易度が明確に分かれているため、自分のレベルに合わせて学習を進めることができます。
また各問題の難易度設定が絶妙で、段階的にレベルアップできる構成になっています。
自学自習がしやすい設計
Focus Goldフォーカスゴールドは自学自習がしやすい設計になっています。
解説が丁寧でわかりやすいため、わからない問題があっても解説を読めば理解できることが多いです。
また考え方やFocusの部分に問題を解く上でのポイントが明記されているため、どこに注目すればよいかが明確です。
さらにCheck問題から段階的に難易度が上がる設計になっているため、つまずいたときに戻る場所が明確です。
Focus Gold(フォーカスゴールド)のデメリット
Focus Gold(フォーカスゴールド)をいくつか解説します。
数A分野がわかりづらい
Focus Gold(フォーカスゴールド)に限らず青チャートやレジェンドでも同じなのですが、教科書傍用問題集は典型問題を網羅することをミッションとして作られています。
これは数1から2から3とは非常に相性がよいのですが、数Aのように地道に洗い出す姿勢や実験思考こそが重要な分野では問題があります。
パターン暗記をすることが却って問題への取り組み方を誤らせる危険性があるのです。
本来であれば地道に洗い出す作業が必要なのに、公式などを使ってスマートに答えが出せると思ってしまい、結果的に入試問題に対応できなくなることがあります。
抽象化した解法が載っていない
Focus Goldフォーカスゴールドのような教科書傍用問題集はどうしてもこの問題を解くための解法の暗記に走りがちです。
確かにそれはそれで重要なのですが、より抽象化したこの手の問題を解くための解法を身につけなければ暗記量が膨大になってしまいます。
暗記量が膨大になると大変な上に応用も効きにくくなります。
解説を読む際はこの問題だけを解くための知識ではなく、この手の問題を解くための知識を入れるように意識する必要があります。
StepUp問題の問題数が多い
StepUp問題には欠点があります。
それは問題数が多いということで、実に800問弱の問題が掲載されています。
このうちほぼ例題と同じでやる必要がない問題や、応用性が低く良問とは言えないような問題も含まれています。
すべての問題をやろうとすると時間がかかりすぎるため、問題を選別する必要があります。
Focus Gold(フォーカスゴールド)に関するよくある質問
Focus Gold(フォーカスゴールド)の使い方や選び方に関するよくある質問を紹介します。
- Focus Goldフォーカスゴールドの次に何をやればよいですか?
- Focus Goldフォーカスゴールドの次にやるべき参考書は志望校のレベルによって異なります。
医学部や上位校だったとしても大半の大学はFocus Goldフォーカスゴールドだけで十分で、過去問演習に入ることができます。
しかし最上位校を目指す人や数学で高得点を狙う人、高1から2からしっかり取り組み時間に余裕がある人はスタンダード演習シリーズに入りましょう。
スタンダード演習シリーズを8割以上解ける状態になれば偏差値67.5まで取得可能です。
まずはFocus Goldフォーカスゴールドをしっかり習得してから次のステップに進むことが大切です。
- Focus Goldフォーカスゴールドの章末問題やチャレンジ編はやるべきですか?
- Focus Goldフォーカスゴールドの章末問題やチャレンジ編は基本的にやらなくてもよいです。
章末問題は問題数が少なく難易度も高いので、やったところでどれだけ点数に結びつくかは不明です。
チャレンジ編も不要です。
これらの難易度の問題を解きたいのであれば、StepUp問題まで習得した後にスタンダード演習シリーズをやることをおすすめします。
限られた時間の中で効率的に学習するためには、まずは星4問題までをしっかり習得することが重要です。
- Focus Goldフォーカスゴールドの前に何か参考書をやる必要がありますか?
- Focus Goldフォーカスゴールドの前に他の参考書をやる必要はありません。
Focus GoldフォーカスゴールドのCheck問題には教科書レベルの計算問題や基本問題が掲載されており、教科書レベルから確認できるようになっています。
問題数も必要十分です。
たとえば4ステップや4プロセスなどの計算問題集が学校の課題として出されるから前にやったほうがいいと思うかもしれませんが、これらの問題集では過度に計算問題をさせて非効率です。
Focus Goldフォーカスゴールドに載っている星1から2問題で十分で、速やかに星3問題に入ることをおすすめします。
- Focus Goldフォーカスゴールドは何周すればよいですか?
- Focus Goldフォーカスゴールドは最低でも3周はすることをおすすめします。
1周目は解けることには拘らずにきちんと理解することが重要です。
2回目に解いた時に何も見ずに解けるように自分なりの要点整理を大事にしましょう。
3周目以降はバツマークがついた問題を中心に復習していきます。
何度か繰り返している過程で解けるようになっていくので、焦らずに分散学習を続けることが大切です。
- Focus Goldフォーカスゴールドと青チャートの違いは何ですか?
- Focus Goldフォーカスゴールドと青チャートの最大の違いは解説のわかりやすさです。
Focus Goldフォーカスゴールドのほうが青チャートと比べて解説が圧倒的にわかりやすいという特徴があります。
また紙面の見やすさもFocus Goldフォーカスゴールドのほうが優れています。
ただし青チャートはFocus Goldフォーカスゴールドに載っていない良問を載せていることがあるので、問題選定に関しては素晴らしいです。
習得に時間がかかることを考えると、新たに学習し直す場合や何も持っていない場合はFocus Goldフォーカスゴールドを推奨します。(参考)青チャートの使い方