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速読英単語必修編のおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。
速読英単語必修編のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみておすすめの速読英単語必修編の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
速読英単語必修編のレベル
速読英単語必修編のレベルと難易度を段階的に解説します。
速読英単語必修編のレベルと難易度
結論として、速読英単語必修編のレベルや難易度は共通テストからMARCHレベルの参考書です。
80語から250語程度の英文70本が収録されており、大学受験に必要な長文読解の基礎力を養成できる参考書となっています。
この参考書を使いこなすことで、英語を英語のまま理解する力が身につき、偏差値67.5まで到達することが可能です。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
速読英単語必修編は多読多聴教材として非常に優れた参考書です。システム英単語で2200語程度の語彙力がついている受験生であれば、この参考書を使って英語の語順通りに理解する力を養成できます。共通テストからMARCHレベルの長文がスラスラ読めるようになる段階の参考書だと考えてください。
▽速読英単語必修編と他の大学受験対策の英語の参考書の比較表

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速読英単語必修編の習熟度別のレベル
速読英単語必修編の習熟度別のレベルを3段階で解説します。
レベル1は、リスニングで内容が理解できる段階です。音声を聴いて、英文の内容を正確に把握できるようになります。
レベル2は、パラレルリーディングしながら内容が理解できる段階です。テキストを読みながら音声を聴き、声に出して発音することで、音韻処理の自動化ができている状態を指します。
レベル3は、黙読し日本語を介さず理解できる段階で、偏差値67.5に到達します。英語を語順通りにナチュラルスピードで読み進め、日本語に訳さずに意味を理解できる状態です。
この3つのレベルを段階的に習得することで、速読英単語必修編の真の効果を得ることができます。
速読英単語必修編のおすすめの使い方
速読英単語必修編のおすすめの使い方を3段階で解説します。
まずはリスニングから始めましょう。最低でも3回は音声を聴くことが重要です。
1回目は話の全体像を掴むことを目的とし、2回目以降は聴き取れなかった部分を重点的に聴き取るようにしてください。
3回聴いたら、スクリプトを確認します。聴き取れなかった単語、知らない単語、音が省略されていた単語を確認し、複雑な文については構造を理解するようにしましょう。
最後に右ページの全訳を見て内容を確認したら、第1段階は完了です。リスニングは長文に対する抵抗感を下げる効果もあり、英文読解よりもハードルが低いため毎日続けやすい学習方法です。
スクリプトを確認したら、英文に目を通しながら音源に合わせて発音していきましょう。
これをパラレルリーディングと言い、音韻処理の自動化を目的としています。
パラレルリーディングでは、必ず意味を理解しながら読むことが重要です。単に音を真似るだけでは成績は向上しません。
自分が書いた文章かのように感情を乗せてパラレルリーディングすると、より効果的であることがわかっています。全文の意味を理解しながらパラレルリーディングできるようになったら、第2段階は完了です。
最後に黙読し、日本語を介さずに英語を英語のまま理解できるようになっているか確認します。
英語の語順通り、ナチュラルスピードで、日本語を介さずに英語を理解できている状態を目指しましょう。
返り読みをせず、一方通行で読み進めることが重要です。できるようになっていれば、英語を英語のまま理解する回路が鍛えられた証拠です。
1つの長文を習得レベル3まで上げてから、次の長文に移るようにしてください。速読英単語必修編は他の問題集と違い、1冊を何度も復習するのでなく、1長文ごとに完璧に仕上げて進むという進め方をします。
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速読英単語必修編の習得にかかる時間
速読英単語必修編の習得にかかる時間を解説します。
1長文あたり30分を目安に取り組むことをおすすめします。70長文すべてを習得レベル3まで仕上げる場合、合計で35時間程度の学習時間が必要です。
毎日1長文ずつ進める場合、約2ヶ月半で完了する計算になります。
ただし、これはシステム英単語2200語を習得している受験生が取り組む場合の目安時間です。語彙力が不足している場合は、速読英単語必修編に取り組む前に単語暗記に時間を充ててください。
また、速読英単語必修編は多読多聴教材として、英語長文Rise読解演習シリーズと交互に進めることで、偏差値が段階的に上昇していきます。Rise3を終えてから速読英単語必修編に入り、完了後はRise4に進むという流れが理想的です。
速読英単語必修編を使う時の注意点
速読英単語必修編を使う時の注意点を解説します。
まず、この参考書は単語帳として使用しないでください。速読英単語必修編は本来、長文中で英単語を暗記するというコンセプトで作られましたが、文章中で単語を覚えることは非効率です。
あくまでも多読多聴教材として使用し、本書に掲載されている単語を覚える必要はありません。覚えたらラッキー程度で大丈夫です。
次に、必ず意味を理解しながらパラレルリーディングするようにしてください。単に音を真似るだけでは成績は向上しません。
また、1つの長文を習得レベル3まで上げてから次の長文に移ることが重要です。中途半端に多くの長文に手を出すよりも、1長文ずつ完璧に仕上げていく方が効果的です。
最後に、語彙量が足りていない場合は長文読解を止め、長文にかけていた時間を単語暗記に充ててください。システム英単語の派生語や熟語まで習得してから速読英単語必修編に取り組むことが理想的です。
速読英単語必修編の特徴
速読英単語必修編の特徴をいくつか解説します。
まず、音源が付属している点が大きな特徴です。リーディング対策にリスニングは必須ですが、従来のリスニング教材は長文読解対策には簡単すぎました。
速読英単語必修編はもともと多読用教材ですので、この難易度で音声が聴ける点は非常に有効です。
次に、全訳が近くにあって使いやすい構成になっています。左ページが英文、右ページが全訳という構成で、わからなければすぐ右ページの全訳が読めるので大変便利です。
多読多聴は理解可能な文章を読むことが必須条件なので、この構成は学習効率を高めます。
また、70長文すべてが80語から250語程度の適切な長さで構成されています。長すぎず短すぎない長文で、集中力を保ちながら学習を続けられます。
さらに、約1900語の英単語が自然な文脈で散りばめられているため、既習単語の定着にも効果的です。
速読英単語必修編のメリット
速読英単語必修編のメリットをいくつか解説します。
英語を英語のまま理解する回路が鍛えられる
速読英単語必修編の最大のメリットは、英語を英語のまま理解する回路が鍛えられることです。
日本語を介さずに英語を理解する力は、多読多聴を通してのみ習得できます。
リスニングとパラレルリーディングを繰り返すことで、英語の語順通りにナチュラルスピードで意味を取れるようになります。この力は長文読解だけでなく、リスニング試験でも大いに役立ちます。
顕在知識が潜在知識に変わる
単語帳で覚えた英単語は顕在知識と呼ばれ、最初からスムーズに使うことはできません。
速読英単語必修編で多読多聴することによって、顕在知識が潜在知識に変わります。
単語を見聞きした瞬間に、その意味が無意識に出てくる状態になることで、スムーズに英文が読めるようになります。たくさんの長文に触れることで、単語の想起がスムーズになるのです。
長文に対する抵抗感が下がる
リスニングから始めることで、長文に対する抵抗感が大幅に下がります。
英語だけの文章を読むのは日本人にとってストレスフルですが、音を聴いている分にはそういったストレスを感じません。
あまり勉強をしている感じがなく、ラジオや音楽を聴いている感覚に近くなるため、毎日続けやすいのです。リスニングをすることで英文がスクリプトに見え、文章を読んでいる感覚ではなく頭の中でセリフが流れるようになります。
音韻処理が自動化される
パラレルリーディングを繰り返すことで、音韻処理が自動化されます。
人は文章を読むとき、日本語であろうが英語であろうが、心の中で音読しています。
文字を素早く音に変えることができなければ黙読も遅いため、素早く発音する練習を繰り返すことが重要です。パラレルリーディングによって音韻処理が自動化され、スムーズに長文を読んでいくことができるようになります。
速読英単語必修編のデメリット
速読英単語必修編のデメリットをいくつか解説します。
語彙力が不足していると効果が出にくい
速読英単語必修編は、システム英単語2200語を習得している受験生向けの参考書です。
語彙量が一定ある状態でやるからこそ、単語を想起する訓練になり、意味の想起がスムーズにできるようになります。
語彙力が不足している場合は、速読英単語必修編に取り組む前に単語暗記に時間を充てる必要があります。基礎的な語彙力がないまま取り組んでも、辞書を引く時間ばかりかかってしまい、多読多聴の効果が得られません。
問題を解くための読み方は別途習得が必要
速読英単語必修編で多読多聴し、英語を英語のまま理解する力は身につきますが、問題を解くための読み方は別途習得する必要があります。
そのため、英語長文Rise読解演習シリーズと交互に進めることが推奨されています。
速読英単語必修編だけでは、設問の解き方や時間配分などの実戦的なスキルは身につきません。多読多聴教材と問題演習教材を組み合わせることで、総合的な英語力が養成されます。
1長文ごとに完璧に仕上げる必要がある
速読英単語必修編は、他の問題集と違い、1冊を何度も復習するのでなく、1長文ごとに完璧に仕上げて進む必要があります。
習得レベル3まで上げてから次の長文に移るため、時間がかかります。
中途半端に多くの長文に手を出すことはできず、1長文あたり30分程度をしっかり確保する必要があります。効率的に学習を進めたい受験生にとっては、この学習方法が合わない可能性もあります。
速読英単語必修編に関するよくある質問
速読英単語必修編の使い方や選び方に関するよくある質問を紹介します。
- 速読英単語必修編の前に英文解釈の参考書は必要ですか?
- 速読英単語必修編の前に英文解釈の参考書に取り組む必要はありません。Rise3を終えてから入るのが理想的です。
ただし、複雑な文については、スクリプト確認の段階で構造を理解するようにしてください。
どうしても文構造が理解できない場合は、その都度調べたり質問したりして解決しましょう。速読英単語必修編はあくまでも多読多聴教材なので、精読や文法の詳細な学習は別の参考書で行ってください。
- 速読英単語必修編は音声なしでも効果がありますか?
- 速読英単語必修編は音声があるからこそ効果が高い参考書です。音声なしでは本来の効果の半分も得られません。
リスニングとパラレルリーディングが学習の中心となるため、必ず音声を活用してください。
音声を使うことで、英語の語順通りに理解する力、ナチュラルスピードで読む力、日本語を介さず理解する力が養成されます。音声なしで取り組むのであれば、他の参考書を選んだ方が良いでしょう。
- 速読英単語必修編で単語を覚える必要はありますか?
- 速読英単語必修編で単語を覚える必要はありません。あくまでも多読多聴教材として使用してください。
本書に掲載されている単語を覚えたらラッキー程度で大丈夫です。
文章中で単語を覚えることは非効率であることが科学的に証明されています。単語は文脈から独立した形で覚えるべきで、別途単語帳を使って暗記する必要があります。速読英単語必修編では、既習単語の定着と英語を英語のまま理解する力の養成に集中しましょう。
- 速読英単語必修編は何周すれば良いですか?
- 速読英単語必修編は何周もする必要はありません。1長文ごとに習得レベル3まで仕上げることが重要です。
1つの長文について、リスニングで内容が理解でき、パラレルリーディングができ、黙読で日本語を介さず理解できるようになったら、次の長文に進んでください。
70長文すべてを習得レベル3まで仕上げることが目標です。何周もするよりも、1長文ずつ完璧に仕上げていく方が効果的な学習方法です。
- 速読英単語必修編と速読英熟語はどちらを先にやるべきですか?
- 速読英熟語を先にやり、その後に速読英単語必修編に取り組むことをおすすめします。
速読英熟語は偏差値62.5レベル、速読英単語必修編は偏差値67.5レベルの参考書です。
英語長文Rise2を終えてから速読英熟語に取り組み、Rise3を終えてから速読英単語必修編に入るという順序が理想的です。段階的にレベルを上げていくことで、無理なく英語力を伸ばすことができます。