塾なしで国公立大学の合格は可能?独学におすすめの参考書や選び方も紹介

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「塾は高いから避けたいけど、国公立大学に合格したい!」「塾や予備校に通うのが面倒」

そんな方は必見です!

おすすめの参考書選び方、独学のスケジュールの立て方を紹介します。

また塾なし・独学東大・医学部〜旧帝大をはじめとした国公立大学に合格できる人の割合特徴を紹介していきます。

編集長
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【この記事の監修者:塾比較ドットコム編集長竹本明弘

これまで国公立大学を目指す高校生の参考書選びに合計3000名以上携わってきました。それぞれの参考書のメリット・デメリットから参考書の選び方まで徹底的に解説していきたいと思います。

結論!塾なしで国公立大学に挑戦するのは簡単ではない

国公立大学に挑戦する際、塾・予備校に通わずに自力で合格を目指したいと考える人もいるでしょう。

独学でも合格できないことはありません。しかし、その道のりは容易ではないので覚悟して取り組んでください。

どのような点で困難があるのかについて、解説します。

勉強計画や進路決定をすべて自分で行わないといけない

国公立大学を受験する際には、将来どのような職業に就きたいのかが重要です。

明確に将来の目標が決まっている人は、その職業に精通する国公立の大学を目指すと良いでしょう。

しかしすべての受験生が、明確な進路を決めて大学受験するわけではありません。

その場合は、進路決定の段階で迷いが生じてしまい、どの国公立大学のどの学部を目指すのか決定することに時間がかかってしまいます。

また、国公立大学合格を目指す際には、計画的な勉強が重要です。

自分の得意科目と不得意科目を把握し、さらに受験する大学に関係した科目を中心に勉強計画を立てる必要があります。

この作業を独自で行うことは難しく、勉強開始後に計画変更を余儀なくされた場合にも柔軟に対応しなければなりません。

国公立大学受験のための勉強以外にも、これらの対応にも追われるため、受験勉強のみに集中することは難しいでしょう。

塾・予備校では、受験生にあった勉強計画を立ててくれるところが多数あります。

状況に応じて柔軟に計画を変更してもらえたり、進路決定のアドバイスがもらえたりするので、早いタイミングで受験勉強にも取り組めるでしょう。

学校以外で学習を指導・サポートしてもらえない

独学で国公立大学を目指す場合、学校以外で学習の指導・サポートしてもらえません。

たとえば自宅で受験用の勉強をする際、専用の参考書や問題集を使う方法が一般的でしょう。

勉強を進めるなかで疑問点が出てきた場合、質問は学校の先生に頼らざるを得ません。

高校によっては、受験対策に特化した補講授業などを実施してくれるところもあります。

しかし、すべての学校で行われているわけではなく、高校に勤務する全教師が補講授業を実施してくれるわけでもありません。

自宅での学習で生じた疑問点を学校の先生に教えてもらおうと思っても、先生が忙しくて質問が難しいこともあるでしょう。

その場合は自力で解決するしかなく、解答を導き出すまでに時間がかかり、受験勉強が中断してしまいます。

塾・予備校を利用すれば、講師陣への質問が可能です。

なかにはLINEやチャットなどを活用してオンライン対応しているところもあります。

このようなサービスを利用すれば、即座に疑問点が解消され、受験勉強もスムーズに進むでしょう。

塾のテキストがないため、自分で参考書を選ぶ

塾・予備校では独自のオリジナルテキストを用いてカリキュラムを進める方法が一般的です。

志望校に応じたテキスト・問題集が利用できるので、効率の良い勉強ができるでしょう。

しかし、独学で国公立大学の受験に挑戦する場合は、自分で参考書・問題集を選ばなければなりません。

書店ではさまざまな出版社から国公立大学受験対策用のテキスト・問題集が出版されています。

それぞれに特徴・特性があり、それらを短時間で見極めることは困難でしょう。

自分の志望・勉強スタイルに適したテキストの選定は容易ではありません。

購入して使用してみた結果、自分には合わなかったとなることもあり、その場合は再び別のテキストの購入が必要です。

自分にあったテキスト・問題集を的確に選択するには、時間とお金がかかる点も注意してください。

塾・予備校なしで大学受験する人の割合は?

塾・予備校なしで大学受験する人はどの程度いるのでしょう。

これは、高校生で通塾している人の割合から逆算すれば見えてきます。

ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、高校生で学校外の学習機会を持っている生徒の割合は以下の通りです。

通塾スタイル割合
放課後・休日27.2%
夏期講習20.5%
(引用:校外学習の機会:ベネッセ教育総合研究所

上記のデータは家庭教師・通信教育は含んでいません。

上記を見る限りでは、約3割弱の高校生が学校以外に塾・予備校に通っていることがわかります。

これらのなかには大学受験を目指すのではなく、学校における授業の学力補助目的で通塾している生徒も含まれており、大学受験に限ると数字は高くなるでしょう。

なお、大学受験に限定した場合の通塾利用者のデータは見当たりませんでした。

しかし上記のデータをもとに逆算すると、約7割の高校生は塾・予備校を利用していないといえます。

大学受験に限定していないデータではありますが、通塾しなくても大学受験を目指している人は一定数存在することがわかるでしょう。

塾なし・独学で国公立大に合格できる人の特徴

塾・予備校を利用せず、独学で国公立大学の合格を目指す人は一定数存在し、そのなかには合格する人もいます。

独学で国公立大学に合格できる人には、どのような特徴があるのでしょう。独学での合格希望の方は、ぜひ参考にしてください。

自分で学習管理ができる

独学で国公立大学に合格できる人は、学習における自己管理ができます。

国公立大学はレベルが高いため、日常的な自宅での受験勉強が欠かせません。

例えば、このような学習スケジュールがあげられます。

平日/休日勉強時間
平日6~8時間
休日12~15時間

上記は、空き時間をすべて受験勉強にあてた場合の学習スケジュールです。

友人知人と遊ぶ時間はもちろん、テレビ・インターネットなどの視聴・利用も最小限に抑えなければ、達成は困難かもしれません。

しかし、これくらいの勉強時間を取らなければ国公立大学の合格は難しいでしょう。

自宅ではさまざまな誘惑にあふれています。

それらを払いのけ、空き時間はすべて勉強時間に利用するという強い意志と実行力がなければ、独学での合格は困難です。

自分にとって効果的な勉強法を確立している

自分にとっての効果的かつ効率的な勉強方法の確立ができている人も、独学で国公立大学への合格が可能でしょう。

勉強方法は得意分野や生活スタイルによって異なり、一律ではありません。

例えば暗記が得意な人は、チェックシートなどを上手に活用して学習すると効率且つ効果的に受験勉強が進むでしょう。

しかし、暗記が苦手な人はチェックシートを活用した勉強法は続かない可能性があります。

ただ覚えるという作業が苦痛に感じるからです。その場合は音読・人に教えるなどの別の方法を編み出すことで良い結果が見出せます。

このように自分にあった勉強法がすでにある人は、その方法で受験勉強が進められるので、独学での国公立大学の受験勉強も問題ありません。

その一方で自分専用の勉強法がない、またはわからない場合は効率的・効果的な学習ができず、労力と時間を消費する結果になります。

自分にとって良い勉強法を模索している間に、大学試験のシーズンが到来してしまったとなるケースも考えられ、危険です。

適切な参考書を選べる

適切な参考書の選定ができるかどうかも、独学で国公立大学合格における重要な要素といえます。

大学受験用のテキスト・問題集は、さまざまな出版社から販売されています。

書店を訪れてみてください。国公立大学に特化した参考書だけでも、多くの種類が書店に並んでいるでしょう。

これらから志望校・自身の勉強スタイルなどに適したものを選定することは、容易ではありません。

書店でページをめくっただけで取捨選択ができる人は決して多くないでしょう。

自分にあった参考書のスタイルがわかっている人や、お気に入りの出版社がある人なら、書店で参考書選びに迷うことはありません。

目的の参考書・問題集を購入し、自宅で受験勉強すれば良いのです。

このように参考書・問題集の選定方法が確立できている人も、独学での国公立大学合格に向けた受験勉強に向いています。

塾なし・独学の国公立大受験をおすすめしない人の特徴

塾・予備校を利用せずに独学で国公立大学受験を目指す方法は、すべての人に向いているわけではありません。

独学での国公立大学受験をおすすめしない人の特徴を紹介するので、自分自身と照らし合わせてみてください。

自分で学習計画が建てられない

自分で学習計画が立てられない人は、独学での国公立大学受験をおすすめしません。

国公立大学はすべて求められる学力のレベルが高く、自宅での自主学習が欠かせないからです。

ただ受験勉強すれば良いわけではありません。

自分にとって効果的かつ効率的な学習法に基づいて、毎日の受験勉強スケジュールを立てる必要があります。

また、受験勉強を進めるなかで変更を余儀なくされることもあるでしょう。その際には柔軟な対応と計画の立て直しが必要です。

受験勉強するうえで重要な土台ともいえる学習計画が立てられない、また立てても柔軟な対応・変更に自信がないなどの理由がある場合は、独学よりも塾・予備校へ通うことをおすすめします。

参考書の解説がよく分からない

参考書の解説がよく分からない人も、独学での国公立大学受験をおすすめしません。

独学の場合、学習するうえで生じた疑問点は自力で解決しなければならないからです。

学校によっては早朝・放課後などに、大学受験用の補習授業などを開講してくれるところもあるでしょう。

その場合は、補習授業終了後に、利用している参考書・問題集の疑問点を質問できます。

しかし、すべての高校でこのような対応をしてくれるとは限りません。

また、補習授業があっても必要としている学科ではない可能性もあります。

独学で国公立大学受験を目指す場合、疑問点は参考書・問題集の解説を読み込んで解決する必要があります。

すぐに疑問点を解消できる環境にはないため、このような方法が苦手な場合は塾・予備校に通ったほうが良いでしょう。

周囲に同じレベルの人がいるほうがモチベーションになる

勉強仲間が身近にいたほうがモチベーションになる人は、独学での国公立大学受験に向いていません。

独学での受験勉強は孤独だからです。

独学の多くは、自室にこもるスタイルが多いでしょう。

なかには自宅のダイニングで家族に囲まれながら受験勉強している人もいるようです。

しかし、気が散って勉強に集中できない人もおり、その場合は自室にこもって勉強することになります。

基本的に誰かと励まし合いながら勉強を進めない方法が、独学です。

そのため、このような孤独な環境のなかでの勉強に耐えられない、または苦手意識がある場合はおすすめできません。

国公立大学合格を目指す塾・予備校のなかには、クラススタイルでカリキュラムを進めるところも多くあります。

このようなところに通ったほうが、高いモチベーションで学習が進められるでしょう。

塾なし・独学で国公立大に合格するには参考書選びが大切!

塾・予備校に通わず、独学で国公立大に受験するためには、参考書選びが大切です。

しかしその選び方は理系と文系で異なります

それぞれの場合の参考書選びについて解説するので、参考にしてください。

国公立・理系の参考書の選び方

国公立大学のなかでも、理系の学部に進む際の参考書の選び方についてみていきましょう。

全科目共通・解説の詳しい参考書を選ぶ

理系関係だけではなく、全科目において詳しい解説が掲載されている参考書を選びましょう。

独学で受験勉強する場合、疑問点を解決する重要な手段は参考書に掲載されている解説です。

詳しい解説が掲載されている参考書なら、改めてほかの参考書などで疑問点を解決しなくても済みます。

独学は基本的に自分の力で疑問点を解決しなければいけません。素早く解決できなければ、それだけ勉強時間も削られてしまい、予定していた範囲まで進まなくなることも予想されます。

参考書を選ぶ際には解説部分を熟読し、詳しく書かれているか、読んで理解できるかなどの点に注目しましょう。

数学は二次試験の内容を網羅する参考書を選ぶ

数学に関しては、二次試験の内容が網羅されている参考書を選んでください。

二次試験の内容まで網羅されていれば、新たに参考書を購入する必要がないからです。

独学での受験勉強で、より多くの冊数が必要になるのは問題集のほうです。

参考書については1冊を徹底的に読み込み、問題集で応用力を鍛えます。

特に数学の場合は、演算力・理解力・応用力を鍛える必要があり、多くの問題集が必要になるでしょう。

試験のたびに参考書を変更していると問題集を解いている最中に疑問点が生じた場合、どの参考書を使えば良いのかわからなくなるかもしれません。

答えを探すためにいくつもの参考書を確認していたのでは、時間と労力の浪費です。

1冊の参考書を隅から隅まで熟知することは容易なことではありません。

相当使い込まなければならないでしょう。

そのためにも二次試験の内容にも対応できる参考書を選ぶことをおすすめします。

国語・社会は口コミや評判を見て効率的に学習できるものを選ぶ

2〜3段落、200字以上の執筆をお願いいたします

国語・社会については、どれが特に良い参考書というものはありません。

出版社によって内容が異なるからです。そのため、実際に利用したことがある口コミ・評判を参考にすると良いでしょう。

口コミ・評判は生きた声です。実際に利用してみて特に良かった点・いまいちだった点などが赤裸々につづられています。

これらを参考にしながら、実際に書店でページをめくってみてください。

なお、口コミ・評判を参考にする場合は、悪いものも参考にすることが重要です。

良くない口コミでは、使いにくかった点や良くないと判断した理由などが書かれているものを参考にしましょう。

そのような意見もあると理解したうえで参考書を選ぶことがポイントです。

国公立・文系の参考書の選び方

国公立のなかでも文系の学部を目指す場合の、参考書の選び方のポイントを見ていきましょう。

英語は語彙の量・単語レベルがともに中級以上の参考書を使う

英語の参考書は、語彙・単語の量・レベルがすべて中級以上のものを選んでください。

英語の試験では、単語力と語彙力が重要なカギを握っているからです。

英語の試験では、文章の読解力などが重要になります。

もちろん文法も知っておいたほうが、より出題されている意図が理解しやすいでしょう。

しかし、語彙力・単語力が一定のレベル以上に達していれば解ける問題は多くあります。

英語で高い得点を取るためには、どれだけ多くの単語・語彙を知っているかがポイントです。

そのためにも、中級レベル以上の参考書を使いましょう。

国語は解説ができるだけ詳しい参考書を選ぶ

2〜3段落、200字以上の執筆をお願いいたします

国語は、詳しい解説が掲載されているものを選んでください。

国語の問題では読解力が重要だからです。

なぜそのような答えになるのかがわからなければ、国語の試験で求められている答えを導き出すことは困難でしょう。

問題文の意味を正しく理解し、何を聞かれているのかを素早く的確に理解するためには、読解力が必要です。

どうしてそのような答えになるのかの解説が掲載されている参考書なら、理解力が高まり、同時に読解力も素早く身につきます。

参考書を選ぶ際には、詳しい解説が書かれているかどうかチェックすると良いでしょう。

数学は二次試験にも対応した難易度の参考書を選ぶ

数学に関しては理系学部を目指す際と同様に、二次試験にも対応した参考書を選んでください。

参考書を複数冊使用すると、大幅なタイムロスになる可能性があるからです。

数学での合格点可否到達の可否は、計算量に比例します。

その際、わからない問題に遭遇するでしょう。

その解決策を探るために使用するものが参考書です。

例えば、参考書を複数冊持っていたとしましょう。

計算量を稼がなければならない段階に到達したとき、わからない問題を解決するために複数冊の参考書から答えを導き出すには、時間と労力を要します。

二次試験にも対応した参考書が1冊あれば調べる時間も短時間で済み、使い込めばどこに求める解答があるのかも即座にわかるので便利です。

また参考書にかけるコストは、問題集に回したほうが良いという考えも関係しています。

数学での獲得点数は、受験勉強時に行った問題数・計算量に比例することから、複数冊の問題集で数をこなしましょう。

塾なし・独学の国公立大受験はいつから始めればいい?

塾・予備校に通わずに独学で国公立大学を受験する場合、その準備はいつから始めれば良いのでしょう。

塾・予備校には大学受験コースが用意されていますが、高校1年生から受講可能が可能です。

高校1年生からスタートできる大学受験コースが用意されているということは、それだけ早い段階からの準備が必要といえるでしょう。

塾・予備校でさえも高校1年生スタートの大学受験コースが用意されているのです。

独学で国公立大学を受験する場合には、塾・予備校で提供されるサポート・教材などが利用できないことから、可能な限り早い段階でスタートさせた方が良いといえます。

高校に入学したと同時にある程度の進路・大学などを選定し、夏休みを利用してオープンキャンパスに赴きましょう。

最終的に受験する大学を決めて勉強をスタートすることです。

また、高校には進路指導を担当する先生が在籍しているので、こまめに相談してみてください。

進路・受験すべき大学の選定がしやすくなり、より早い段階で準備ができるでしょう。

塾なしで浪人・宅浪は可能?

国公立大学受験を目指す際、浪人・宅浪の人もいるかもしれません。

その場合、塾なしでの合格は可能なのでしょうか。

その人の生活・学習スタイルなどによっては可能かもしれません。

しかし、容易ではない点も考慮しておいたほうが良いでしょう。

浪人・宅浪で、独学による国公立大学受験を目指す際の可否・デメリットなど紹介します。

自分で勉強計画を立てられる人には可能な場合もある

浪人・宅浪も高校生と同様に、自分で勉強計画が立てられる場合には、国公立大学の受験・合格が可能かもしれません。

国公立大学は高いレベルの学力が必要であるため、綿密な学習計画を立てて実行する必要があります。

細かくタイムスケジュールを組み、1週間・1カ月単位で計画を立てて学習を進めます。

ときにはプライベートな事情で、計画通りに学習が進まないこともあるでしょう。

その際は、柔軟かつ素早い変更をするとともに、本来の予定に軌道修正しなければなりません。

このように丁寧な勉強計画を立てたうえで定期的に細かな計画変更が可能な人なら、独学でも国公立大学の受験・合格の可能性は高まります。

1年間家に籠もって勉強することは簡単ではない

浪人・宅浪の人が独学で国公立大学を受験することは可能です。

しかし、決して簡単ではないことは覚悟しておいてください。

学生の場合、平日は学校があります。

なかには、自宅で受験勉強に専念したいのにと思う人もいるかもしれません。

しかし、自宅以外の場所に出かけたり、多くの人たちと接したりすることはストレス解消・気分転換につながります。

このような環境の変化が日常的にあるからこそ、気持ちを切り替えて受験勉強に集中できることもあるのです。

浪人・宅浪の場合は、自宅にこもって勉強することが多いでしょう。

気分転換にインターネットカフェやコーヒーショップなど、場所を変えて勉強することは可能ですが、ほかの誰かと会話することはほとんどありません。

学生に比べて気分転換・ストレス解消の機会が少ない環境下で、1年間家に籠って勉強することは容易ではないのです。

講義を受ける科目を絞って受講しに行くのもアリ

塾・予備校では1コマ単位での受講が可能なところも多数あります。

このようなサービスを利用することもひとつの方法です。

自分の不得意な科目のみ塾・予備校で講義を受ければ、講師陣に疑問点の質問ができます。

考え方のコツなども教えてもらえるので、より効率的かつ効果的な受験勉強が可能です。

さらに1科目のみの受講でも、自習室の利用が可能なところがあります。

そこには同じ目標を持った仲間が大勢いるので、わからないところを教え合うなどのメリットも得られて便利です。

自宅から別の場所へ出かけたり、家族以外の誰かと会話したりすることで、気分転換・ストレス解消になります。

受験勉強に対するモチベーションも高く維持できるでしょう。

塾なし・独学の国公立大受験におすすめの参考書5選

塾・予備校に通わず、独学で国公立大学受験を目指す人におすすめの参考書を紹介します。

参考書選びに悩んでいる人や効率的・効果的に学習できる参考書を探している人は、ぜひ参考にしてください。

新課程チャート式基礎からの数学1+A

新課程チャート式基礎からの数学1+A

大学受験を目指す受験生のなかでも、ご存じの人が多い青チャートシリーズです。

国公立大学受験を目指す場合、このシリーズを活用すれば受験に必要な数学の知識は網羅できるでしょう。

ただし、文系の場合はこの参考書とは別に同じ青チャートシリーズの数学2+Bを、理系の場合は数学2+Bとは別に同シリーズの数学3も必要です。

メリットとデメリットを比較
  • メリット
    • 基礎から応用まで学べる
    • 練習問題も掲載
    • 解答における重要ポイントがわかる
  • デメリット
    • 複数冊の購入・使用が必要

基礎からの新々総合英語 (チャート式・シリーズ) 

基礎からの新々総合英語 (チャート式・シリーズ)

大学受験を目指す受験生からの人気が高い青チャートシリーズの参考書です。

わかりやすさを重視したスタイルになっており、練習問題も掲載されています。

超初心者の人でも理解できる内容になっている点もおすすめです。

メリットとデメリットを比較
  • メリット
    • 間違いやすい点は囲み記事で補足
    • 文法ひとつに対して複数の例文で解説
    • 重要な語彙については使用方法を複数掲載
  • デメリット
    • 幅広いレベルの人に対応しているため、もの足りなさを感じる可能性あり

速読英単語1必修編[改訂第6版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)

速読英単語1必修編[改訂第6版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)

Z会が出版している英単語帳です。大学受験に特化した内容となっており、音読することで解釈力・記憶力が高まります。

同じZ会からは速読英熟語も出ており、単語力・語彙力の両方を身につけ、鍛える際には併用すると良いでしょう。

メリットとデメリットを比較
  • メリット
    • 音読で理解力・記憶力が高まる
    • 音読アシストのPDFファイルの活用が可能
    • 長文の速読力も身につく
  • デメリット
    • スムーズに音読できるようになるまで個人差あり

大学入試 漆原晃の 物理基礎シリーズ

大学入試 漆原晃の 物理基礎シリーズ

代々木ゼミナールで物理化講師を務める漆原晃さんの基礎物理シリーズです。

画像は波動・原子編ですが、ほかにも力学・熱力学編と電磁気編が出版されています。

解説部分は講師と生徒の対話形式で進み、セクションごとに確認問題が用意されているのでアウトプットも可能です。

物理が苦手な人にもおすすめのシリーズです。

メリットとデメリットを比較
  • メリット
    • 対話形式でわかりやすい解説
    • 確認問題でセクションごとのアウトプットが可能
    • ミス・誤解しがちなポイントをわかりやすく指摘
  • デメリット
    • 文章量が多い

入試 漢字マスター1800+ 四訂版 (河合塾シリーズ)

入試 漢字マスター1800+ 四訂版 (河合塾シリーズ)

国公立入試で国語の試験を受ける際、漢字を侮ってはいけません。

漢字の読み・意味がわからなければ解答できないからです。

熟語に対する意味読み問題も掲載されています。

赤シート付なので繰り返し学習することで、理解力が深められるでしょう。

メリットとデメリットを比較
  • メリット
    • 難しい熟語・語彙をひとつずつ解説
    • 赤シート付
    • 共通テスト対策漢字も掲載
  • デメリット
    • 持ち運び可能な大きさの書籍なので字が小さい

まとめ

塾・予備校を利用せずに独学で国公立大学に合格する可能性について解説しました。

一般的に受験は試験当日までの学習計画の立て方勉強スタイルが重要です。

これらが自分で確立できる人は、独学での国公立大学に合格できる可能性が高いでしょう。

反対に学習計画を立てることが苦手、自分にあった勉強スタイルがわからないなどの理由がある場合は、塾・予備校へ通うことをおすすめします。

独学で国公立大学を目指す際には、参考書の選定も自分でしなければなりません。

本記事で紹介した参考書も参考にしながら、自分にあったものを選定して受験勉強を進めてください。

【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
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