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大学受験に失敗し、浪人を余儀なくされてしまった子を持つ親として、知っておきたい浪人生の気持ちやうざいNG行動、浪人生が親にしてほしいこととできることを具体的に紹介します。子供が親に浪人を説得する方法や、浪人中喧嘩になった時の親の気持ちも解説します。
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目次 表示
- 浪人になってしまった子供の気持ちとは?
- 親に対する浪人生の気持ちとは?浪人は親不幸?
- 浪人が決まった時に親にかけられたくない言葉とNG対応とは?
- 浪人初期(4月~9月)に浪人生が親からやられると嫌なこと
- 浪人後期(10月~2月)に浪人生が親にして欲しくないこと
- 子供の浪人が決定した時の親ができる正しい対応は?
- 浪人することによる親の負担とは?
- 浪人時、子供が親にしてほしいこと
- 浪人を親が許さない?子供が浪人を親に説得するためにやるべきこと
- 子供の浪人が決定した時の親の気持ちとは?
- 浪人中、喧嘩してしまった時の親の気持ちとは?その対処法
- 浪人で親を殺害?9浪して医学部受験失敗の女子生徒(31歳)
- 最後に
浪人になってしまった子供の気持ちとは?
浪人が決定したときの子供は様々な気持ちを抱えています。親目線では気付けない浪人生の悩みもいくつかあり、コミュニケーションやサポートする上でも息子の視点も持てるかどうかはとても大切です。多くの浪人生が感じる気持ちを以下にまとめました。
受験・不合格へのショック
希望の大学に合格出来ずに失望感を感じ、自信を喪失してしまうことも少なくありません。早く立ち直らないといけないと頭では分かっていても、ショックを引きずる可能性もあります。いくら親目線で見ると、大きく成長した浪人生といっても18歳やそこらの子供の場合、人生最大の挫折だと感じてしまうこともあるのです。
浪人して友達・世間から置いていかれることへの焦り
多くの同級生は自分が浪人するとき、大学生活を謳歌することになります。近年では浪人生はSNSが発達しているため、高校の友人がどこでどんな風に遊んでいるのか簡単に知ることができてしまいます。自宅もしくは予備校で一年を過ごす浪人生は世間や友達のしている遊びやファッション、食べ物を同じように満喫出来ず、流行から置いていかれたという焦りを持つこともあります。
浪人しても合格するか分からない不安
そして、1年間浪人して絶対に受かるという保証がないのも浪人生を不安にさせます。「もう浪人できない」という思いから現役生よりもプレッシャーを感じながら勉強することになります。浪人してしっかり勉強することは、実はとても難しいことなのです。
また当然ながら親に迷惑をかけたくないという親からのプレッシャーも少なからずは感じています。浪人生活の辛さや浪人生が辛いと感じるタイミングについてはぜひ以下の記事をご覧になってみてください。
浪人が辛い時の原因と対処法を経験者が具体的に解説!親に対する浪人生の気持ちとは?浪人は親不幸?
浪人生は親に対して様々な気持ちを抱えています。その一例を紹介します。
浪人して親の期待を裏切り、大学生になれなかったことへの申し訳なさ
親、先生、友達、今まで一緒に頑張ってきた人たちに「合格」という結果を出せなかったという申し訳なさが残ります。今年こそは!頑張ろうという浪人生もいますが、逆に浪人生でよくあるケースはここからなかなか気持ちが上がらずやる気を出せずに受験勉強のスタートダッシュに遅れることがあります。
親に予備校など浪人の費用を負担してもらうことへの肩身の狭さ
浪人というのは、世間的には無職と捉えられることも多々あります。さらに、高額な予備校費用を捻出してくれるのは、自分自身ではなく多くの場合は、親です。浪人生は、申し訳なさと肩身の狭さを感じてしまう可能性もあります。
兄弟がいる場合、自分だけ浪人して出来損ないと思われるのではないかという不安
特に、兄や姉が現役で難関大学に受かった方は、浪人の際、劣等感や自分は「出来損ない」なのではないかと不安を抱いてしまうこともあります。親も無意識に兄弟で比べることがあるかもしれません。しかし、浪人した本人と兄弟は関係ないので兄弟で学力を比較したりするのは避けましょう。
浪人が決まった時に親にかけられたくない言葉とNG対応とは?
浪人生は浪人生活中ではかなりセンチメンタルで少しの出来事で感情が上がり下がりしやすくなっています。浪人生活の中で勉強に集中できるようにするためには親の配慮も大切です。
不合格となり浪人がわかった時親が子供以上に落胆する
不合格を知って、1番がっかりするのは、受験勉強を頑張ってきた本人です。もし、親が子供以上にがっかりした態度を見せてしまうと、イライラさせてしまいます。1番辛いのは、親ではなく浪人した本人です。それを頭に留めて行動するよう心がけましょう。
浪人生の親は現役生の親とは少し異なる態度やサポートをする必要があることを念頭においておきましょう。
親が子供が浪人に落胆していない時に怒る
浪人生である子供が落ち込んでいないように見える時でも親は怒ってはいけません。浪人した子供も引きずらないように気丈に振る舞おうとしていますが、心に受けた見えないダメージというのは誰しも少なからずあります。
大学受験に落ちて浪人が確定した時には、息子が落ち込んでいるように見えないときでも親の立場としてグッとこらえて怒ったり責めたりするのは控えましょう。浪人生の親にできるのは子供が立ち直れるようにそっと見守ることだけです。
現役の受験生の時に勉強をサボっていた事を追求する
また、受験期に勉強をサボっていたところを見ていた親なら、それを責めてしまう気持ちもよく分かります。しかし、それは浪人が決まり浪人生となった本人が最も分かっているはずです。そこに浪人生の親が過度に追求してしまうと必要以上のストレスを与えることとなります。
浪人初期(4月~9月)に浪人生が親からやられると嫌なこと
親が浪人生の息子の日々の勉強を管理しようとする
どこが分かっていて、どこが分かっていないのかを1番よく知っているのは、浪人している自分自身のはずです。親が把握するのはなかなか難しいです。勉強は浪人している本人に任せてサポートに専念しましょう。
息子の浪人時の成績を親が監視・管理する
成績というのは、上がり続けるとは限りません。特に浪人生の場合は、現役生と比べ1年間の貯金がある分、最初の頃は良い成績が出やすいですが、後半になるにつれだんだんと成績が下がってしまう恐れがあります。浪人生も人間なのであまり親から成績のことに関して口出しされすぎるとモチベーションが低下する可能性があります。成績の監視は避けましょう。
浪人生である息子に対して親が「頑張れ」と言い過ぎる
頑張っている浪人生に親から「頑張れ」と言い過ぎると過度のプレッシャーを感じてしまいます。応援の言葉は、心の中にとどめておき、そっと見守ってあげましょう。
親が自分が調べた勉強法を浪人生である息子に押し付ける
インターネットや本などでたくさんの勉強法が紹介されています。しかし、万人に合う勉強法というのは残念ながらありません。どのような勉強を行えば効率よく成績を上げていけるかは試してみないと分からないのです。親が勉強法を紹介するのはいいですが、押しつけすぎないようにしましょう。
お子さんが浪人生活を一番納得して過ごせる環境を親が考える
唯一親が積極的にできることとして、おすすめできる方法としては、とにかく1浪したのだから効率的に受験勉強し、浪人生活中もモチベーションを維持しながら入試本番まで全力投球してももらうということです。
ただ浪人は初めて経験する人が多いからこそなかなかどうしたら良いのか分からないのが現状でしょう。そんな時は「独学」では何%の確率で大学に合格できるかを考えて、もし15%であれば残りの85%はどうすれば良いのかを親御さんは息子さんと一緒に考えることをおすすめします。
その点では自宅浪人生が全塾生の半分以上を占めるオンラインの大学受験コーチング塾スタディチェーンではどの志望校であれ、浪人生活をどう過ごせば最短合格できるかについて徹底的に熟知しているコンサルタントが揃っています。もし興味があればぜひ一度無料カウンセリングにて息子さんの課題ややるべきことの整理などができるのでぜひ受けてみてください。
浪人後期(10月~2月)に浪人生が親にして欲しくないこと
親が浪人生の息子にこのままで合格できるのか聞いてくる
受験期が近くなると浪人生もですが、その親も不安な気持ちでいっぱいになると思います。しかし、ここで「合格できそうか?」と子供に聞くのは得策ではありません。
親の不安な気持ちが子供にも伝わってしまい、「合格できなかったらどうしよう」と深刻に考えるきっかけになるためです。受験にはメンタルも大事です。できるだけ不安な気持ちにさせないようにしましょう。
親が子供以上に焦り、緊張する
浪人生活をこれまで必死に頑張ってきた子供以上に焦ってしまうのも良くありません。受験期は心も繊細なので親の不安な気持ちが伝わってしまうと浪人生である子供も感化されてネガティブになってしまいます。
親が息子の模試の判定を気にし過ぎる
浪人生は、受験が近くなってくると以前のような成績が取れなくなってしまうと言われることがあります。それは少し前まで勉強をしていなかった現役生がぐんぐん成績を伸ばすためです。
もし仮に、浪人生であるお子さんの成績が下がってしまったとしても親の立場としては気にしすぎず、勉強に集中できる環境を作ってあげましょう。
子供の浪人が決定した時の親ができる正しい対応は?
子供が浪人生になることが決まった時に親が取るべき対処法を3つ紹介します。
浪人するかどうかは子供の意思を尊重する
浪人というのは本当に大変なものです。尋常ではない覚悟がいります。これは、親がどうこうできるものではありません。親の独断で浪人させてしまうと勉強に身が入らず、一年間を無駄にしてしまう恐れだってあります。本当に覚悟があるかどうかを確認して、それでも浪人すると本人が言ったのなら、サポートしてあげましょう。
浪人生の親は浪人生活や受験勉強に対して干渉しすぎない
浪人中は、様々な不安から勉強に口を出したり、進捗を聞きすぎてしまう親がいます。ここであまり干渉しすぎてしまうと正直、子供は「面倒くさいな」と感じてしまうことがあります。浪人する一年間はうまくいかない時期があり、そういった場合はあまり話をしたくないことが多いです。浪人生の親は気にかけつつも干渉しすぎるのは我慢しましょう。
親は逆に大学受験に無関心すぎない
浪人生のお子さんを持つ親御さんは逆に浪人生活や大学受験自体に対して無関心すぎてもいけません。特に宅浪の場合は孤独と戦いながら勉強していることも多々あります。適度に気にかけながら子供から相談された時には親は話を聞いてあげましょう。
浪人することによる親の負担とは?
浪人することにより少なからず、親にも負担がかかってしまうことがあります。もちろん浪人生だけでなく浪人生の親として自分の健康や休息は適度なバランスを取ることが必要です。
予備校通いの場合は親がお昼ご飯、お弁当を作る事も
家の外で勉強する場合は、親は子供からお弁当を頼まれることもあります。その場合、早起きしてお弁当を作らなければならないので親の負担はどうしても増えてしまいます。
費用の負担(予備校費や受験費など)
浪人して予備校に通うには莫大なお金が必要です。大手の予備校だと年に百万円以上かかるケースもあります。特に医学部の浪人生活は400万円以上お金がかかるケースもよくあります。また、受験費も高く複数の大学を受けようとすると、こちらも高額になってしまいます。
親戚や同級生の親など世間体
また、世間体も気になるかもしれません。特に知り合いに名門大学に現役で受かった方が多いと負い目や恥ずかしさを感じやすいです。実際に他の親から浪人した息子への嫌味を言われてしまうなんてこともあり、負担になる可能性もあります。
浪人時、子供が親にしてほしいこと
続いて浪人の時に親ができるサポートについて紹介します。浪人生活は自宅浪人や予備校での浪人などによって親の息子さんへのサポートは異なりますが、ぜひ参考にしてみてください。
まだ若い浪人生である息子の生活面のサポート
生活リズムや食事など、生活面でサポートできることはたくさんあります。浪人生は健康をおろそかにしがちです。風邪をひかないためにも親御さんによる生活面でのサポートは不可欠です。
浪人費用のサポート
浪人中は、お金を子供本人が稼ぐのは難しいです。しかし、浪人には莫大なお金がかかります。そのサポートをできるのは親です。子供の未来のためにも必要な投資だと思って可能な限りサポートしてあげましょう。
浪人中は親からいつもと変わらず接してほしい
浪人中はメンタルも変わらず保つことが大事です。その上で親が浪人生である子供と接する上で大切なのはいつもと同じ環境を作ること。浪人したからといって、しゃべりかけすぎたり、逆にコミュニケーションをあまり取らなくなったりするのではなく、「いつも通り」を心がけて接しましょう。
浪人を親が許さない?子供が浪人を親に説得するためにやるべきこと
様々な理由で親が浪人に反対する場合があります。どうしても浪人したいときは以下のことを伝え親をできる限り説得しましょう。
親に浪人にかかる費用の相談をする
浪人にはお金もかなりかかることになります。その費用を負担するのは親です。後から「そんなにお金かかるとは聞いてない」とならないようにあらかじめ相談しておきましょう。
親にしっかりと自分の思いを伝えて浪人を説得する。
親は一年間ちゃんと高いモチベーションを持って勉強できるのかというのも不安になります。「将来こういうことをしたい」「この大学でどうしてもこれをしたい」など浪人をなぜするのかをはっきり伝えておきましょう。説得するには色々な方法がありますが、一番はあなたの思いが伝わればきっと応援してくれるはずです。
浪人をすることによる将来のメリットを親に説明する
浪人をすることで将来の就職先や人生が変わっていくことを根拠を用いて親を説得しましょう。そのために志望大学を卒業した方々がどんな進路を選んでいるか大学のサイトなどで日ごろから調べておくことも大切です。
また自分のやりたいことと掛け合わせないと本気度が親に伝わらないので、以上の3点を親に浪人を説得したい時にはうまくまとめて説明するようにしてください。
子供の浪人が決定した時の親の気持ちとは?
子供の将来の選択肢を増やしたい
正直な話をすると本人だけでなく、親も浪人をしてほしいとはあまり考えていません。それでも浪人を許すのは子供に将来の選択肢を増やしたり、夢をかなえてほしいと考えているからです。
出来れば一浪で大学に行ってほしい
浪人をすることで大変な思いをするのは本人だけではありません。親もとても大変なのです。経済面、精神面の負担は少なからずかかります。そのため、親はできれば一浪で希望の大学に合格してほしいと考えています。
1年間悔いのない浪人生活を送ってほしい
ほとんどの親が子供が「やりたいことをさせたい」と考えています。親にとっても浪人は苦しい時期にはなりますが、子供が自分で納得して進路を決めるのに必要な時間だと考えています。そのためにも、1年間無駄にせず過ごしてほしいのです。
受験勉強のやる気が出ない受験生必見!東大生が教えるやる気の出し方浪人中、喧嘩してしまった時の親の気持ちとは?その対処法
浪人しても成績が上がらないのが心配
親としては成績を上げるために浪人をさせているのに成績が思うように上がってこなければ心配になってしまいます。そして、その成績を見て不安になるのは親だけではありません。浪人中の本人も不安になるはずです。
もし、成績が上がらず口論になってしまったら、とにかく勉強している姿を親に見せるしかありません。
親は浪人生活中の生活態度が心配
また、浪人していると生活態度も乱れがちになっていきます。確かに、「今日はここまで」と決めていたのに終わらないと「もう少しだけ…」と夜更かししてしまう気持ちも分かります。しかし、受験本番は朝、試験があります。生活態度を正し、朝すっきりとした頭で勉強する習慣をつけるのもとても大切です。
対処法として、予備校の先生や学校の先生など第三者に相談
親は子供のことを思ってつい口を出してしまいます。もしそれを浪人中の自分が「的外れの意見だな…」と感じてしまうと喧嘩してしまうこともしばしば…。家庭内が険悪なムードになるようであれば、親ができることとして予備校の先生など第三者に相談することも大切です。
学校の先生は職業柄そういったケースを何件も見てきているはずなので、適切なアドバイスをもらえる可能性が高いです。
浪人で親を殺害?9浪して医学部受験失敗の女子生徒(31歳)
2018年3月、医学部の合格がかなわずにいた9浪、31歳女性が母親を殺害するという事件がおきました。女性は医学部にいくことを母親に強制されていたのです。それに耐えきれずに起きてしまった悲しい事件です。
多浪は教育虐待?
親が浪人することを強制してしまうと勉強に身が入らず、不合格を繰り返し、多浪に繋がることになります。親がいい大学に入って幸せな人生を送ってほしいと押し付けるのは必ずしも良いことではありません。場合によっては教育虐待になってしまいます。
教育虐待にならないために浪人生の親ができること
教育虐待にならないためには親の考えを押し付けないようにすることが大切です。子供が何になりたいのか、将来何をしたいのかを聞いて、その夢を実現させるためのサポートをしてあげましょう。
よく話し合って良好な関係を保つことが何より大切
浪人するというのは、親だけで決めるものでも本人だけで決めるものでもありません。親と浪人する本人の意志を一つにするというのも大切なことなのです。そのために日ごろからよく話し合っておきましょう。そうして親子の意志が乖離しなければ、最短で浪人期間を乗り切ることができるはずです。
最後に
もし、浪人や志望校が決まっているのなら、志望校に合格をした人にアドバイスを受けるのが一番です。なぜなら、どのように勉強をしたら良いのかという勉強計画だけでなく、その大学に合格するための戦略についても教えてもらえるからです。
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