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東大志望向け英語の参考書ルートを解説します。実際の合格者が取り組んでいた東大志望向け英語の参考書ルートから効率的なおすすめの東大志望向け英語の参考書ルートもそれぞれ解説します。東大志望向け英語の参考書ルートで使うそれぞれの参考書の特徴とおすすめの参考書も合わせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
これまで東大京大医学部などの最難関大学から早慶をはじめとした難関私大への合格者を多数輩出してきました。
今回は合格者が使っていた参考書を中心におすすめの参考書ルートを紹介していきたいと思います。
▽実際に早慶に300名以上合格させた英語の参考書ルートの図解

東大志望向け英語の参考書ルートを進める上でのポイント4選
東大志望向けの英語参考書ルートを進める際には押さえておくべき重要なポイントがあります。
まず1つ目のポイントは基礎を徹底的に固めることです。東大の英語は難易度が高いため早めに難しい問題に取り組みたくなりますが、基礎的な単語や文法の理解が不十分なまま応用問題に進んでも効率が悪くなります。英単語については最低でも1冊を8周以上繰り返すことで定着率を高めることができます。
2つ目のポイントは英文解釈に十分な時間をかけることです。多くの受験生が単語と文法を終えたらすぐに長文読解に移りますが、これは大きな間違いです。和訳力を徹底的に鍛えることで後々の英語長文の理解度が飛躍的に向上します。英文解釈の参考書は段階的に3冊程度取り組むことをおすすめします。
3つ目のポイントは参考書を途中で変えずに1冊を完璧にすることです。東大志望だからといって多くの参考書に手を出すのではなく、選んだ参考書を何周も繰り返して完全に自分のものにすることが合格への近道です。間違えた問題は丸暗記するくらいの意識で復習しましょう。
4つ目のポイントは段階的にレベルアップする参考書ルートを組むことです。いきなり東大レベルの問題に取り組むのではなく、共通テストレベルからMARCHレベル、そして早慶レベルを経て東大レベルへと段階を踏んで進めることで確実に力をつけることができます。

基礎段階での東大志望向け英語の参考書ルート
基礎段階での東大志望向け英語の参考書ルートを紹介します。この段階では英単語と英文法の基礎固めが最優先課題となります。
システム英単語
システム英単語は東大志望の受験生にとって最初の単語帳として最適な参考書です。この単語帳の最大の特徴はミニマルフレーズと呼ばれる短文で単語を覚えられる点にあります。
単語単体で暗記するよりも文脈の中で覚えることで記憶の定着率が格段に向上します。掲載されている単語数は約2000語でありMARCHレベルまでは十分にカバーできます。1日60分の学習時間を確保して1ヶ月で8周することを目標にしましょう。
音読しながら日本語の意味を覚えて3分ごとに15個ずつ進めていく方法が効果的です。東大志望であってもまずはこの基礎的な単語帳を完璧にすることが英語参考書ルートの第一歩となります。
ターゲット1900
ターゲット1900もシステム英単語と並んで東大受験生に人気の高い英単語帳です。この単語帳は見出し語が頻出順に並んでいるため効率的に学習を進めることができます。
例文がシンプルで覚えやすく、付属の音声CDを活用することで移動時間などのスキマ時間も有効活用できます。システム英単語との大きな違いは単語の配列が頻度順である点と例文の長さです。どちらを選ぶかは好みの問題ですが、どちらか1冊を完璧にすることが重要です。
東大志望の英語参考書ルートにおいてもまずは基礎レベルの単語帳を1冊マスターすることが合格への第一歩となります。
大岩のいちばんはじめの英文法
大岩のいちばんはじめの英文法は英文法に苦手意識がある東大志望者にとって最適なスタート地点となる参考書です。中学レベルの英文法から丁寧に解説されているため英語が苦手な受験生でも無理なく取り組むことができます。
講義形式で書かれているため独学でも理解しやすく、イラストや図解が豊富に使われているため視覚的にも理解しやすい構成になっています。東大の英語は難易度が高いからこそ基礎的な文法事項の理解が不可欠です。
この参考書で基礎を固めた後にネクステージやビンテージなどの問題集形式の参考書に進むことで効率的に英文法の力をつけることができます。
ネクステージ
ネクステージは大学受験の英文法参考書として定番中の定番であり東大志望者も必ず通るべき参考書です。約1500問の問題が収録されており文法、語法、イディオム、会話表現、単語・語彙、アクセント・発音まで幅広くカバーしています。
左ページに問題、右ページに解説という構成で使いやすく、繰り返し学習に適した作りになっています。東大志望の英語参考書ルートでは最低でも2周から3周は繰り返すことをおすすめします。
1日40問ずつ進めることで約1ヶ月半で1周できる計算になります。間違えた問題には必ずチェックをつけて復習の際に重点的に取り組みましょう。
ビンテージ
ビンテージはネクステージと並ぶ大学受験英文法の定番問題集です。約1000問以上の問題が収録されており、東大レベルの英文法力を養うために必要な要素が全て詰まっています。
ネクステージと内容的には大きな違いはありませんが、解説の詳しさや問題の配列が若干異なります。どちらか1冊を選んで徹底的にやり込むことが重要です。東大志望の英語参考書ルートではこのレベルの問題集を完璧にすることが必須条件となります。
特に文法問題で間違えた部分は大岩の英文法や他の講義系参考書で必ず確認して理解を深めることが大切です。
英文解釈の技術70
英文解釈の技術70は基礎的な和訳力を身につけるための最適な参考書です。英単語と英文法の基礎が固まった段階で取り組むべき参考書であり、東大志望の英語参考書ルートにおいても重要な位置を占めます。
70題の英文が収録されており、各英文に対して詳しい解説がついています。この参考書の特徴は英文の構造を視覚的に理解できるように工夫されている点です。SVOCなどの文型や修飾関係が明確に示されているため独学でも理解しやすくなっています。
1日3問ずつ進めることで約1ヶ月で1周できます。間違えた問題については英文ごと暗記するくらいの意識で復習することが重要です。
速読英熟語
速読英熟語は英熟語を文脈の中で覚えることができる優れた参考書です。東大の英語では熟語の知識も重要な得点源となるため、基礎段階でしっかりと固めておく必要があります。
この参考書の特徴は短い英文の中に複数の熟語が自然な形で含まれている点です。単に熟語を暗記するのではなく、実際の文章の中でどのように使われるかを理解しながら学習できます。
付属のCDを活用することでリスニング対策にもなり、一石二鳥の効果が期待できます。東大志望の英語参考書ルートでは単語と文法に加えて熟語の強化も忘れずに進めましょう。
応用段階でのおすすめの東大志望向け英語の参考書ルート
応用段階でのおすすめの東大志望向け英語の参考書ルートを紹介します。この段階では難解な英文の和訳力と長文読解力を徹底的に鍛えていきます。
基礎英文解釈の技術100
基礎英文解釈の技術100は英文解釈の技術70の次に取り組むべき参考書です。東大レベルの和訳問題に対応できる力を養うために必要不可欠な参考書となります。
100題の英文が収録されており、英文解釈の技術70よりも難易度が上がっています。非制限用法や関係副詞など理解が難しい構文も多く含まれているため、じっくりと時間をかけて取り組む必要があります。
1日4問ずつ進めることで約1ヶ月で1周できます。初見で訳せなかった英文は丸暗記するような意識で復習しましょう。東大志望の英語参考書ルートではこのレベルの和訳力が必須となります。
ポレポレ英文読解プロセス50
ポレポレ英文読解プロセス50は東大レベルの難解な英文を読み解く力を養うための参考書です。50題という少ない問題数ですが、その一題一題が非常に質が高く、東大の入試問題に直結する内容となっています。
この参考書の特徴は英文の読解プロセスを段階的に示している点です。どこに注目して、どのように考えるべきかが明確に説明されているため、難しい英文に対する読解力が飛躍的に向上します。
1日3問ずつ進めることで約2週間で1周できます。東大志望の英語参考書ルートの中でも特に重要な参考書の一つであり、必ず取り組むべき一冊です。
頻出英文法語法問題1000
頻出英文法語法問題1000は早慶以上のレベルを目指す東大志望者にとって仕上げとなる英文法の参考書です。ネクステージやビンテージで基礎を固めた後に取り組むことで万全な英文法力を身につけることができます。
1000問という大量の問題が収録されており、難関大学で出題される細かい文法事項や語法までカバーしています。東大の英語は文法問題の配点は高くありませんが、長文読解において正確な文法知識は不可欠です。
時間に余裕がある受験生は取り組むことをおすすめしますが、最優先は和訳力と長文読解力の強化であることを忘れないでください。
速読英単語上級編
速読英単語上級編は東大レベルの難しい単語を文脈の中で習得するための参考書です。基礎段階でシステム英単語やターゲット1900を完璧にした後に取り組むべき2冊目の単語帳となります。
この参考書の目的は単純に難しい単語を増やすことではなく、難易度の高い単語が実際の文章でどのように使われるかのパターンを理解することにあります。東大の長文では文脈から単語の意味を推測する力も求められるため、この参考書は非常に有効です。
例文が豊富で実践的な内容になっているため、過去問演習と並行して取り組むことで効果が最大化されます。
やっておきたい英語長文500
やっておきたい英語長文500は長文読解の基礎を固めるための参考書です。東大志望の英語参考書ルートにおいても長文読解の最初のステップとして最適な一冊となります。
500語前後の長文が収録されており、共通テストからMARCHレベルの問題が中心です。この参考書で重要なのは各段落を読んだ後に日本語で要約する力をつけることです。速読や精読のテクニックよりもまずは文章全体の流れを把握する力が必要です。
1日2題ずつ進めることで約2週間で1周できます。和訳力を徹底的に鍛えてきた受験生であれば、この段階でスムーズに長文読解に移行できます。
やっておきたい英語長文700
やっておきたい英語長文700はやっておきたい英語長文500の次に取り組むべき参考書です。700語前後の長文が収録されており、早慶レベルの問題が中心となっています。
東大の英語長文は語数が多いだけでなく内容も抽象的で難解なため、このレベルの長文読解力は必須です。各長文について段落ごとの要約を必ず行い、文章全体の構造を理解する訓練を積みましょう。
解説も詳しく、なぜその答えになるのかが明確に説明されています。東大志望の英語参考書ルートではこのレベルの長文をスラスラ読めるようになることが一つの目標となります。
やっておきたい英語長文1000
やっておきたい英語長文1000は東大を含む最難関大学の長文対策として最適な参考書です。1000語前後の超長文が収録されており、東大の入試問題に匹敵する難易度となっています。
この参考書に取り組む段階では基礎的な単語、文法、和訳力が全て身についている状態が前提です。長文読解では速読力も重要ですが、焦らずに一文一文を正確に理解しながら読み進める姿勢が大切です。
東大志望の受験生の中でも特に文系学部を志望する場合は必ず取り組むべき参考書です。過去問演習の前の最終仕上げとして活用しましょう。
英熟語ターゲット1000
英熟語ターゲット1000は東大レベルの熟語力を完成させるための参考書です。基礎段階で速読英熟語に取り組んだ後、さらに熟語力を強化したい受験生におすすめです。
1000個の熟語が頻出順に並んでおり、効率的に学習を進めることができます。東大の英語では熟語を知っているかどうかで読解のスピードが大きく変わるため、時間に余裕があれば取り組む価値があります。
ただし最優先は和訳力と長文読解力の強化であるため、これらが不十分な場合は後回しにしても問題ありません。
東大の英語25カ年
東大の英語25カ年は東大志望者にとって必須の過去問集です。全ての基礎的な参考書を終えた後の総仕上げとして活用します。
25年分の過去問が収録されており、東大英語の出題傾向や難易度を肌で感じることができます。過去問演習では時間配分も意識しながら取り組むことが重要です。間違えた問題については参考書に戻って該当する分野を復習しましょう。
東大志望の英語参考書ルートの最終段階として、少なくとも10年分は解いておくことをおすすめします。解説も詳しいため、独学でも十分に力をつけることができます。
東大志望向け英語の参考書ルートに使うおすすめの参考書一覧
東大志望向け英語の参考書ルートに使うおすすめの参考書一覧を紹介します。
| 順位 | 参考書名 | おすすめポイント | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | システム英単語 | ミニマルフレーズで文脈の中で単語を効率的に覚えられる基礎単語帳 | 駿台文庫 |
| 2 | ターゲット1900 | 頻出順に単語が並び例文がシンプルで覚えやすい定番単語帳 | 旺文社 |
| 3 | 大岩のいちばんはじめの英文法 | 中学レベルから丁寧に解説され文法が苦手な人に最適な入門書 | 東進ブックス |
| 4 | Next Stage英文法・語法問題 | 1000問以上を収録し大学受験の文法事項を網羅的に学べる定番問題集 | 桐原書店 |
| 5 | ビンテージ | ネクステージと並ぶ定番で解説が詳しく文法力を徹底的に鍛える問題集 | いいずな書店 |
| 6 | 英文解釈の技術70 | 70題で英文構造を視覚的に理解し基礎的な和訳力を身につける参考書 | 桐原書店 |
| 7 | 速読英熟語 | 短い英文の中で複数の熟語を自然に学べる実践的な熟語帳 | Z会 |
| 8 | 基礎英文解釈の技術100 | 100題で複雑な構文を扱い東大レベルの和訳力を養成する参考書 | 桐原書店 |
| 9 | ポレポレ英文読解プロセス50 | 50題の質の高い英文で難解な英文の読解プロセスを学べる名著 | 代々木ライブラリー |
| 10 | 頻出英文法・語法問題1000 | 1000問で難関大学の細かい文法事項まで完璧にカバーする上級問題集 | 桐原書店 |
| 11 | 速読英単語上級編 | 難解な単語を文脈の中で習得し東大レベルの語彙力を完成させる単語帳 | Z会 |
| 12 | やっておきたい英語長文500 | 500語前後の長文で共通テストからMARCHレベルの読解力を養う参考書 | 河合出版 |
| 13 | やっておきたい英語長文700 | 700語前後の長文で早慶レベルの抽象的な文章に対応できる力をつける参考書 | 河合出版 |
| 14 | やっておきたい英語長文1000 | 1000語前後の超長文で東大レベルの長文読解力を完成させる参考書 | 河合出版 |
| 15 | 英熟語ターゲット1000 | 1000個の熟語を頻出順に学び東大レベルの熟語力を完成させる熟語帳 | 旺文社 |
| 16 | 東大の英語25カ年 | 25年分の過去問で東大英語の出題傾向を完璧に把握できる過去問集 | 教学社 |
参考書選びの重要なポイント
東大志望者が参考書を選ぶ際にはいくつかの重要なポイントがあります。
まず自分の現在の学力レベルを正確に把握することが大切です。
基礎が不十分なまま応用レベルの参考書に取り組んでも効果は薄くなってしまいます。
次に1冊の参考書を完璧にマスターすることを意識しましょう。
多くの参考書に手を出すよりも選んだ参考書を何周も繰り返す方が確実に力がつきます。
最低でも3周から5周は繰り返して内容を完全に自分のものにすることが重要です。
また参考書を進める順番も非常に大切です。
単語と文法の基礎を固めてから英文解釈に進み最後に長文読解に取り組むという流れが効果的です。
基礎段階での学習のコツ
基礎段階では単語と文法の土台をしっかりと固めることが何より重要です。
システム英単語やターゲット1900などの基礎単語帳は最低でも8周以上繰り返しましょう。
1日60分程度の学習時間を確保して音読しながら覚えることで記憶の定着率が飛躍的に向上します。
文法学習では大岩のいちばんはじめの英文法で基礎を理解した後にネクステージやビンテージで問題演習を積むことが効果的です。
間違えた問題は必ず講義系の参考書に戻って確認し理解を深めることが大切です。
この段階を丁寧に進めることで後々の学習がスムーズに進みます。
英文解釈の技術70では英文の構造を視覚的に理解する訓練を積みましょう。
SVOCなどの文型や修飾関係を正確に把握できるようになることが目標です。
1日3問程度のペースで進め間違えた問題は英文ごと暗記するくらいの意識で復習することが重要です。
標準段階から発展段階への移行
基礎が固まったら標準段階の参考書に進みます。
基礎英文解釈の技術100では70よりも複雑な構文を扱い東大レベルの和訳力を養成します。
非制限用法や関係副詞など理解が難しい構文もじっくり時間をかけて取り組みましょう。
ポレポレ英文読解プロセス50は東大レベルの難解な英文を読み解く力を養う名著です。
50題という少ない問題数ですが1題1題が非常に質が高く東大の入試問題に直結する内容となっています。
読解プロセスを段階的に示しているため難しい英文への対応力が飛躍的に向上します。
長文読解ではやっておきたい英語長文シリーズを500から700そして1000へと段階的に進めることが効果的です。
各段落を読んだ後に日本語で要約する訓練を必ず行いましょう。
東大の英語では要約問題が頻出するためこの訓練が非常に重要です。
過去問演習への準備
全ての参考書を終えたら東大の英語25カ年で過去問演習に取り組みます。
最低でも10年分は解いて東大英語の出題傾向や難易度を肌で感じることが大切です。
時間配分も意識しながら本番と同じ条件で演習を積みましょう。
間違えた問題については該当する分野の参考書に戻って復習することが重要です。
過去問演習を通じて自分の弱点を明確にし重点的に対策を行いましょう。
解説も非常に詳しいため独学でも十分に力をつけることができます。
まとめ
東大志望向けの英語参考書ルートは基礎から発展まで段階的に進めることが合格への最短ルートです。
この記事で紹介した16冊の参考書を順番に完璧にマスターすることで東大英語で必要な力を確実に身につけることができます。
焦らず1冊1冊を丁寧に仕上げることを心がけて東大合格を目指して頑張ってください。



