生徒一人ひとりに寄り添い、ピアノを一生楽しめる力を育てる「藤田奈穂ピアノ教室」。
幼児から大人まで幅広い年齢層が楽しく学べる教室で、コンクール入賞者も多数輩出しています。
藤田先生のピアノ教育に対する熱い想いと独自の指導法についてお話を伺いました。
レッスン対象と指導内容

ー どういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?
藤田さん:ピアノを弾きたい、楽しみたいという方達を対象にレッスンしています。
生徒さんの中で多いのは、お母様がピアノをなさっていて、お子様にもというご家庭が多いです。
お子さんは分からずに通い始める方もいますが、そういったお子様もピアノ大好きになった生徒さんもたくさんいらっしゃるので、ご縁があれば指導させていただきたいな思っています。
専門的なことを目指したらどうかなという方がいらっしゃれば、私の方からお声掛けして、コンクールにもお誘いしています。
コンクールに真剣に挑みたいからと私の教室に来られる親子さんもいらっしゃいますし、コンクールを受けるなら一生懸命サポートします。
一方、趣味の方も、自分で弾きたい曲が弾ける、先生の力なしに一生ピアノが楽しめる力を育てていただきたいと思ってレッスンしています。
共通して大切にしているのは「読譜力」です。
体が動かせること、ピアノを弾くために指だけじゃなくて肩や肘、手首など体の使い方ができること、リズム感や音を聞く力などもレッスンに取り入れています。
ピアノレッスンの時間の中にはミニソルフェージュのような形で、必ず音感やリズム感、楽譜読解力も教えています。
初見で簡単な楽譜が読めるようになれば、そこから頑張ることで難しい曲も弾けるようになります。
ピアノの方もフィンガートレーニングを重視していて、基本的な基礎がしっかりしていれば、どんな曲でも挑戦できるようになりますので、まず指を鍛える、それから楽譜を見るトレーニングで演奏技術をアップさせていきます。
ピアノは悲しみも楽しさも喜びも表現できる楽器ということをお伝えしたいです。
音楽を通じた幅広い教育
藤田さん:ピアノはヨーロッパの楽器ですので、西洋の歴史も知ることができます。
私はそのバックグラウンドを教えるのが大好きで、「ショパンが生きていた頃、日本は江戸時代だった」というように話すと、子供たちの反応がとても良いのです。
小さいお子さんにそうお話すると、後ろで待っていらっしゃるお母様達も関心を持ってくださいます。
ピアノは人類の素晴らしい発明だと思いますし、今は日本の音楽もいろんなジャンルの音楽も奏でることができます。
ピアノを習うことで知識の世界が広がっていきます。
iPadなどを使って「この時代はこんな建物」「この時代になるとこんな風に絵画も変わってくる」といった話をしたりと、本当に幅広い知識でピアノを学ぶことができるんです。
私自身は153センチとあまり大きくないのですが、手が小さくても工夫して弾くことができる方法も教えています。
最近コンクールで金賞を取った生徒さんは手が小さくてコンプレックスだったのですが、超絶技巧のような曲でないと優勝できない世界で、手が小さくても弾けるように、原型が留まるようにアレンジしたところ、見事金賞を取れました。
手が小さいお子さんには演奏の工夫を教え、大きいお子さんには堂々と弾くことをサポートします。
生徒さんがピアノを大好きになるような教室でありたいといつも思っています。
教室を始められたきっかけ

ー 先生が教室を始められたきっかけについてお伺いできますか?
藤田さん:小さい頃からピアノの先生になりたいとずっと思っていました。
色々なことに関心があり好奇心旺盛な子だったので、最初の夢はピアニストでしたが、ピアノの先生になりたいという気持ちがいつもありました。
小さい頃から「私だったらこういうアドバイスするのに」「こういう言い方をしたら生徒は悲しくないのに」と常に考えていました。
音大の先生からも「教えることに向いているから教えなさい」と言われ、紹介で細々とピアノ教室を始めていました。
現在の教室は小さなお部屋ですが、それでもホームページやインスタグラムを通じてご縁が繋がり、今では生徒さんたちが全国大会に行ったり、金賞を受賞したりと成長してくださっています。
教室の一番のアピールポイント
ー 教室で一番のアピールポイントだとお考えのところについてお聞きできますか?
藤田さん:1人1人のことを真剣に向き合い、生徒さんにぴったり合うレッスンを提供することです。
根性論はあまり関係ないと思います。
コンクールに挑戦する段階では根性も必要ですが、本当に伸びる時はスムーズに上達しますし、しっかり実力を付けておけば難しい曲も弾けるようになります。
例えばエリーゼのためにを弾くために半年かける話を聞いたことがありますが、当教室では基礎がしっかり付いていれば数日で弾けるようになる子もいます。
レッスンで大切にしていること
ー レッスンされる際に大切にされていらっしゃることだったり、特に意識してらっしゃることをお聞きできますか?
藤田さん:ピアノのレッスンでは先生と生徒が横並びになるので、生徒の顔を必ず見るようにしています。
生徒さんの様子はすごく大事にしていて、練習をしているかどうか、楽しく練習しているかどうかをずっと気にかけています。
自分自身も「ここに来たらピアノがもっと好きになる」ということを大事にしています。
一人ひとりに合った教材を選ぶことも重視していて、楽譜が1000冊近くあり、その中から一人ひとりに合った教材を選び、その生徒が楽しく挑戦できているかどうかを大切にしています。
将来的なビジョン
ー 今後強化したいとお考えのことであったり、将来的なビジョンについてお伺いできますか?
藤田さん:強化したいのは「皆が楽しんでピアノが弾けること」です。
ある生徒が合唱コンクールの伴奏を任されて、私のレッスン無しで見事に弾いてきた時はとても感動しました。
ペダルも上手に踏み、指の使い方も上手く、曲のイメージもちゃんと出せていて、一緒に歌っても歌いやすい伴奏でした。
以前、ピアノがあまり好きではなかった生徒が、友達との出会いで連弾を始め、YouTubeにアップして、最終的には連弾で金賞を受賞することもありました。
今習っている生徒さんが大人になっても、おじいちゃんおばあちゃんになっても、ピアノを楽しめる力を付けることが私のビジョンです。
人生の側にピアノがあることで、心が元気になったり、慰められたり、親子で楽しんだりできます。
私の想像以上の幅広い幸せな道を生徒たちが歩んでいってほしいと思います。
入会を考えている方へのメッセージ
ー 最後に入会を考えていらっしゃる方にメッセージをお願いできますでしょうか?
藤田さん:ピアノを楽しく練習して、どんどん上手になりたいと思っている方、皆さんそれぞれのペースがあるので、上手になる時期も様々です。
私の教室では皆さんに同じ教材は使いません。
「私に合ったレッスン方法を探してくれる」と期待していただき、ぜひ体験レッスンにお越しください。