大学受験の多様化が進む中、総合型選抜(AO入試)の重要性が高まっています。しかし、一般入試とは異なる準備が必要なAO入試に、戸惑う受験生も少なくありません。そんな中、AO入試に特化したオンライン塾として注目を集めているのが「二重まる学習塾」です。
設立からわずか4年ながら、独自の指導方針で多くの合格者を輩出してきた二重まる学習塾。その成功の秘訣はどこにあるのでしょうか?今回は、同塾の小論文・英語担当である金子夢芽さんに、詳しいお話を伺いました。
生徒との距離の近さ、思考力を重視した指導、そして海外スタディツアーなど、他にはない特徴的な取り組みが明らかになりました。AO入試での合格を目指す高校生の皆さん、必見の内容です!
AO入試に特化したオンライン塾
ー二重まる学習塾の概要について簡単に教えていただけますか?どういった方を対象としているサービスなのでしょうか?
金子夢芽さん:当塾は高校生、特に高校3年生をメインに指導を行っています。大学受験に特化しており、特に総合型選抜(AO入試)に力を入れています。英語の資格試験や試験が必要な学生にフォーカスしてサービスを提供しています。
具体的には、大学受験を目指していて、英語の資格や試験が必要な生徒たちをターゲットにしています。AO入試に特化しているのが大きな特徴です。
ー設立の経緯やきっかけについて教えていただけますか?
金子:二重まる学習塾は、2000年に対面指導を開始し、小・中学生向けの教育に力を入れてきました。2020年からは、オンラインでのAO入試に特化した教育を行っています。AO入試に特化してからは、まだ4年ほどの歴史ですが、着実に実績を積み重ねています。総合型選抜試験には面接や小論文、書類など様々な要素が必要ですが、最近では英語の資格や記述試験が重要視されるようになってきました。そこで、英語対策をしっかりできるように、現在の形になりました。
他の学習塾にはない特徴
ー二重まる学習塾の他の類似サービスにはない特徴や一番のアピールポイントについて教えてください。
金子:一番のアピールポイントは、生徒と教師との距離が近いことです。私自身も大学生で、実際に受験で英語を使ってきた経験があるので、生徒との共感や距離感が近いのが特徴です。
また、フィリピン人の講師もいて、スピーキングの練習が毎日できるなど、柔軟な対応が可能です。例えば、生徒さんの好きな時間に30分間の英会話練習ができるようになっています。
私は週4日、1日2時間の授業を提供していますが、私自身も大学生として英語を学習している身であり、実際に受験で英語を使ってきた経験があります。そのため、生徒さんと共感できる部分が多く、距離が近いと感じていただけると思います。
私たち講師は、時間や距離の面で濃密な指導ができると自負しています。
ー生徒さんが自信をなくしているときなどは、どのように対応されていますか?
金子:指導時間や問題を解く時間を十分に取るようにしています。また、授業前後にもLINEのグループを通じてフォローアップや相談を受け付けています。
私自身も中学生の頃は英語が最も苦手で嫌いだった経験があるので、「分からない」という気持ちや「英語を何で使うんだろう」という疑問に共感できます。そのため、一緒に克服していこうという姿勢で指導を進めています。
多彩な指導プラン
ー提供しているコースやプランについて教えてください。
金子:当塾では、英語の有無によってプランが分かれています。AコースからEコースまでの5つがあり、Aコース、そしてCコースとEコースに英語が含まれています。受験校の数や英語の必要性によって価格が変わってきます。
すべてのコースはオンラインで提供していますが、対面での指導も一部あります。年に2回、英検合宿を行っており、3日から5日間、みんなで宿舎に泊まりながら英検対策を行います。
この英検合宿は、主に次の年に高校3年生になる高校2年生を対象に、3月頃に実施しています。1日10時間から12時間という集中的なスケジュールで、ひたすら英語に向き合います。生徒たちにとってはハードな経験ですが、モチベーション向上にもつながる重要な機会となっています。
指導方針と重視していること
ー受講者に指導する際に特に意識していることや方針があれば教えてください。
金子:とにかく「分からない」を潰していくことを意識しています。なんとなく済ませてしまうと、後々響いてしまうことが多いので、できるだけ言語化して、自分で説明できるようになるまで繰り返し指導するよう心がけています。
特に文法に関しては、なんとなく理解したつもりでいると、後で大きな問題になることがあります。そのため、しっかりと言語化して説明できるようになるまで繰り返し指導することを重視しています。
AO入試は一般入試とは異なり、書類、英語、小論文、面接、プレゼンを通じて、知識と思考力の両方が問われます。単に知識や経験を書くだけでは合格できません。そこから考えたことや学んだことを言語化できるかどうかが重要です。
AO入試の特徴と求められる資質
ーAO入試について、もう少し詳しく教えていただけますか?
金子:AO入試は、一般入試のように単に問題に答えるだけではありません。書類、英語、小論文、面接、プレゼンの5つの要素を通じて、受験生の全人格を評価します。
先ほども少し触れましたが、これらすべての要素に共通しているのは、知識と思考力の両方が問われるということです。例えば、応募書類を作成する際も、単に経験を羅列するだけでは不十分です。その経験から何を考え、何を学んだのかを言語化できることが重要です。
また、AO入試では大学ごとに「癖」があります。つまり、各大学が求める人物像や特徴が異なるのです。そのため、志望する大学のことをよく知り、自分の将来の目標や経験がその大学の求める人物像とマッチしていることを示す必要があります。
ここで重要になってくるのが、柔軟性と素直さです。強いこだわりを持つことも大切ですが、それと同時に、新しい考え方や学び方を受け入れる柔軟性も必要です。自分の考え方や勉強のスタイルを、志望大学に合わせて柔軟に変えられることが、AO入試では大きな強みとなります。
AO入試に必要な思考力を磨く独自の取り組み
ー思考力を磨くために、具体的にどのような取り組みをされていますか?
金子:思考力に関しては、みんなの意見を聞くことがとても大切だと考えています。模範回答と自分の答えを照らし合わせるだけでなく、他の人の回答を見て、なぜそのような回答になったのかを考えたり、アドバイスし合ったりすることを大切にしています。
英語の授業でも小論文の授業でも、この活動を重視しており、柔軟な思考や多角的な視点を磨けるようにしています。自分の意見ももちろん大切ですが、他の人の意見にも耳を傾けることで、より深い思考力が養われると考えています。
例えば、ある問題に対する自分の回答を考えた後、他の生徒の回答を見て、「なぜこの回答になったのだろう」「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」といったアドバイスのし合いを行います。
これにより、自分一人では思いつかなかった視点や考え方に触れることができ、思考の幅が広がります。また、他人の意見を聞き、それを理解し、さらに自分の意見と比較検討する過程で、批判的思考力や分析力も養われます。
この方法は、大学受験に限らず、社会に出てからも非常に重要なスキルになると考えています。多様な意見を聞き、それを踏まえて自分の考えを形成していく能力は、どのような場面でも求められるからです。
オンライン指導の特徴と利点
ーオンラインでの指導が中心とのことですが、その特徴や利点について教えてください。
金子:オンライン指導には、いくつかの大きな利点があります。まず、場所の制約がないことが挙げられます。全国どこからでも受講できるため、地方にお住まいの方でも、質の高い指導を受けることができます。
また、時間の融通が利きやすいのもオンライン指導の特徴です。生徒さんの都合に合わせて柔軟にスケジュールを組むことができます。特に、先ほど説明したフィリピン人講師との英会話レッスンは、生徒さんの好きな時間に30分間の練習ができるので、とても便利だと好評です。
さらに、オンライン指導では、画面共有機能を使って効率的に教材を共有したり、チャット機能を使って質問や回答を記録したりすることができます。これにより、対面指導よりも効率的に学習を進められる面もあります。
一方で、オンライン指導ならではの課題もあります。例えば、通信環境の問題や、対面でのコミュニケーションと比べて非言語情報が少ないことなどです。しかし、これらの課題に対しては、事前の通信テストやビデオ通話の活用など、様々な工夫を凝らして対応しています。
合格実績と成功事例
ー具体的な合格実績や成功事例があれば、教えていただけますか?
金子:個人情報の関係で具体的な大学名は控えさせていただきますが、これまでに多くの生徒さんが志望校に合格しています。特に、英語を重視する大学や、グローバル人材の育成に力を入れている大学での合格実績が多いです。
成功事例としては、英語が苦手だった生徒さんが、1年間の指導を経て英検準1級を取得し、志望校に合格したケースがあります。この生徒さんは最初、英語に対して強い苦手意識を持っていましたが、日々の学習と海外スタディツアーへの参加を通じて、徐々に自信をつけていきました。
また、小論文に苦戦していた生徒さんが、思考力を磨く取り組みを通じて文章力を向上させ、難関大学に合格した例もあります。この生徒さんは、他の生徒との意見交換を重ねることで、多角的な視点で物事を捉える力を身につけ、それが小論文に生かされました。
これらの成功事例に共通しているのは、生徒さん自身の努力はもちろんですが、塾の指導方針に真摯に向き合い、継続的に学習を積み重ねてきたことです。
保護者の方々への対応
ー保護者の方々にはどのように対応されていますか?
金子:保護者の方々とのコミュニケーションも非常に重要だと考えています。定期的に保護者面談を実施し、生徒さんの進捗状況や課題について共有しています。
また、LINEグループを通じて、日々の学習状況や重要なお知らせを配信しています。保護者の方々からの質問や相談にも随時対応しており、生徒さんの学習をサポートする体制を整えています。
特に、AO入試は一般入試と異なる部分が多いため、保護者の方々にも入試の特徴や準備の進め方について理解していただくことが重要です。そのため、保護者向けの説明会なども適宜開催しています。
塾長の存在が大きな魅力
ー塾長について教えていただけますか?
金子:私自身、元塾生として、塾長の存在が本当に大きかったです。塾長はとてもストイックな方で、合格したいなら塾長についていけば間違いないと自信を持って言えます。
塾長は厳しい面もありますが、本当に生徒のことを考えて指導してくれます。私自身、塾長のおかげで合格できたロールモデルの一人です。塾長の存在は、この塾の大きな魅力の一つだと思います。
特に感じるのは、塾長の「ぶれない」姿勢です。AO入試は一般入試と違って、様々な要素が評価されるため、時として方向性を見失いそうになることがあります。そんな時、塾長は常に明確な指針を示してくれます。
また、塾長は単に勉強を教えるだけでなく、生徒の性格や特徴を深く理解した上で、個々に合わせたアドバイスをしてくれます。例えば、自信が持てない生徒には励ましながら、自信過剰な生徒には現実を直視させるなど、バランスの取れた指導を心がけています。
私自身、塾長の指導を受けて合格できたことで、この指導法の効果を身をもって実感しています。だからこそ、「塾長について行けば間違いない」と自信を持って言えるのです。
二重まる学習塾の今後の展望
ー今後、どのような点を強化していきたいですか?
金子:まず何より合格率を上げていきたいと考えています。AO入試は合否がはっきりと分かれる世界ですので、より多くの生徒さんを合格に導くことが最大の目標です。
そのために、様々な大学に対応できるよう、私自身も英語力を磨いていきたいと思っています。生徒さんと一緒に成長していける講師でありたいと考えています。
また、海外スタディツアーにも力を入れています。これは毎年行っているプログラムで、英語を使う機会がたくさんあります。より多くの生徒にこの機会に挑戦してもらえたらと思います。
ー海外スタディツアーについて詳しく教えていただけますか?
金子:海外スタディツアーは、生徒たち自身が行く場所や行動することを決めていく、自主性を重視したプログラムです。全部があらかじめ決められているのではなく、生徒たち自身でプログラムを作り上げていくのが特徴です。
例えば、昨年はフィリピンの墓地スラムに行きました。これは墓地が集まっていてスラム化している場所で、普通の旅行ではなかなか行けないような場所です。このような驚くべき世界を目の当たりにする機会を提供しています。
英語でコミュニケーションを取ったり、値段交渉をしたりする機会があるので、自信をつけてもらう良い機会になっています。教室で学んだ英語が実際に現地の人に通じるかどうかを体験することで、大きな自信につながりますし、その後の学習のモチベーション向上にも繋がります。
このプログラムは毎年3月に実施しており、希望者のみが参加する形式です。もちろん追加の費用はかかりますが、英語学習と異文化体験を同時に行える貴重な機会となっています。
入会を検討している方へのメッセージ
ー最後に、入会を検討されている方へメッセージをお願いします。
金子:低コストでAO入試にしっかり取り組みたいという方には、ぜひ来ていただきたいと思います!
公式サイトのお問い合わせから予約していただくと、まずは塾長と1対1で面談ができます。その後、無料体験の日程を決めていただく流れになっています。
いきなり体験するのは抵抗があるかもしれませんが、まずは塾長との面談で、あなたの目標や現在の状況、悩みなどをお聞かせください。それを踏まえて、当塾がどのようにサポートできるかを具体的にお伝えします。
その後の無料体験では、実際の授業を体験していただけます。オンラインでの授業の雰囲気や、講師との相性なども確認できると思います。無料体験は2回まで受けることができますので、ぜひ二重まる学習塾の雰囲気を体験してみてください!