ベリーダンスで輝く自分へ！Al Tarabが提案する新しい学び方

Al Tarabは、リアルとオンラインの両方でベリーダンスを学べる環境を提供しています。さいたま市と池袋に拠点を持ち、さらにはオンライン教材を活用して全国の生徒に指導を行っています。本記事では、教室の特徴や指導方針、開校の背景、今後の展望について詳しく伺いました。

Al Tarabの活動概要

Al Tarabは、大きく分けて2つの教室を運営しています。ひとつはリアル教室、もうひとつはオンライン教材を活用した学習環境です。

リアル教室

リアル教室はさいたま市と池袋にあります。さいたま市の教室では、会社員や主婦層をターゲットとした月謝制のレッスンを提供しており、週に3回のレッスンが受けられます。池袋の教室は20代～30代の会社員が中心で、よりアート的なベリーダンスを学べる環境となっており、月4回のレッスンを実施しています。

オンライン教材「Al Tarab ONLINE & CLOUD」

オンライン教材は、株式会社TOMODY(https://tomody.co.jp/)と提携して提供されています。TOMODYは、世界的に評価された配信プラットフォーム事業やライブ配信スタジオを有する企業で、その技術を活かしてオンライン配信事業を展開しています。

Al Tarabのオンライン教材は月額制と一括購入制の2種類があり、インターネット環境があればどこでも受講可能です。

オンラインは、ベリーダンスの基礎と振付をまとめた多様なカリキュラムが用意されており、独自に開発した「ダンス・マインドマップ」に沿って進行する点と、「ダンスの法則」による解説が特徴です。

さらに、TOMODY社が開発したクラウドとチャットのスペースを使い、課題動画の添削や不定期のライブ配信のレッスンを用意しています。これらは、受講生のスキルの向上とモチベーションを維持する仕組みとして、トータル的にプロデュースしています。

Al Tarabを立ち上げた背景

もともと海外化粧品の広報・マーケティングを担当していましたが、新たな道を模索していました。ちょうどその頃、ベリーダンスがブームの兆しを見せており、師匠から「教室を開いてみないか」と勧められたことをきっかけに、ベリーダンスの指導を始めました。

ダンスを始めた当初から、プロとしてダンスに関わる予定はありませんでした。ところが、指導に携わるうちに「これは天職だ」と感じるようになりました。

その後、ベリーダンスの運動効果をダイエットやビューティに落とし込んだ書籍を執筆し、10作品の書籍や映像作品、Appを手掛けました。これらがヒットしたことで、他にはない独自のオンライン教材の構成へと発展していきます。

このように、私のベリーダンス人生はスタート当初から、講師として伝えられる経験を積み重ねていくためにプロダンサーとして舞台に立つ、というスタンスでした。幸い、この目標は私のプロモデル経験と融合し、オリジナルのレッスン構成を構築することにつながります。

Al Tarabの特徴と強み

教室ごとのニーズに合わせた指導

リアル教室では、化粧品業界での経験や、ファッションモデルとしての知識を活かし、スキンケア、メイクアップ、ウォーキング、ストレッチなどの美容要素を多く取り入れています。

特にさいたま市の教室では、アート的な要素よりも、運動不足の解消や女性らしい所作を身につけたい方が多く参加しています。池袋の教室では、エジプトの音楽や舞踊のカルチャーにより深く切り込み、ショーやコンペティションに参加する機会を多く設けています。

開講する地域ごとに異なるアプローチを取ることで、生徒のニーズに合った指導を実現しています。また、復習用動画を提供したり、連絡事項や開講情報、リアルタイムの動画配信レッスンまでをひとつのApp内で完結させることで、情報へのアクセスが簡単かつ公平であるという受講環境にも気を配っています。

理論的なレッスン

Al Tarabの指導の特徴は、理論的なアプローチと具体的かつ明瞭な説明です。外国の舞踊文化を伝えるうえで、受講生自身の感覚や経験に頼った言葉や手順を並べる指導方法では到底足りません。

そのため、ニュアンスや感覚的なことはもちろん、中東文化の説明の時でも、手本や資料を見せるだけではなく、すべて具体的な解説に落とし込みます。

その理由は、理論的なアプローチこそ、センスの違いやダンス経験、身体機能の差異を埋めることができる唯一の方法だと実感しているからです。これらの解説は、多くの執筆経験と日本各地で教えてきた実地経験から生まれました。

また、解剖学的な視点も不可欠で関節の可動域と体重移動を意識した指導を行うことで、より安全で効率的なパフォーマンスを目指しています。

教室運営のやりがい

20年以上にわたり指導を続ける中で、日本各地で多くの生徒がベリーダンスを楽しみ、上達していく姿を見ることが大きなやりがいになっています。特に、自身の書籍やDVDをきっかけにベリーダンスを始め、プロのインストラクターになった方と出会うことは、業界の発展に貢献できたと実感する瞬間です。

また、かつては自身がステージに立つことが中心でしたが、現在は生徒をステージに送り出し、プロデューサー的な役割を担うことに集中しています。

私自身がステージで華やかに振る舞う時間よりも、自分のアートをレッスンで共有する時間の方に喜びを感じるのは、ベリーダンスのプロに転向した当初から変わっていません。

表現したい内容に私のこだわりがある場合、ショーダンサーには粘り強くそれを求めますが、通常のレッスンでは踊る楽しさを優先にして、私の理想を押し付けないように心がけています。

私に怒られないから、という理由で練習をおろそかにする受講生に対しても、特に追求しません。もちろん講師として、それに対して怒りや悲しさを感じますが、なぜそのような状況になっているのかを冷静に理解し、必要であれば改善に向けたチャレンジを続けてきました。

これらを鑑みても、教室に属してダンスを続けるということは、私はもちろん、受講生の人間力向上にも役立っていると思います。

今後の展望

今後は、オンライン教材の充実を図り、ノウハウの発信を強化する予定です。また、多くのベリーダンス教室では40代がコアメンバーになっていると思いますが、Al Tarabでも、ベリーダンスと美容・健康を結びつけたプログラムを強化します。

これにより、すべての世代の女性が快適に生活できる心と身体作りの時間を提供していきたいです。このプログラムは、ベリーダンスのアート性を高める上でも大変有益です。

例えば、O脚や歪んだ姿勢、腹圧などを正すことは、見た目の清潔感や美しい所作につながります。また、「なぜ？」と「どのように？」を解決した上でのトレーニングでは、動きに無駄がなく、続けることが億劫になる気持ちを遠ざけます。「とにかく闇雲に取り組め」というスタンスから最も離れた、「私が受講したいと思えるクラス」を目指し続ける所存です。