数に触れる機会を増やし、計算を日常で使える力に「ミタマそろばんアカデミー」

ハワイのそろばんスクールと提携するなど、独自のメソッドで生徒たちの計算力を育てる「ミタマそろばんアカデミー」。

40年の歴史を持つ同教室の特徴や指導方針について、菅幸子さんにお話を伺いました。

サービス概要

ー どういった方を対象にどのような指導をされていらっしゃいますか?

菅さん:教室では5歳から高校生までの生徒さんが通っています。

また、数字が書ける3,4歳頃からのオンライン親子講座もございます。

特に小さなお子様に対しては、早期教育として計算ばかりさせるのではなく、そろばんを通して数に触れる機会をたくさん設けることで、自然と数を好きになり考える事の楽しさを知ってもらえるよう心がけています。

設立の経緯ときっかけ

ー ご自身がこの教室を始められたきっかけについて聞かせてください。

菅さん:当教室は母の代から始まり、すでに40年の歴史があります。

私自身は結婚後、家にいるだけでは物足りなさを感じていました。

母の仕事を見ていて、自分の子供を預けることなく、教室で生徒たちと一緒に育てられる環境に魅力を感じました。

先生という仕事は子供の成長を間近で見られる素晴らしい仕事だと思い、継承を決意しました。

特徴とアピールポイント

ー 教室の特徴やアピールポイントについて教えてください。

菅さん:私たちの特徴は、ハワイのアラキヒロヤソロバンスクールとの提携にあります。

年に1回、ハワイのそろばん大会に生徒さんを連れて行くこともあります。

ただし大きな桁の難しい計算ができる事や、目先の検定試験、大会での優勝を目指すことよりも、将来使える総合的な力、計算はもちろん、英語力、文章力の習得も重視しています。

現代は機械に頼りがちですが、自分で考える力、人としての知恵を育み、その力を実生活で発揮できることが重要だと考えています。

生徒に指導する際に意識していること

ー 生徒さんに指導される際に大切にしていることはありますでしょうか?

菅さん:楽しさを感じることが何より大切だと考えています。

自分から「やりたい」という気持ちで取り組むことが、「やらされている」という感覚よりも大切です。

そのため、子供たちが主体的に取り組めるような声かけを心がけています。

コースと料金体系

ー 実際に提供されているクラス分けについて教えてください。

菅さん:初歩クラス、小学生中級クラス、中学生などの上級クラスと、3つの段階に分かれています。

それぞれの生徒の習熟度に合わせて、適切な指導を行っています。

今後のビジョンと展望

ー 今後強化したい点や新たに取り組みたいとお考えのことはありますでしょうか?

菅さん:私たちはNPO法人のアイエムそろばんのメソッドで指導を行っています。

このメソッドをより多くの人に知っていただきたいと考えており、指導者の仲間作りにも力を入れていきたいと思っています。

記事を読んでいる方へのメッセージ

菅さん:そろばんは計算の基礎となり、算数の土台となります。

特に小さいお子様をお持ちの保護者の方には、算数嫌いにさせたくないという想いがあるかと思います。

また、高学年になって算数が難しくなってきた生徒でも、そろばんを通じて具体的に手を動かしながら計算することで、答えが出たという実感を得られます。

簡単なところから始めて、できた喜びを積み重ねていくことで、子供たちは楽しみながら学んでいます。