「自分らしさを見つける場所に」日本初のヒューマンビートボックス専門スクール-Beatbox Lab.

小学生からヒューマンビートボックスのレッスンを受けられる専門スクール「Beatbox Lab.」。

2015年の設立以来、7,000人以上の生徒に指導してきた同スクールでは、「正解のない表現」を通じて、子どもたちが自分らしさを見つけられる場所を目指しています。

代表の山本一成さんに、スクールの特徴や指導方針についてお話を伺いました。

教室概要

ー どういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?

山本さん:主に小学校低学年から中学年の子どもたちを対象としたヒューマンビートボックスのレッスンを提供しています。

レッスンスタイルは、グループでの対面レッスン、マンツーマンでの対面レッスン、そしてオンラインでのマンツーマンレッスンの3つのパターンを用意しています。

設立の経緯ときっかけ

ー ご自身がこの教室を始められたきっかけや経緯について教えてください。

山本さん:2015年11月27日にスクールを設立しましたが、そのきっかけは私がYouTubeでヒューマンビートボックスの技のやり方を紹介する動画を投稿していたことでした。

コメント欄で小学生のお子様の保護者から「直接教えてほしい」というリクエストをいただき、スタジオでレッスンをさせていただいたのが始まりです。

実は最初は、小学生との接点があまりなく、不安な点もあったのですが、実際にレッスンをしてみると、とても楽しかったんです。

その後は広告を打つこともなく、生徒から生徒へと口コミで広がっていき、自然と小学生を中心とした生徒さんが集まってきました。

また、人気YouTuberの影響は大きく、「ヒカキンが好きでビートボックスを習いたい」という方も多いです。

特徴とアピールポイント

ー このスクールの特徴や、アピールポイントについて教えていただけますか?

山本さん:当スクールは2015年の設立以来、日本初のヒューマンビートボックス専門スクールとして活動を続けています。

現在でもヒューマンビートボックスのレッスンを提供しているスクールは数少ない中、延べ7,000人から8,000人、あるいは1万人に届くくらいの方にレッスンを提供してきました。

この豊富な経験に基づく指導ノウハウと、お子様との関係構築の方法が、当スクールの最大の強みです。

特に子どもたちの上達の早さには驚かされます。

基本的には私が実際にやってみせて、それを真似てもらうというシンプルなアプローチをとっていますが、大体の子が本当に良い音を出してくれます。

生徒に指導する際に意識していること

ー 生徒さんに接する際に大切にしていらっしゃること、意識していることはありますか?

山本さん:生徒と接する際に最も大切にしているのは、「答えを言わない」、より正確には「答えらしきものを言わない」ということです。

ヒューマンビートボックスは一見、音ごとに正解があるように見えがちですが、実は違います。

人それぞれ筋肉や神経、骨の付き方が異なるため、同じ楽器を持っている人は一人もいないのです。

そのため、基本的には私の演奏を真似てもらい、「それっぽい音」が出せればよいというスタンスで指導しています。

これは、そもそもヒューマンビートボックスという表現技法の特性からも、私が答えを押し付けてしまうのは適切ではないと考えているからです。

正解も間違いもないので、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてもらうことを大切にしています。

自分が失敗だと思うことも遠慮なくやってみて、その中から自分らしい表現を見つけていってほしいと考えています。

講師自身のヒューマンビートボックスとの出会い

ー 先生はどのようなきっかけでヒューマンビートボックスに出会われたのですか?

山本さん:私は中学2年生の時に、某テレビ番組を見て衝撃を受けたのがきっかけです。

当時はまだVHSの時代で、テレビを録画して、それを巻き戻しては再生しながら練習していました。

誰かに教わったわけではなく、ずっと独学で続けてきました。

今後のビジョンと展望

ー スクールとして今後強化したいことや、新たに取り組んでみたいことはありますか?

山本さん:コロナ禍以前は夏のキャンプなどのイベントを開催していましたが、しばらく中断せざるを得ない状況が続いていました。

今後は、夏の催しや発表会など、子どもたちが輝ける場をより多く作っていきたいと考えています。

また、多くの問い合わせをいただいているため、指導できる講師の育成にも力を入れていく予定です。

ヒューマンビートボックスの魅力

山本さん:私自身、ヒューマンビートボックスに人生を「狂わされている」と感じるほど魅了されています。

最大の魅力は、何も道具が必要なく、練習する場所も選ばないという手軽さです。

ダンスと似ているようで、さらにスペースすら必要ありません。

外を歩きながらでも、電車を待っている時でも、小声で練習することができます。

また、自由度が高く、自分なりの表現を追求できる点も大きな特徴です。

義務教育課程ではなかなか経験できない「高い自由度」の中で、自分で考え、自分なりの答えを見つけていくプロセスを体験できます。

これは私自身の人生でも大きな助けとなっており、これからの時代を生きていく上で重要なスキルになると考えています。

記事を読んでいる方へのメッセージ

山本さん:多くの方が動画サイトでビートボックスに興味を持ち、「家でぶつぶつやっているけど、これが音らしきものかどうかも分からない」という状態でいらっしゃると思います。

そういった状態でも大歓迎です。

必ず生徒さん自身が自信を持てる表現技法に育てていきますので、興味がある方はぜひお問い合わせください。