兵庫県明石市で姿勢改善に特化したピラティススタジオを運営する理学療法士の原田浩史さん。
20代から80代まで幅広い年齢層の方々の体の悩みに向き合い、整形外科での経験を活かした独自のアプローチで多くの方の体の悩みを解決してきました。
「50年続いた肩こりが改善した」「20年間の肩こりから解放された」など、驚くべき実績を持つスタジオについて、お話を伺いました。
姿勢改善を専門とする、ピラティススタジオ

ー どういった方を対象に、どのようなレッスンをされていますか?
原田さん:姿勢にフォーカスしたピラティスのレッスンを提供しています。
お客様は20代から80代まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいますが、メインは50代、60代の女性です。
他のスタジオと比べて年齢層が高めというのが、当スタジオの特徴の一つとなっています。
また、理学療法士が在籍していることで、近隣の整形外科からの紹介や手術後のリハビリテーションの方も多く通われています。
医療機関との連携を活かし、専門的な知識に基づいたケアを提供できることが強みです。
健康の基盤である「姿勢」への気づき
ー このスタジオを始められたきっかけを教えてください。
原田さん:大学卒業後、理学療法士として整形外科に勤務していました。
その中で、腰痛や首の痛みが改善しても再発するケースを多く経験し、「姿勢」が健康の基盤であることを強く実感するようになりました。
そこで、一時的な症状改善だけでなく、根本的な解決を提供したいと考え、姿勢に特化したサービスとしてピラティスを始めることを決意しました。
ピラティスは体幹を中心にアプローチしていくため、姿勢改善との相性が非常に良いと感じています。
長年の体の悩みに、根本的な解決を提供

ー 生徒さんはどのようなお悩みを持った方が多いのでしょうか?
原田さん:整形外科で脊柱管狭窄症やヘルニアの診断を受けた方が多く来られます。
また、20年、50年と長期間に渡って肩こりに悩まれている方もいて、「もうマッサージ通いを続けるのは限界」と感じ、根本的な解決を求めて来られる方が増えています。
実際に、20年続いた肩こりや50年続いた肩こりが改善したという口コミもいただいています。
これは、一時的な対症療法ではなく、体の使い方と理想的な姿勢を目指すことで、長年の症状を解決できることの証だと考えています。
姿勢改善を通じて、人生の可能性を広げる
ー レッスンで大切にされていることについて教えてください。
原田さん:単に姿勢が良くなることがゴールではありません。
姿勢が変わることで何が可能になるのか、そのイメージをお客様と共有することを大切にしています。
より活動的な生活を送ることや、新しいことへのチャレンジなど、お客様の人生をより豊かにするためのサポートを心がけています。
一人ひとりに合わせた、きめ細やかなレッスン設計

ー 具体的なレッスンプランについて教えてください。
原田さん:メインはマンツーマンのピラティスです。レッスンは以下の流れで進めています。
- インストラクターによる状態のチェック
- 治療的なストレッチやマッサージによるケア
- その日の体調に合わせたピラティスプログラム
レッスンではマットとマシンの両方を使用し、お客様の状態に合わせて最適なプログラムを組み立てています。
レッスン時間は50分で、多くの方が月謝制で通われています。
月2回から4回のコースが一般的ですが、中には月8回通われる方もいらっしゃいます。
ただし、状態が安定してきた方には月2回程度をお勧めしています。
継続的に通っていただくことで、より確実な効果を実感していただけます。
明石から始める、姿勢改善の社会的な取り組み
ー 今後の展望についてお聞かせください。
原田さん:昨年からオンラインピラティスを開始し、会員様の拡大に力を入れています。
さらに、「明石から猫背をなくす」をスローガンに掲げ、小学校や学童クラブ、保育園での姿勢教育にも積極的に取り組んでいます。
特に子どもたちの姿勢教育には大きな可能性を感じています。
大人と違って体の硬さがまだないため、意識改革と弱い部分の強化だけで、比較的早く姿勢が改善されるからです。
最近実施した小学6年生160名を対象とした調査では、半数以上が首や背骨周りの痛みを訴えており、タブレットを使用した授業による影響が懸念されています。
この現状を重く受け止め、教育現場との連携を深めています。
お子さんの姿勢の悪さは、以下のような様々な問題に影響を与えることが研究で明らかになっています:
- 自己肯定感やメンタル面への影響
- 肩こりや首の痛み
- 逆流性食道炎
- 便秘
- 肺活量の低下
今日から始める姿勢改善が、あなたの未来を変える
ー 最後に、スタジオに興味を持たれた方へメッセージをお願いします。
原田さん:姿勢の見直しは、一日でも早く始めることをお勧めします。
整形外科での経験から、すり減った軟骨や変形した骨は元に戻すことができないことを知っています。
実際に、骨がすり減ってしまい、仰向けに寝ることもできなくなって辛い思いをされている方も見てきました。
「来年から」ではなく、今日から。少しでも姿勢のことが気になっているのであれば、ぜひ具体的な行動を始めていただきたいと思います。
あなたの人生をより豊かにする第一歩として、姿勢改善に取り組んでみませんか。