“教育のその先へ―数学を通じて価値を生み出せる人材を育成する「Dan塾」”-代表のDanさんにインタビューしました!

AIの発展が加速する現代において、真の「人間らしさ」とは何か。この問いに向き合いながら、Dan塾では数学という学問を通じて、深い思考力と創造性を持つ人材の育成に取り組んでいます。

「なぜ」を大切にする本質的な学びと、オンラインによる柔軟な学習環境を組み合わせることで、単なる受験対策ではない、未来を創造する力を育てている同塾。

テクノロジーは進化しても変わらない「人間の本質」に焦点を当て、社会に価値を生み出せる人材の育成を目指すDan塾の魅力に迫ります。

教育サービスの概要と特徴

ーDan塾ではどのようなサービスを提供されていますか?

Dan:メインで提供しているのは「ハイレベル数学講座」という動画講座です。また、STEAM教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics)を軸とした教育コンテンツの制作にも力を入れています。

ーオンライン限定でサービス提供しているのでしょうか?

Dan:完全にオンラインに限定しているわけではありませんが、2016年からオンライン学習塾として活動しています。またより多くの方に合理的な価格で提供するため、動画コンテンツを中心としたサービス展開を行っています。状況に応じて臨機応変に対応することも可能です。

Dan塾ならではの学習方法

ーDan塾ならではの学習方法について教えてください。

Dan:Dan最大の特徴は、「なぜ」を常に問いかける姿勢です。例えば数学なら、「この公式をどう使うか」だけでなく、「なぜこの公式が必要なのか」「どういう思考プロセスでこの解法に至るのか」を丁寧に解説していきます。

現代の教育現場では、とかく結果や効率が重視され、「筋トレ」のような反復練習に偏りがちです。しかし、それだけでは本当の意味での理解には至りません。Dan塾では、抽象的な概念を具体的なモデルに置き換え、論理的に考察する力を養うことに重点を置いています。

教育に対する考え方の転換と設立の経緯

ー教育に対する考え方について教えてください。

Dan:受験指導には確かに意味があります。設定した目標に向かって努力し、どうすれば合格できるかを考え抜く過程は、人生における困難に直面した際の対処法を学ぶ良い機会となります。

しかし、受験指導では「合格すれば良い」という考えが強くなりがちで、学問の本質的な意味や「なぜそうなるのか」という深い思考が軽視されてしまう傾向があります。

そこでより本質的な教育を目指すため、もともとやっていたstudy8という名前を改名し2023年に「Dan塾」として新たにスタートを切りました。

生徒とのコミュニケーションにおける重視点

ー生徒さんとのコミュニケーションで特に意識されていることはありますか?

Dan:私は演劇の経験があるのですが、演劇で最も大切なのは相手の感じ方や考え方、バックグラウンドを理解することです。

教育においても同様で、まずは生徒の話をよく聞き、観察することを心がけています。それによって、どのような言葉が相手の心に響くのかが分かってきます。また、頭ごなしに否定しないことも重要です。

サービス構成と価格帯

ーDan塾のサービス内容について具体的に教えてください。

Dan:現在、以下5つのコースを提供しています。

  • マンスリーハイレベル高校数学講座:6,980円/月
  • マンツーマンハイレベル講座:19,800円/月
  • ハイレベル高校数学講座通常プラン:59,800円(買い切り)
  • ハイレベル高校数学講座LINE指導プラン:159,800円(買い切り)
  • ハイレベル高校数学講座マンツーマン指導プラン:259,800円(買い切り)

月額で表示されているものはマンスリー、マンスリーとついてないものは月額ではなく、一括で動画講座を買い取っていただくような形になります。


※LINE指導プランでは、講師DanによるLINEを使った質問回答サービスが1年間ご利用いただけます。
※マンツーマン指導プランでは、講師DanによるZoomを使ったビデオ授業(1h)が、1年間、月に1回ご利用いただけます。

※マンツーマンハイレベル講座
(DanによるZoomを介した75分間のマンツーマン授業 月に1回、行われます)

今後のビジョンと展開

ー今後の展望についてお聞かせください。

Dan:良質なコンテンツを作り、届けていくことが最優先です。現在は高校数学が中心ですが、今後は中学数学や、大人向けの数学、統計学なども展開していきたいと考えています。

また、科学分野については東大出身の科学系ビジネス経営者との連携も検討中です。さらに、アーティストとの対談番組なども企画しています。

独自の教育観と目指す方向性

ー教育者として大切にされている考えをお聞かせください。

Dan:現在の学校教育は「筋トレ」のような状態で、なぜその勉強が必要なのかという説明が不足しています。その結果、本来は才能のある子どもが数学を嫌いになってしまうケースも少なくありません。

私たちが目指すのは、抽象的な事象を数字や記号を使ってモデル化し、論理的に整理・構築してシミュレーションしていく力の育成です。これは日常生活のあらゆる場面で活用できる重要なスキルです。

最終的には、単に良い企業に勤めて収入を得るだけでなく、自ら価値を生み出し、世の中を豊かにしていこうという志を持った人材の育成を目指しています。

学びを志す人へのメッセージ

ー最後に、本当の学問に興味を持つ人々へメッセージをお願いします。

Dan:私は「教える」というよりも、むしろ「共に学ぶ仲間を探している」という思いで活動しています。数学や科学への純粋な探究心を持ち、単なる受験のための勉強を超えて、本質的な理解を目指す方々と出会えることを楽しみにしています。

AIの発展が加速する現代において、私たちが目指すべきは「人間らしさ」の追求です。コロナ禍を経験し、歴史を紐解く中で、テクノロジーは進化しても人間の本質的な部分は変わらないことに気づきました。だからこそ、深い思考力と創造性を持ち、社会に真の価値を生み出せる人材の育成に力を注いでいきたいと考えています。

知識を得ることは目的ではなく、その先にある「創造」や「価値の創出」のための手段です。共に学び、共に成長できる仲間との出会いを心待ちにしています。