【受験生必見】日本史の本質的理解を追求する「田中一平の日本史講座」― オンラインで実現する高品質な受験指導-代表の田中さんにインタビューしました!

大学受験における日本史の指導において、地方在住者の学習機会の拡大と、オンラインならではの効果的な授業展開を目指し、「田中一平の日本史講座」は2020年にスタートしました。

少人数制のオンラインLive授業を通じて、特に国公立大学志望者向けの質の高い教育を提供している同講座。

今回は創設者の田中一平さんに、オンライン講座立ち上げの経緯や、日本史教育に対する想いについてお話を伺いました。

サービス概要と開始背景

ーオンライン日本史講座「田中一平の日本史講座」について教えてください。

田中:基本的にはYouTubeと、Zoomを活用したオンラインLive授業の2つの形態で日本史の授業を提供しています。

主に難関国公立大学を志望する大学受験生をターゲットとしており、ZoomのLive授業では通史の授業や東大・一橋大、京大などの難関国公立大学の対策講座や共通テスト対策講座を開講しています。

ーサービス開始のきっかけを教えていただけますか?

田中:YouTube配信は2020年のコロナ禍から始めました。当初は学校や予備校が休校となり、その年に受験を控えた生徒たちのために、iPadを使って授業を配信したことがきっかけです。

最初は受講生限定の配信でしたが、生徒たちから「一般公開してはどうか」という声をいただき、試験的に始めたところ、現在ではyoutubeチャンネルは7,500人ほどのチャンネル登録者を抱えるまでに成長しました。

オンラインLive授業のサービスは今年で3年目を迎えており、受験生のほか、授業力向上を目指す教員や学び直しをしたい社会人の方にも受講していただいております。

オンライン授業への転換理由

ー従来の教室型授業からオンライン授業への転換を決めた理由を教えていただけますか?

田中:元々は1年間のサラリーマン生活を経て、大学院まで進学し、その時期から私立の進学校や予備校で教えていたのですが、特に予備校の『学校が終わった後に予備校まで通う→教室で授業を受ける→帰宅して復習を行うという』従来型の授業に限界を感じていました。

そもそも地方では日本史の授業を提供している予備校が少なく、英語・国語・数学のみというケースも多いのです。

予備校まで通う時間的な制約や、夜遅くまでの授業後の復習の困難さ、地方の受験生にも質の高い日本史の授業を提供することなども考慮し、自宅で受講できるオンライン形式を選択しました。

また、文化史の授業などでは、仏像の写真を見ながら視覚的に理解を深めることが重要です。オンラインLive授業では、タブレットを使用して資料を効果的に見せることができます。

授業形態と特徴

ーオンラインLive授業の具体的な進め方を教えていただけますか?

田中:オンラインLive授業は5人から10人程度の少人数制で、テキストに沿って進めています。このテキストはライブ授業受講生限定の教材となっています。画面上でテキストを共有しながら書き込みを入れて説明を行い、生徒たちが手を動かしながら集中できる工夫をしています。

一回の授業は90分を2コマ構成とし、間に30分の休憩を設けています。欠席した場合は録画視聴が可能で、学校行事や体調不良で参加できない場合でも学習が遅れることはありません。

指導方針と教育観

ー生徒との関わりにおいて意識されていることはありますか?

田中:日本史は「単なる用語暗記ではない」ということを強く意識して指導しています。特に国立大学を志望する生徒には、論述問題に対応できる力を養うことが重要です。そのため、時代背景や出来事の因果関係を理解し、他者に説明できるレベルまで深める指導を心がけています。

また、日本史を通じて論理的思考力を養うことを重視しています。これは社会に出てからも必要となる重要なスキルだと考えています。授業中は生徒の反応を見ながら、理解が不十分そうな箇所は補足説明を加えるなど、きめ細かな対応を心がけています。

コースと料金体系について

ー開講コースと料金体系を具体的に教えていただけますか?

田中:授業は90分を2コマセットで行い、この2コマセットを1回の授業として提供しています。基本コースは年間約40回の授業で構成されており、1回あたり3,000円、年間で約12万円となります。

各コースは受験生の目的に合わせて選択できるよう設計されており、共通テスト対策講座など、目的別の特別講座も用意しています。

今後の展望について

ー今後の取り組みについてお聞かせください。

田中:日本史の学習において、多くの受験生が「用語暗記が重要」という誤った認識を持っていることが気になっています。確かに、いわゆる「歴史オタク」と呼ばれる方々は豊富な知識を持っていますが、例えば「鎌倉時代とはどんな時代だったのか」という本質的な問いに答えられないケースも少なくありません。

私が目指しているのは「各時代を生きた人々の動向や特徴を理解し、説明できる力を育むこと」です。その際、歴史学者や考古学者による研究成果が手がかりになります。

学者の研究成果は、高校生が使用する高校の教科書にも反映されていますので、それらの研究成果を分かりやすく解説し、生徒たちが歴史を立体的に理解できるような授業を今後も展開していきたいと考えています。

入会検討者へのメッセージ

ー最後に、入会を検討されている方へメッセージをお願いします。

田中:自国の歴史を正しく理解することは、これからのグローバル社会で活躍する上で非常に重要な要素となります。特に海外では、一流のビジネスマンや経営者、政治家が自国の歴史について説明できないことは、恥ずかしいこととされます。

高校の日本史探究(従来の日本史B)の授業は、体系的に日本の歴史を学べる貴重な機会です。単なる用語暗記ではなく、時代の流れや出来事の背景を深く理解し、それを自分の言葉で説明できるようになることを目指して、一緒に学んでいきましょう。

まずは一度、授業の雰囲気を体験していただければと思います。ホームページからお問い合わせいただければ、体験授業を受講していただくことが可能です。皆さまとお会いできることを楽しみにしています。