「勉強が楽しい」という言葉を聞いて、違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。しかし、神奈川県で急成長中の学習塾、BRESTグループは、まさにその「楽しさ」を武器に、多くの生徒たちの学力向上を実現しています。
独自の指導サイクル「ブレストメソッド」。少人数参加型授業、再現学習、チーム
今回、その革新的な教育手法の裏側に迫るべく、BRESTグループで指導にあたる茂木先生にお話を伺いました。人に寄り添える仕事に就きたい想いから塾講師となった茂木先生が語る、現代の教育現場の課題と、それを乗り越えるための取り組みとは——。
この記事を読めば、あなたの「学ぶ」に対する考え方が、きっと変わるはずです。
塾の概要と対象生徒
ーまず、どのような生徒を対象にしている塾なのか、塾の概要について教えてください。
茂木:当塾は、公立の小学生と中学生を対象としています。高校入試をゴールとして、小学生の段階から学力の定着を目指しています。特に力を入れているのは、楽しみながら勉強することです。
勉強が好きな子も苦手な子も、全員の成績を伸ばすことを目指しています。
ー生徒さんはどのような課題や悩みを抱えていることが多いですか?
茂木:多くの生徒が勉強に対して苦手意識を持っています。「勉強が嫌い」「できないからやりたくない」という気持ちを抱えている子どもたちが非常に多いですね。
そこで私たちは、「分かることが楽しい」「勉強は楽しい」と感じてもらえるような指導を心がけています。
楽しく学ぶための工夫
ー勉強を楽しいと感じてもらうために、具体的にどのような工夫をされていますか?
茂木:基本的なことですが、小さなことでも褒めるようにしています。子どもたちは素直で、褒められると嬉しくなり、もっと褒めてほしいという気持ちが芽生え、やる気につながります。
また、授業にゲーム性を取り入れています。一方的な講義型の授業ではなく、生徒が主役となって参加できるような授業を心がけています。例えば、授業冒頭に前回の授業内容を口頭で次々と当てていきます。算数であれば「前回三
角形の何を求められるようになった?」「三角形の面積公式は?」といった具合です。
正解したら褒め、間違えたり答えられないときは「立とう!」と言ってその場に立ってもらいます。これは罰ではなく、1問1答形式で問題を出し、間違えるとその場で立つ、正解し続けると生き残れるというルールです。みんなが楽しみにながら勉強できる雰囲気作りを大切にしています。
教育への情熱と個々の生徒に寄り添う姿勢
ー茂木さんがこの塾で働こうと思ったきっかけや経緯について教えてください。
茂木:私は大学卒業後すぐに当塾に入社しました。元々、子どもの頃から学校の先生に憧れがあり、大学では教員免許を取得し、教育実習も経験しました。
しかし、実際の学校現場では1人の先生が40人ほどの生徒を担当しており、想像していたものとは少し違いました。全ての生徒に十分な指導ができないというギャップを感じたのです。
そこで、より丁寧に子どもたちに寄り添える環境を探し始め、学習塾に注目しました。様々な塾を調べる中で、当塾の理念に強く惹かれたのです。
特に印象的だったのは、以下の点です:
- 子どもたち一人ひとりに寄り添う姿勢
- 少人数制の授業展開
- 年4回の三者面談の実施
- 勉強だけでなく、子どもたちの将来まで見据えた指導方針
これらの特徴から、当塾なら私の理想とする教育を実践できると確信し、入社を決意しました。ここでなら、子どもたちの学力向上はもちろん、将来の選択肢を広げることにも貢献できると考えたのです。
実際に働いてみると、理念通りの教育が行われていることに日々感銘を受けています。生徒一人ひとりの成長に寄り添い、彼らが「分かる」「できる」喜びを感じられるよう支援することに、大きなやりがいを感じています。
BRESTの特徴とアピールポイント
ー他の塾にはない特徴や、最大のアピールポイントは何でしょうか?
茂木:当塾の特徴は3つあります。1つ目は「ブレストメソッド」という学習サイクルです。これは、子どもたちが「勉強が分かる」「勉強が楽しい」という好循環に繋げることを目的としています。
一般的な勉強サイクルは「授業→宿題→疑問」です。これですと、
2つ目の特徴は、中学生の高校入試をゴールとしていることです。特に神奈川県では内申点が非常に重要視されているため、内申点対策に力を入れています。そのために、中学校を絞って生徒を募集し、各学校に合わせた指導を行っています。
3つ目は授業を担当する講師が全員正社員という点です。「講師の質」に徹底的にこ
だわっています。
一人ひとりに寄り添う丁寧な指導
ー生徒の方に指導する際に、特に意識していることや方針などがあれば教えてください。
茂木:当塾では、生徒一人ひとりに寄り添った指導を心がけています。その核となるのが、少人数参加型の授業です。
1クラス12名前後の少人数制を採用することで、各生徒の理解度を細かく把握し、一人一人の成長速度に応じた指導が可能になります。加えて、参加型の授業を重視し、生徒に自発的な発言を促すだけでなく、こちらからも積極的に指名することが当塾の特徴です。これにより、生徒たちは常に授業に集中し、主体的に学ぶ姿勢を身につけることができます。
また生徒のモチベーションを維持する点においては小さな進歩でも必ず褒めるようにしています。褒められることで自信がつき、さらなる学習意欲の向上につながるからです。
さらに小学生は保護者との2者面談、中学生は生徒も含めた3者面談を年4回実施し、学習面だけでなく生活面や将来の目標についても丁寧に聞き取り、適切なアドバイスを行っています。
日々の授業でも、生徒一人ひとりの様子に気を配り、元気がない様子や疲れが見られる場合は個別に声をかけ、時には授業以外の話をすることで、リラックスした雰囲気を作り出すよう心がけています。
このように生徒と保護者の双方と親密な関係を築きながら、サポートしていくことを意識しています。
年齢や目的に応じた多様なコース展開
ーどのようなコースやプランを提供されていますか?
茂木:小学生向けに2つ、中学生向けに1つのコースを用意しています。
小学生向けの1つ目は「FosterTTコース」です。これは小学1年生から6年生までの無学年制で、算数、国語、英語、思考力の4コースを提供しています。
自分のペースで進める進級式のコースで、質問がしやすい環境で
2つ目は「Foster一斉コース」で、4年生から6年生を対象としています。算数と国語を学び、さらに「算数道場」という算数の質問ができる場所も設けています。このコースは中学生の勉強に向けた土台作りを目的としています。
中学生向けには一斉授業を行っています。特徴的なのは、中学校ごとに生徒を募集し、その学校の授業の先取り学習を行っていることです。学校によってカリキュラムが異なるため、対象としている中学校に合わせた授業を提供しています。また、定期テスト前には学校の問題を分析した上で対策を行い、内申点アップを目指します。
今後の展望と塾選びのアドバイス
ー今後、さらに強化していきたい点や新しい取り組みはありますか?
茂木:現在、特に大きな変更を予定しているものはありませんが、教育は常に変化しているものだと認識しています。例えば、英語が小学生から必修化されたり、入試制度が変更されたりと、教育を取り巻く環境は日々変化しています。
私たちは、これらの変化に柔軟に対応していく方針です。何がどう変わるかはまだ分かりませんが、その時々で必要とされるものを見極め、新しいサービスや指導方法を取り入れていきたいと考えています。実際に、先ほど紹介した「FosterTTコース」も、ここ数年で新たに始めたものです。
今後も、時代のニーズを的確に捉え、子どもたちにより寄り添えるようなコース展開ができればと考えています。
一つ一つの理解を大切に、将来の選択肢を広げる
ー最後に、入塾を考えている生徒さんや保護者の方へメッセージをお願いします。
茂木:子どもの頃は誰もが通ってきた道ですが、大人になってから「もっと先を考えて勉強しておけば良かった」と思うことがあります。そうならないよう、先を見据えて勉強することが大切です。
勉強が一番大事というわけではありませんが、分からないことを一つ一つ「分かる」に変えていくことは非常に重要です。
勉強が苦手だからといって諦めるのではなく、苦手だからこそ頑張りたいという気持ちを持って、ぜひ当塾に足を運んでいただけたらと思います。