オンライン教育が一般化する中、生徒一人ひとりに寄り添った指導で確実な成績アップを実現する「オンライン家庭教師BesQ(ベスキュー)」が注目を集めています。代表の仁田楓翔(にった ふうか)氏が掲げる「のんきの極意」という独自の教育メソッドは、従来の詰め込み型教育とは一線を画し、生徒の自己肯定感を育むことで学習意欲を引き出すアプローチを特徴としています。
自身も学生時代に塾での否定的な指導に悩んだ経験を持つ仁田氏。その経験を糧に、「生徒のポジティブマインドを育てる」「環境を整える」という2つの柱を軸とした指導方針を確立しました。特筆すべきは、英語で20点だった生徒が70点台へ、数学で40点台だった生徒が90点台へと飛躍的な成績向上を実現している点です。
今回は仁田氏に、独自の教育メソッドや指導方針、そして教育に対する熱い想いについて詳しくお話を伺いました。
自己肯定感と環境づくりにこだわった独自の指導方針
ーBesQの教育方針や指導内容について、概要を教えていただけますでしょうか?
仁田楓翔代表:BesQでは、「のんきの極意」というコンセプトのもと、生徒の成績を最大限アップさせることを目指しています。特に重視しているのが、「環境を整える」ことと「生徒のポジティブ思考を育てる」という2つの要素です。
成績が悪いから、勉強してほしいからという理由だけで塾に通わせても、生徒は積極的に勉強せず、成績が上がらないケースが多々あります。私たちは、人間の精神的要素は「自己肯定力」と「環境」の2つで構成されていると考えており、勉強嫌いの克服や成績アップには、この両方が必要不可欠だと考えています。
当塾の指導方針は、一人ひとりに合わせた段階指導と、欠点を指摘する前に良いところを見つけて褒めることを重視しています。また、他者との比較ではなく、過去の自分と比較することで達成感を味わってもらうという特徴があります。これこそが「のんきの極意」の本質なのです。
自身の経験から生まれた教育への想い
ー塾を設立されたきっかけについて教えていただけますでしょうか?
仁田:私自身、中学2年生までは良い成績を収めていたのですが、3年生になって数学が難しくなり始めた時期に、母が塾に通わせてくれました。しかし、シャイな性格だった私は質問することができず、思い切って質問した際も「なんでそんなところも分からないの?」と言われてしまいました。
その経験から、「このような思いを他の生徒にはさせたくない」という強い気持ちが芽生えました。自己肯定感を否定するような指導は、様々な弊害を生むと実感したのです。
その後、大学生時代にアルバイトで「何でも聞いていいよ、分からないことがあったら教えてね」と言ってくれる先生に出会い、勉強が楽しいと感じられるようになりました。自分でもできるという気持ちが芽生え、全てが完璧にできなくても、前向きに取り組めるようになったのです。この経験が、現在の教育方針に大きく影響しています。
独自のアプローチで実現する確実な成績アップ
ーオンライン家庭教師が数多くある中で、BesQならではの特徴的な強みを教えてください。
仁田:最大の特徴は、自己肯定力を育てながら成績をアップさせる指導方針です。また、シャイな性格の生徒も多いことから、公式LINEを活用した質問システムを導入しています。LINE上で気軽に質問できる環境を整えることで、授業中に聞けなかったことも簡単に質問できるようになっています。
具体的な指導方法として、まず授業で基本的な内容を学び、その後プリントに取り組んでもらいます。その際、間違えた箇所よりも先に、できているところを褒めることを重視しています。「これができたのはすごいね」「一緒にやってみよう」という声かけを通じて、生徒に「自分にもできる」という自信をつけてもらうことが、成績アップにつながっているのです。
特に重視しているのが、マイナスな言葉を使わないという点です。「できないじゃん」という言葉ではなく、「ここまでできているんだから、きっとこれもできるよ」というように、常にポジティブな言葉かけを心がけています。生徒の可能性を信じ、それを言葉で表現することで、生徒自身も自分の可能性を信じられるようになるのです。
生徒に寄り添う丁寧な指導と充実のサポート体制
ー指導する際に特に意識されていることを教えてください。
仁田:生徒一人ひとりに合わせて、発言の仕方やスピードを調整することを心がけています。また、世代間ギャップを埋めるため、TikTokやアニメ、アイドルなども研究し、生徒と同じ目線に立てるよう努めています。
生徒から「このゲーム面白いからやってみて」と言われた時も、まずは「やってみよう」という姿勢で臨んでいます。生徒の興味のあることに共感を示すことで、信頼関係が深まり、学習効果も高まるのです。
特徴的なのが、「ノートを取らない」指導スタイルです。生徒の多くは授業中にノートを取ることに集中してしまい、内容の理解が疎かになりがちです。また、ノートを見返さない生徒も多いため、98%が無駄になってしまいます。そこで私たちは、授業中は講師の説明に100%集中してもらい、生徒が頭をフル回転させて理解することを重視しています。
また、「どこが分からないの?」という質問はしないようにしています。勉強が苦手な生徒は、分からないところが分からないということがよくあるためです。代わりに、問題を出して理解度を確認し、どの部分につまずいているのかを講師側で判断するように心がけています。
このような工夫により、例えば英語で20点だった生徒が70点台まで、数学で40点台だった生徒が90点台まで上昇するなど、驚くべき成果を上げています。保護者の方々からも、想像以上の成績アップに驚きの声をいただいています。
充実したサポート体制と手頃な料金設定
ー提供されているコースやプランについて教えてください。
仁田:基本料金は1コマ70分4,500円で、これに加えて「安心パック」というオプションをご用意しています。安心パックは2教科で月額4,980円、5教科で9,980円となっており、授業後の報告書作成や24時間質問サポート、定期テスト前の集団授業などが含まれています。
特に好評なのが、授業後の報告機能です。その日の学習内容や躓いた箇所、良くできた点などを保護者様に公式LINEでお送りしています。また、24時間質問サポートでは、分からない問題をLINEで送信いただければ、翌朝には回答させていただく体制を整えています。
定期テスト対策も充実しており、テスト2週間前から1週間前にかけて、学校や生徒の状況に応じて集団授業を実施しています。これにより、テスト直前の不安を解消し、確実な得点アップを実現しています。
さらなる挑戦と未来への展望
ー今後の展開について教えてください。
仁田:自己肯定力の育成と、自分で考えたことを発信できる力の向上を軸に、さらなる発展を目指しています。具体的には実店舗の展開を検討しているほか、12月からはフランチャイズで『科学教室サイエンスゲーツ』を開始する予定です。
科学教室では、単なる実験体験に留まらず、「次はこうなるのではないか」という考察力を育むことを重視します。自分の考えを発言する機会を設け、たとえその予想が外れても「よく考えられたね」と評価することで、さらなる自己肯定力の向上につなげていきたいと考えています。
オンライン指導のノウハウを活かしながら、実店舗での対面指導も組み合わせることで、より多くの生徒たちの可能性を引き出していきたいと考えています。
ー最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします!
仁田:既存の塾に通っていても成績が上がらない、物理的に送迎が難しい、地域による教育格差の問題など、様々な課題を抱えている方も多いと思います。ベスキューは、そういった課題を抱える生徒さんの成績を大幅にアップさせる自信があります。
私たちは、単なる知識の詰め込みではなく、生徒一人ひとりの自己肯定感を育みながら、確実な成績アップを実現します。オンラインだからこそできる、きめ細やかな指導とサポート体制で、生徒の成長をお手伝いさせていただきます。ぜひ、私たちと一緒に成長していきましょう。