アメリカでの生活経験を持つ元中学校教師が運営する英語教室。「楽しく、分かりやすく、確実に力がつく」をモットーに、幅広い年齢層に向けて、一人ひとりの目的に合わせた丁寧な指導を提供しています。机に向かって勉強するだけでなく、ゲームや遊びを取り入れた独自の指導法で、着実な英語力の向上を実現。幼児から高齢者まで、それぞれの目標に応じた柔軟な指導で、確かな成果を上げています。
5歳から80代まで、幅広い年齢層に対応する柔軟な指導体制
ーまず、御社のサービス内容について詳しく教えていただけますか?
足立さん:「英語教室Andy」として、5歳から80代までの幅広い年齢層を対象に英語指導を行っています。最年少は5歳のお子様で、最高齢の方は80代後半の方が学ばれていました。このように年齢層を限定せず、「英語を学びたい」という意欲のある方すべてを受け入れています。
指導形態は個別指導とグループレッスンの両方を提供しており、特にグループレッスンでは年齢や学習段階に応じた適切なクラス分けを行っています。例えば、5歳から小学2、3年生までをひとつのグループとし、その上の学年は小学校低学年から高学年まで、さらに中学生、高校生、大人というように、それぞれの発達段階に合わせた指導を実施しています。
ー生徒さんの学習目的についても教えていただけますか?
足立さん:特に小さなお子様の場合は、保護者の方の意向で英語学習を始められるケースが多いですね。ただし、中には自分から「英語を勉強したい!」という子どももいます。年齢が上がるにつれて、自発的に学習を希望される方が増えていきます。
大人の方の学習目的は本当に様々です。印象的だった例として、80代の方は花火会社の社長さんで、海外に花火を販売する際に、通訳を介してだけでなく自分でも直接会話をしたいという具体的な目標をお持ちでした。このように、一人ひとりが異なる目的や目標を持って学習に取り組んでいます。
純粋な英語への愛から生まれた教室
ー教室を開設されたきっかけについて教えていただけますか?
足立さん:私はもともと中学校で英語教師として勤務していましたが, 学校現場では英語指導以外の業務が非常に多く、純粋に英語を教えることに専念したいという思いが強くありました。そんな中、自宅を建設する機会があり、その一室を利用して英語教室を始めることを決意しました。
ー先生ご自身の英語との出会いについても伺えますか?
足立さん:私自身、子供時代をアメリカで過ごした帰国子女です。11、12歳(小学5、6年生)まで現地で生活していました。帰国後は日本の学校に通いましたが、英語力を維持するために継続的に勉強を続けてきました。英語は勉強しないと確実に忘れていってしまいますから。
教師になったきっかけは大学生時代の経験です。人に教えることに取り組んでみた時に「これならできる」と感じ、そこから教職の道を選びました。元々英語が得意だったことも、英語教師を選んだ大きな理由の一つです。卒業後は中学校の英語教師として、生徒たちの指導に携わってきました。
楽しさと達成感を重視した独自の指導法
ー他の英語教室との違いや特徴的な点を教えていただけますか?
足立さん:私たちの教室では、「楽しい」「分かりやすい」「確実に力がつく」という3つの要素を何より大切にしています。正直なところ、他の教室との比較はあまり意識していません。むしろ、自分の信念に基づいて、生徒一人ひとりに最適な指導を提供することに注力しています。
年齢や学習段階によって「楽しさ」の内容は大きく変わりますが、どの年代でも必ず達成感が得られるような授業づくりを心がけています。例えば、小さい子どもたちには、季節や行事に関連した単語をカルタやゲームを通じて学んでもらっています。
この時期であればハロウィーンがテーマですが、「スケルトン(骸骨)」や「バンパイア(吸血鬼)」といった単語を、様々なゲームを通じて楽しみながら覚えていきます。授業の最後に「これ何だっけ?」と質問して正解できた時の「やったー!」という喜びの声が、子どもたちの大きな達成感につながっています。
一方、中学生になると、より実践的な英語でのコミュニケーションにチャレンジします。例えば、「凧揚げ」のような日本文化について、英語で説明できるように練習していきます。最初は、toyやskyといったキーワードやジェスチャーだけでの説明が、段々と一文、二文、三文と表現の幅を広げて説明できるようにしていきます。
このように、年齢や理解度に応じた達成目標を設定し、確実に成長を実感できる指導を行っています。
目的に応じた充実のコース設定
ー具体的なコース構成についても詳しく教えていただけますか?
足立さん:主に5つのコースを設けています。最年少の「リトルクラス」は5歳から小学2、3年生を対象としており、遊びを通じた楽しい英語学習を提供しています。その上の「ジュニアクラス」では、小学校の教科書に出てくる単語や例文を、様々なアクティビティを通じて学習します。
さらに、英検対策に特化したクラスも用意しています。中学生向けには英検5級から3級までの対策クラスがあり、確実な資格取得をサポートしています。高校生以上の大人向けクラスでは、英会話力の向上を目指す方と個別の目標に向けて学習したい方、それぞれのニーズに対応しています。
各クラスの定員は6名までと適切な規模に抑え、一人ひとりに目が行き届くよう配慮しています。参加期間は特に定めておらず、生徒さんの目的や進度に応じて柔軟に対応しています。基本的に対面での指導にこだわり、確実な学習効果を追求しています。
教材開発とフリースクール事業への展開
ー今後の展望について、具体的な計画をお聞かせください!
足立さん:現在、二つの大きな展開を計画しています。一つは、これまでの指導経験を活かして作成してきた教材のウェブ展開です。長年の指導で蓄積してきた使いやすい教材を、教室に通っていない方々にも活用していただけるよう準備を進めています。
もう一つは、フリースクール事業の立ち上げです。最近、この地域でも不登校の児童・生徒が急増しています。各学校に30~40人は必ずいる状況で、私たちの住む静岡県島田市という地方都市でも、クラスに1~2人は必ず不登校の生徒がいるという実態があります。
そこで、来年4月から、英語だけでなく国語や数学などの基礎科目も含めたフリースクールを開設する予定です。現在は近隣の生徒さんを対象にプレ運営を行っており、本格オープンに向けて準備を進めています。不登校でも学習の遅れを心配する生徒さんたちに、安心して学べる環境を提供していきたいと考えています。
英語学習に悩む全ての方へのメッセージ
ー最後に、英語学習でお悩みの方へメッセージをお願いします!
足立さん:何より大切なのは、勉強を楽しむことです。多くの方は「勉強」というと、机に向かって一生懸命取り組むイメージをお持ちかもしれません。もちろんそれも大切ですが、それだけが学習方法ではありません。
カルタやゲームを通じても、確実に力はつきます。特に英語は、コミュニケーションツールとしての側面が強い言語です。楽しみながら学ぶことで、より自然な形で身につけることができます。
私たちの教室では、一つひとつの課題をクリアしていく中で、確実に力がついていくことを実感できる指導を心がけています。分かりやすく、着実にステップアップできる環境を整えていますので、英語学習に興味をお持ちの方は、ぜひ新しい学び方に挑戦してみてください。必ず、英語学習の楽しさを発見していただけると確信しています。