「勉強が楽しい」を作る塾 ─ 自立型個別指導で変わる学習意欲ー峯尾塾代表の峯尾さんにインタビューしました!

「生徒が自分で学びたいことを選べる塾」。そんな珍しいコンセプトを掲げるのが、静岡県沼津市の「峯尾塾」です。1983年の創業以来、公文式のような指導形態と個別指導の良さを組み合わせた独自の教育スタイルで、生徒たちの自主性を育んできました。

午後4時から夜10時まで開室し、生徒は好きな時間に来て、好きな科目を学べます。40年の歴史を持つ同塾が、なぜここまで「自由」にこだわるのか。塾長の峯尾氏に、その理念と実践についてお話を伺いました。

自立型学習を重視する「峯尾塾」の特徴

ー御社の事業概要についてお聞かせください。

峯尾氏:当塾は小中高の個別指導を行っており、完全な一斉指導ではなく、公文式に近い形態を取っています。教室には生徒が複数名在席し、それぞれ授業の最初に学習内容の面談を行い異なる学習を進める中で、必要に応じて先生に質問するというスタイルです。

現在は対面指導のみで、4つの教室を運営しています。

40年の歴史と事業継承

ー創業からの経緯についてお聞かせください。

峯尾氏:1983年に私の親が創業し、当初は近所の子どもたちが集まる小規模な塾でした。

私自身はそれまで東京で別の仕事をしていたのですが、様々な事情もあり、数年前に静岡県の沼津に戻って塾の経営を引き継ぎました。

塾としてのアピールポイント

ー塾としてのアピールポイントをお聞かせください。

峯尾氏:一斉授業とは異なり、生徒が自分の学びたいことを自由に選べることが最大の特徴です。公文式のような形態を取り入れており、教室ではそれぞれの生徒が自分のペースで異なる学習を進めています。

通塾時間も柔軟で、午後4時から夜10時までの間で、生徒が都合の良い時間に来塾できます。中には午前中から来る浪人生もおり、そういった生徒のために鍵を用意するなど、自主的な学習をサポートしています。

また、5教科以外にも読書指導やプログラミング、英語など多様な学習機会を提供しており、生徒の興味に応じて選択できる点も特徴です。

生徒とのコミュニケーション

ー生徒に指導する上で意識しているポイントはありますか?

峯尾氏:生徒との関わりでは、まず話を聞くことを大切にしています。目標や課題、学習したい内容、学校での学習状況などを丁寧に聞き取り、それに基づいて指導を行います。

個人的な相談がある場合は、別室で対応することもあります。また、他の生徒の参考になりそうな勉強全般に関する相談内容であれば、その場で共有することもあります。

今後の展望:地域に根ざした教育拠点を目指して

ーこれからの取り組みについてお聞かせください。

峯尾氏:これから始めたいサービスとしては、津波の影響で人口減少が進んでいる地域に教室がありますが、その生徒たちが身近に塾がないことが多くなってきています。そこで、送迎サービスを開始し、地域全体の教育拠点となることを目指しています。また、中学受験指導も強化しています。

塾教育の在り方も変化していく中で、「ただ通う」のではなく、本当に必要としている人に適切な教育を提供することを重視しています。

入塾を検討される方へのメッセージ

ー最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします。

峯尾氏:学校の授業に不満や物足りなさを感じているお子様には、ぜひ当塾に来ていただきたいと思います。私達は単に成績を上げることだけでなく、勉強の楽しさや学ぶことの面白さを感じられる塾を目指しています。好きなことを自発的に学べる環境があるからこそ、生徒たちは楽しみながら成長できるのです。

また、保護者の皆様に向けては、お子様が勉強に対してネガティブなイメージを持たずに学習できる環境をご提供できると確信しています。

好きなことを学び、目標に向かって真っ直ぐ進んでいける——そんな場所として、皆様のお役に立てれば幸いです。