山崎綾子ピアノ教室は、オンラインでピアノを学べる環境を提供する教室です。基礎を大切にし、一人で楽譜を読んで練習する力を育てる独自の指導法で、世界中の生徒に対応。LINEビデオ通話や動画添削を活用し、子どもから大人まで幅広い層が学べるクラスを展開しています。
コンクール入賞を目指す方も、趣味で楽しみたい方も、生徒の目標に合わせた指導を徹底。海外駐在をきっかけに始まったこの教室は、コロナ禍で一躍注目を集め、オンラインならではのメリットを最大限に活かしています。温かく丁寧なレッスンを通じて、生徒が生涯楽しめる技術と自信を得られる秘訣についてピアニストでもある講師の山崎さんにお話を伺いました。
山崎綾子ピアノ教室の概要
ーまずは簡単に教室の概要について教えてください。
山崎綾子ピアノ教室 山崎さん(以下敬称略):オンラインでピアノを教える教室を運営しています。山崎綾子ピアノ教室は基礎をしっかり学びながらコンクールに挑戦できるというコンセプトでやっているのですが、何よりオンラインだからこそ、住んでいる場所に関係なくどなたでも参加できるのが大きな強みですね。
特に大事にしているのが、子どもたちが自分で楽譜を読んで練習できる力をつけることです。ピアノを習ってる子は、どうしても親が一緒に練習に付き合わないと進めないことが多くて。ですが本来、習い事は親が手伝うものではないと思うのです。他のスポーツや習い事では親が一緒に指導するなんてあまりないですよね。
なので、家で親が手伝う必要がなく、自分の力で楽譜を読んで弾けるようになることを重視しています。それが、将来も一人でピアノを楽しめる力になると思って指導しています。
オンライン教室を始めたきっかけ
ーオンラインのピアノ教室を始めたきっかけを教えてください。
山崎さん:もともと日本で対面のピアノレッスンをしていたのですが、夫の海外駐在で引っ越すことになって。それで教えていた生徒さんたちに「先生と繋がれなくなるのは寂しい」と言われたのがきっかけなのです。
当時はオンラインレッスンなんて全然知らなくて、「LINEのビデオ通話で本当にできるのかな?」と半信半疑で始めたのですが、意外と問題なく進められて。音もちゃんと聞こえるし、多少のタイムラグがあるくらいで特に大きな支障はなかったのですよね。
実は、オンラインを本格的に始めたのがコロナが流行するちょっと前だったので、その準備が功を奏して、生徒数も一気に増えました。当時は大手の音楽教室が次々と休校になってしまって、困った生徒さんたちが多く来てくれたのです。一か月で生徒数が10人から60人に増えたときは、本当にびっくりしました。
他の教室にはない特徴
ー他の教室と比べて、山崎綾子ピアノ教室ならではの強みはどこにあると思いますか?
山崎さん:一番の違いは基礎を徹底的に教えることですね。よく「コンクールに挑戦したい」と言う生徒さんが来るのですが、蓋を開けてみると、楽譜が読めなかったり、基礎が抜けていることが多いのです。
例えば、難しい曲を弾いているのに、お母さんに楽譜を全部読んでもらっているとか。そういうギャップを埋めるために、まずは基礎をしっかり教えることから始めます。基礎ができていないと、どんなに曲を弾いても上達しないのですよね。
また、オンラインならではのきめ細やかな指導も特徴です。レッスン中は生徒の指使いや姿勢までしっかり確認して、必要に応じて具体的なアドバイスをします。オンラインでも細かいところまで見られるので、生徒さんや保護者の方からも「内容が濃い」と喜んでもらえています。
多彩なクラスとコース
ー提供しているコースやプランについて教えてください。
山崎さん:大きく分けると「オンラインレッスン」と「動画添削レッスン」の2種類があります。オンラインレッスンはリアルタイムで進めるので、直接指導が受けられるのが特徴です。一方、動画添削レッスンは、好きなタイミングで動画を撮って送ってもらう形なので、忙しい方にもおすすめです。
さらに、子ども向けのクラス、大人向けのクラス、バイリンガル対応のクラス、基礎に特化したクラス、コンクールを目指す特別コースなど、多彩なクラスを用意しています。
例えば、バイリンガルクラスでは、英語と日本語の両方で指導ができる講師が対応します。海外に住む日本人のお子さんで、日本語が少し不自由な場合でも安心してレッスンを受けられるように工夫しています。
今後の展望とメッセージ
ー今後の展望について教えてください。
山崎さん:これからもっと、住む場所や人間関係に縛られずに学べる環境を整えたいと思っています。特に地方や海外に住んでいて、良い先生に巡り会えないという方に、私たちの教室を知ってもらいたいですね。
ピアノ教室を選ぶとき、オンラインか対面かということよりも、先生の質が重要だと思っています。実際に、「オンラインだから不安だったけど、内容が濃くてびっくりした」といった声をたくさんいただいています。ピアノを本気で学びたい方には、ぜひ一度レッスンを体験してほしいです!