「子どもたちの自信を育て、それを社会の発展につなげる」をビジョンに掲げ、地域に根差したスポーツクラブを運営する「Us_AthleteClub」。陸上競技の指導を軸に、企業見学やワークショップなど多様な経験の場を提供し、子どもたちの総合的な成長をサポートしています。今回は創設者の樋口さんに、教育現場での経験を活かした独自の指導方針や、今後の展望についてお話を伺いました。
サービス概要
ーUs_AthleteClubのサービス内容について教えてください。
樋口さん:当クラブは陸上競技を軸としながら、子どもたちの総合的な成長を支援する地域密着型のスポーツクラブです。単なる競技力向上だけでなく、子どもたちの自信を育て、それを社会の発展につなげることをビジョンとして掲げています。指導にあたっては、私自身の教員経験と競技経験を活かし、身体的な強さと同時に精神的な成長も重視したプログラムを提供しています。
設立の経緯
ーUs_AthleteClubを設立された背景について教えてください。
樋口さん:2022年4月の設立のきっかけは、スポーツ庁が発表した学校部活動の廃止と地域への移行という政策でした。私は14年間の高校教員経験を通じて、部活動が子どもたちの成長に果たしてきた重要な役割を間近で見てきました。この経験から、部活動がなくなることで失われる価値を地域で補完し、新しい形での子どもたちの健全な成長の場を作りたいと考え当スクールを立ち上げました。
現代の子どもたちを取り巻く環境の変化
ー学校での部活動がなくなることで、子どもたちの生活はどのように変化しているのでしょうか?
樋口さん:現在、特に小学生の環境は大きく変化しています。授業が終わる午後3時以降、家庭環境や経済状況によって子どもたちの過ごし方に大きな差が生まれています。習い事に通える子どもがいる一方で、帰宅後はずっと家で過ごす子どもも増えており、この二極化が広がっている状況です。
Us_AthleteClubの特徴
ー他の民間スポーツクラブとの違いを教えてください。
樋口さん:私たちのビジョンは、「子どもの自信を育て、それを社会の発展につなげる」ことです。数値的な成果ももちろん大切ですが、活動を通じて子どもたちの自信を育てることに重点を置いたプログラムを提供しています。
私自身が日本トップクラスの陸上競技選手として活動してきた経験と、教員としての経験から、身体的な強さよりも精神的な成長の方が重要だと実感しています。この考えをプログラムに反映させているのが私たちの強みです。
生徒との関わり方
ー生徒さんと接するときに特に気をつけていることを教えてください。
樋口さん:一般的に子どもの指導というと、何でも褒めて育てるイメージを持たれがちですが、私はそうではありません。いけないことはきちんと指導しますし、子どもたちはお客様ではないので過度に持ち上げることもしません。
特に重視しているのは「チャレンジ精神」です。できる・できないという結果については特に言及せず、むしろチャレンジをしたかどうかを最も重視しています。チャレンジして失敗した場合は、その失敗を責めることはありません。一方で、チャレンジすらせずに諦めてしまうような場合には、しっかりと声かけをして指導するようにしています。
料金体系
ー入会を検討している方に向けて、料金体系を教えてください。
樋口さん:月額5000円(2024年4月からは6500円)で、年間約45回の活動を提供しています。中学生向けには、毎日の練習に参加できる月額1万円のコースも用意しています。また、入会を検討される方向けに1回無料体験も実施しています。
今後の展望
ー今後の事業展開についてお聞かせください。
樋口さん:地域の企業と協力しながら、このような地域クラブのモデルを全国に広げていきたいと考えています。部活動の廃止に伴い、特に剣道や柔道といった日本の伝統的なスポーツの実践機会が失われる可能性があります。
個人の指導者だけでは限界がありますので、企業との協力による持続可能な地域クラブの展開を目指しています。
入会検討者へのメッセージ
ー最後に、Us_AthleteClubへの入会を検討されている方へメッセージをお願いします。
樋口さん:お子様を見ていて、「もう少し主体性があれば良いのに」「自分で決める力が育ってほしい」と感じている保護者の方は、ぜひUs_AthleteClubの門を叩いていただきたいと思います。
もちろん、走力の向上や運動能力の改善といった技術面での成長も確実に実現できますが、それ以上に、自分で考え決める力を養える環境を用意しています。
まずは1回の無料体験からでも構いません。体験のご予約は、ホームページやInstagramのDMから受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。活動の様子は主にInstagramで発信していますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。