そろばんを通じて広がる可能性ーー豊かな能力を引き出す 松井 繭 そろばん塾

松井繭そろばん教室

「松井繭そろばん塾」では、幼児から高齢者まで幅広い年齢層に対応した柔軟な指導を提供しています一人ひとりの性格やスキルに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを採用し、オンラインと訪問指導を組み合わせた独自のスタイルが特徴。

そろばんを通じて学びの楽しさを広げ、未来の可能性を切り拓く取り組みは、これからの教育の新しい形として注目されています。個々の個性を大切した授業は、海外から全国まで、オンライン授業と訪問授業の生徒を支える松井先生の挑戦と教育にかける想いに迫ります。

幼児から83歳まで対応!幅広い生徒層と多様なニーズに応える

—まずは松井繭そろばん塾の概要について教えていただけますか?どのような方を対象に、どのような指導を行っていらっしゃるのでしょうか?

松井繭そろばん塾代表 松井先生(以下敬称略):対象年齢は特に制限を設けていないんです。そろばんに興味があって、やってみたい!と思った時が始め時で、幼児から大人までどなたでも受け入れています。年少さんから、最年長は83歳の方がいらっしゃいます。

例えば、幼児の場合は楽しさを取り入れながら集中力を育むための基礎的な練習を中心に行っていますし、高齢の方には脳の活性化を目的にした指導をしています。あとは、発達障害をお持ちの生徒さんや、事情があって通塾が難しい方にも対応しています。

—年齢層や背景が本当に幅広いですね。それぞれの生徒にどのように対応されているのでしょうか?

松井先生:そうですね、一人ひとりの性格やスキルに合わせて柔軟に対応しています。得意なことや苦手なことをよく観察して、その子にとって一番効果的な方法を考えて取り入れています。例えば、そろばんという道具を使って計算することが好きだけどエアーそろばん、いわゆる暗算が好きではない生徒もいますし、ただ紙のテキストに並んでいる数字を計算して〇×だけの評価を下されるだけではつまらないという生徒もいて、自身の作問を計算問題に取り組んで練習している大変素晴らしい生徒もいます。                                                  

このように豊かな能力を生かすことを大切にして、保護者の方にヒアリングしながらカリキュラムを立て授業を提供しています。

オンライン指導を中心に展開—新しい教育スタイルの模索

—現在、オンライン指導が中心とのことですが、どのように運営されていますか?

松井先生:そうですね、今は教室を構える形ではなく、ほとんどオンラインで授業を行っています。Zoomとか、専用のオンライン学習ツールを使って生徒さんとコミュニケーションを取りながら進めています。そして、訪問指導でのサポートも取り入れ合宿も行っています。

—オンライン指導を主軸にするメリットはどんなところにありますか?

松井先生:一番のメリットは、場所に縛られなく時間を効率的に使えることですね。世界のどこからでも指導を受けてもらえるので、海外に転勤された生徒や保護者の方には特に便利です。そして、保護者の方が授業を見学でき、お子さんの様子やご家庭での復習のサポートができるのは通塾にはない最大の強みです。

オープン授業なので私もとてもやりがいがあり保護者の方のご協力が大変素晴らしくいつも感謝しております。ご家族みんなで1つのことをしたいとお子さんと一緒にそろばんを習っているご家庭もある程です。

そろばん塾設立の原点—幼少期からの夢を実現

—松井繭そろばん塾を始められたきっかけについて教えてください。

松井先生:そろばんが小さい頃から大好きで、小学校の文集にも「そろばんの先生になりたい」って書いていたんです。夢は沢山あっても、そろばんだけはずっとその思いが心の中にあって・・・。人生最後の職業にして世の中に役立てればよいと思い設立しました。

だから生徒には将来何がやりたいかヒアリングして、それに向けてそろばんを通じて何か役立ってくれればいいなーと願っております。そろばんから学んだ暗算は一生の宝です。

—小さい頃からそろばんに熱心だったんですね。どんな環境で練習されていたんですか?

松井先生:私が通っていたのはお寺だったんですけど、今みたいに椅子とかなくて、正座しながら練習していましたね。蚊に刺されることもしょっちゅうで(笑)。そろばんが大好きで、家でも毎日やっていましたね。今みたいにITゲームとかなかったですし、そろばんが遊びの一部だったかもしれません。

その頃の経験や楽しさが、今の指導にも生きていると思います。また週4日も通っていましたので、夜道を歩いて迎えに来てくれた母には大変感謝しています。

他のそろばん塾にはない強み—オーダーメイド指導の実現

—松井先生の教室ならではの特徴について教えてください。

松井先生:松井繭そろばん塾では、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作っています。一律の指導方法じゃなくて、その子の性格やスキルに合ったやり方を考えています。例えば、集中力が続かない子には短い時間で成果が出るように工夫したり、逆に難しい課題にも挑戦したいっていう子にはどんどん高い目標を設定したりしています。

—その柔軟さが他にはない強みですね。具体的にはどのような工夫をされていますか?

松井先生:例えば、生徒の好きなものを指導に取り入れることもありますよ。「そろばんをやらされてる」って感じゃなくて、楽しいと思ってもらえるように工夫しています。そうすることで、モチベーションが全然違ってきます。

テキストやプリントの問題だけではなく、百玉そろばん、エアーそろばん、フラッシュ暗算、読み上げ算、読み上げ暗算、ホワイトボードやカードを使ったり、生徒による作問など計算練習方法は様々です。

生徒と同じ目線に立つ—大切にしている指導方針

—指導において、特に意識されていることは何ですか?

松井先生:そろばんを「楽しい」って思ってもらうことですね。上達は楽しさからくると思います。それと、生徒と同じ目線に立つことをすごく大事にしています。自分がそろばんを習っていたことを思い出しながら・・・。一緒に目標や目的に向かって同じ方向に進むスタンスで接しています。 それが生徒への信頼につながると思っています。

—その姿勢が生徒さんたちにも伝わっているのではないでしょうか?

松井先生:そうだといいですね(笑)。信頼関係がしっかり築ければ、生徒もそろばんが楽しいとおもえると思いますし、先生も一生懸命教えてくれているからがんばろうという気持ちが伝わって成果も出やすいと思います。よく自分がそろばんを習っていたころの話を生徒にしますね。

多様なコースと今後の展望

—提供されているコースについて詳しく教えてください。

松井先生:プライベートレッスンを中心に、兄弟やお友達同士でのレッスンや春夏冬期講習も行っています。そして、オンラインと訪問指導を組み合わせた授業スタイルを取り入れ、保護者の方と生徒のご要望に応じたオーダーメイドスタイルの授業を行っております。                                             

昨年は能登半島地震で中止しましたが、私の故郷新潟県長岡市で合宿も行っています。東京にないものに触れ、日本一と言われる長岡花火の鑑賞や日本海が目の前の合宿所では、東京では体験できないことを沢山経験してほしいです。

—今後の目標と25年5月に教室を開校される計画があると伺いました。そちらについて教えていただけますか?

松井先生:はい、今までオンラインや訪問授業、小学校、幼稚園、カルチャースクールなど沢山の環境の場をいただき授業を行ってきましたが、今は亡き母の介護で合宿所に移住することが多かった時に卒園した幼稚園に指導へ行き、数字の練習から始まり、そろばんが楽しい、そろばんの選手になりたい!という園児の一言から、私は園児の受け入れが狭い故郷の珠算教室からそろばんのきっかけを広く作りたいと思い、故郷で開校したいと決心しました。

そろばんを学んだ地でそろばんを通じて何かできることをしたいと思っています。これは私の新たな挑戦です!東京と新潟の生徒、それぞれ良い環境で育ったいいところを合宿でお互いにそろばんを通じて豊かな交流になればいいなと思っております。そしてもっともっと多くの生徒に、日本の伝統文化でもあるそろばんの楽しさを伝承していきたいです。

生徒や保護者へのメッセージ

—最後に、入会を検討している生徒さんや保護者の方へのメッセージをお願いします。

松井先生:そろばんに少しでも興味がある方は、ぜひ一度体験してみてください!やる気さえあれば必ず上達しますし、全力でサポートします。障害をお持ちの生徒さんでも、その子に合ったペースで進められるように工夫していますので、安心してお越しください。一緒に楽しく学んでいきましょう!