「想像力と基礎力のバランスを大切に」絵画教室キャンディブックスが目指す創造性を育むレッスン

幼児から大人まで幅広い年齢層を対象に絵画造形を指導している「キャンディブックス」。

学生時代のアルバイト経験から15年以上にわたり、基礎的な技法指導と個性を活かした表現力の育成を両立させる独自の指導方法で、多くの生徒の創造性を育んできた取り組みについて、阪尾先生にお話を伺いました。

年齢や目的に応じた多彩なコース展開

ーどのような方を対象にどういった指導を行っていらっしゃいますか?

阪尾先生:当教室では、絵画造形コース、小学校受験の絵画工作コース、大人向けのクラスを展開しています。

絵画造形コースは幼児のみのクラス、大きい子のみのクラス、年齢を問わないクラスに分かれており、中学生まで幅広く対応しています。

絵に興味を持ち始めた小さなお子さんから趣味として通われる大人の方、小学校受験を目指す方まで、様々な目的でご利用いただいています。

15年の経験から培われた教室運営

ー 教室を始められたきっかけについて教えてください。

阪尾先生:絵画教室を始めようと思ったのは学生時代に絵画教室でアルバイトを始めたことがきっかけです。

この仕事の面白さに魅了され、そこから約15年続けています。

大学進学を機に上京し、その後も東京で絵画教室の運営を続けてきました。

基礎と創造性のバランスを重視した独自の指導方針

ー 他の教室にはない特徴やアピールポイントについて教えてください。

阪尾先生:完全に課題を統一する教室や、マンツーマンで自由な制作を行う教室がある中で、当教室はその中間的なアプローチを取っています。

子どもたちの好きなものを作れる自由度を確保しながらも、材料や基本的な技法は統一して指導しています。

なぜなら、基礎があってこそ新しい発見や表現が可能になると考えているからです。

特定の技法を学んだ後に、それを活かして自分なりの表現を広げていけるような課題設定を心がけています。

一人ひとりの成長に寄り添う丁寧な指導

阪尾先生:絵画造形コースでは、3歳という小さな年齢から通う生徒もいます。

その年齢ではまだ好きなことが明確ではないので、楽しみを一緒に見つけていく姿勢を大切にしています。

小学校受験コースでは、1日に複数の課題に取り組みますが、必ず1つは子どもたちが楽しめる内容を入れるようにしています。

例えば、制作後に遊べるおもちゃを作ったり、お話を聞いてからイメージを膨らませて制作したりする課題です。

また、自信を持てるような声かけを心がけており、保護者の方にもその点についてご協力をお願いしています。

お子さんの成長を認め、自信を育むためのコミュニケーションを大切にしています。

多様な学びの機会を提供する年間カリキュラム

阪尾先生:絵画造形コースでは、長期間通う生徒も多いため、同じ題材を繰り返さないよう工夫しています。

年間を通して、野外写生や物を見て描く写実画、有名画家の作品の模写といった基礎的な内容を必ず取り入れています。

それ以外の時間では、様々な技法や絵の具を使用した創造的な制作活動を行っています。

工作においても、年に1、2回特別な材料を使用する機会を設けたり、版画制作を取り入れたりと、平面・立体両方の作品制作を通じて幅広い経験ができます。

また、年に1回のコンクール参加や展覧会開催を通じて、作品を発表する機会も設けています。

大人の生徒への指導にも力を入れる

阪尾先生:大人のクラスでは、趣味として技術向上を目指す方が多い一方で、手芸などの創作活動に活かすためにデッサンを学びたいという方もいらっしゃいます。

実際に、他の趣味のデザイン力向上のために長期的に通われているケースもあったりと、生徒さんそれぞれ違った目的や楽しみのために通ってくださっています。

新たな挑戦への意欲

ーこれから新たに取り組んでいきたいことや展望はありますか?

阪尾先生:現在、教室に通っていないお子さんも絵画を楽しめる機会を提供できればと考えています。

これまでとは異なる環境での指導となり、生徒の集中力や制作時間なども変わってくると思われますが、より多くのお子さんに絵画造形を楽しんでいただけるよう、準備しています。

保護者の方へのメッセージ

阪尾先生:絵画造形活動を通じて、お子さんの集中力が向上したという声を多くいただいています。

また、思考力や発想力といった面は、なかなか他では育成する機会が少ないと感じています。

単に絵が上手くなるだけでなく、お子さんの世界が広がるような体験を提供できるよう努めていますので、ぜひ一度体験にお越しください。