医療従事者のキャリアを拓く、専門性と実践力を兼ね備えた医療英語-「医療専門の英語学校のHLCA」の江本氏にインタビューしました!

グローバル化が進む医療現場で、英語コミュニケーション能力の重要性が高まっています。、一方で専門性が求められる医療英語の習得は、多くの医療従事者の課題となっているのが現状です。

そんな中、医療に特化したオンライン英語教育サービス「医療専門の英語学校のHLCA」が注目を集めています。元看護師が立ち上げたHLCAは、医療資格を持つ講師陣による指導や、診療科別の専門教材など、独自のアプローチで医療従事者の英語学習をサポートしています。

今回は、HLCAの江本氏に、サービスの特徴や今後の展望についてお話を伺いました。

医療英語に特化したオンライン教育サービス「HLCA」

ー まず、御社のサービス名と概要について教えてください。

江本:私どもの会社名はHLCAで、正式名称は「医療専門の英語学校のHLCA」(以下HLCA)となります。

ー どのような方が対象で、サービスの概要はどのようなものでしょうか?

江本:弊社では医療専門の英語に限定しており、主な対象者は看護師様です。医療従事者の中でも看護師が最も多い職種ですので、そこが一番大きいです。2番目に多いのが医師の方で、3番目は薬剤師、歯科医、歯科衛生士、理学療法士、臨床検査技師など、様々な医療関連職種に就いている方々が生徒さんとなっています。

医療英語学習のニーズと背景

ー 医療に関わる方々が英語を必要とする場面や目的はどのようなものでしょうか?

江本:大きく2つあります。1つは、インバウンドで外国人の患者さんが増えていることです。患者様自身が外国人であったり、日本人患者様のご家族が外国人であったりと、外国語でのコミュニケーションが必要な場面が増えています。医療従事者の方々は、日本人と同じようなケアを提供したいという思いから、英語で対応する必要性を感じています。

もう1つは、英語を使って医療で活躍したいという方々のニーズです。例えば、海外でチャレンジしたい、海外で資格を取得したい、あるいは日本国内でも英語を使う企業に転職したいという方々がいらっしゃいます。

HLCAの設立背景と特徴

ー このサービスを立ち上げようと思ったきっかけについて教えてください。

江本:弊社の代表は、元々日本で一般的な看護師として勤務していたのですが、海外からの患者さんに上手く対応したいという思いから、単身でセブ島に留学し、英語を本格的に学びました。その経験から、日本の他の看護師さんにも同じようなニーズがあるのではないかと考えたことが設立理由の一つです。

日本には多くの英会話教室やサービスがありますが、そのほとんどがビジネスマン向けです。医療の現場を知っている人が医療従事者に英語を教えるというサービスを始めたいと考え、HLCAを立ち上げたのです。

オンラインと留学プログラムの提供

ー サービスの提供形態について教えてください。

江本:現在、弊社のサービスの大半はオンラインで提供しています。元々は2015年にセブ島での医療留学プログラムとして始まりましたが、コロナの影響で一時閉鎖し、全てオンラインに移行しました。今年の春からようやく留学プログラムを再開し、オンラインと留学の両方のオプションを提供しています。

HLCAの独自性:医療資格を持つ講師陣と専門的な教材

ー 医療に特化した英語教室として、他のサービスとの違いはどのような点にありますか?

江本:最大の特徴は、医療英語を教える当社の講師陣です。フィリピン人でありながら、医療の学位を持っている者が教えています。看護師が多いですが、薬剤師や助産師もおり、4年制大学で学位を取得し、臨床経験もある者を採用しています。

これにより、生徒さんは単なる英語の勉強ではなく、医療現場に即した実践的な会話や、各国の医療事情についても学ぶことができます。

もう1つの特徴は、診療科別や疾患別の教材を豊富に用意していることです。例えば、「昨日と比べてお腹の痛みはどうですか?」といった診療中に使う表現や、脳外科、婦人科など、各専門分野に特化したテキストを独自に作成しています。

HLCAの指導方針と講師教育

ー 講師の方々に指導する際、どのようなことを意識していますか?

江本:通常の英語指導スキルに加えて臨床に即した例文や表現を使うよう指導しています。例えば、体温を測る際の丁寧な表現や、医療従事者同士での英語でのコミュニケーション方法など、実践的な内容を重視しています。

また、各生徒の職種に応じて、使用する例文や状況設定を変えていることも特徴です。医師、看護師、介護士など、それぞれの職種で使う英語は異なりますので、可能な限り生徒の職種に合わせた指導を心がけています。

多様な学習プログラムの提供

ー 具体的なコース内容について教えてください。

江本:基本的には、チケット制を導入しており、フィリピン人講師とZoomで50分間、英語のみでレッスンを行うのが標準コースです。加えて、英語での学習に慣れていない方向けに、日本人コーチによる3か月間のコーチングコースも用意しています。

最近では、これらの中間を取るようなeラーニングコースも開始し、ニーズに応じて商品を拡充しているところです。

HLCAの今後の展望

ー 今後、さらに取り組んでいきたい点などがあれば教えてください。

江本:eラーニングの利点を活かしつつ、そこで学んだことを日本人コーチやフィリピン人講師とアウトプットできるような、段階的な10ヶ月コースの開発に取り組んでいます。これにより、基礎から実用レベルまでをカバーする包括的なプログラムを提供したいと考えています。

さらに、英語学習後のキャリアサポートにも力を入れていきたいと考えています。多くの生徒さんから、学んだ英語スキルを活かせる職種や仕事の機会について相談を受けているからです。

そのため、単に英語を教えるだけでなく、キャリアカウンセリングや就職支援、海外のクリニックとの提携など、学習から実践、そしてキャリアアップまでをサポートする総合的なサービスを目指しています。

HLCAへの入会を検討している方へのメッセージ

ー 最後に、HLCAへの入会を検討している方に向けたメッセージをお願いします。

江本:当社は医療従事者向けと謳っていますが、実際には医療業界の方、製薬会社、医療機器メーカーなど、幅広い分野の方々にご利用いただいています。例えば、マーケティングや薬事部門など、海外との折衝が必要な事業部門の方々にも適しています。

医療従事者の資格がないから参加できないと思わずに、ビジネスで医療と少しでも関わりがある方、この分野でスキルアップしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。無料カウンセリングや資料請求も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。