「成績が伸び悩んでいる生徒こそ、私たちが支援すべき対象です」
愛媛県松山市で創業10年を迎える学習塾「愛大研」。大手予備校や一般的な個別指導塾では十分なサポートを得られない生徒たちに、独自の指導メソッドで光を当て続けている注目の存在です。
その特徴は、愛媛大学の合格者のみで構成される講師陣による完全1対1指導と、徹底的な受験コンサルティング。「良い判定からの逆転合格」をコンセプトに掲げ、現状の成績や偏差値に縛られることなく、生徒の志望校合格を実現してきました。
通常の学習指導に留まらず、合格までの具体的な道筋を示し、日々の学習計画まで綿密にサポート。この独自のアプローチが、多くの生徒から支持を集めています。
今回は創業者である茶山太一氏に、愛大研の教育理念や指導方針、そして逆転合格を実現するための具体的な取り組みについて話を伺いました。
愛大研の概要—小学生から既卒生まで、高校生が6割を占める指導実績
ー愛大研の対象となる生徒層や、指導方針についてお聞かせください。
茶山太一代表:対象は小学生から既卒生まで幅広く指導しています。「E判定からの逆転合格」というコンセプトを掲げており、全体の約6割が高校生となっています。地域柄、愛媛大学を目指す生徒が多いですが、他大学を志望する生徒も数多く在籍しています。
創業のきっかけ—広島大学系列の塾からの独立
ー愛大研を始められた経緯について、詳しくお聞かせください。
茶山:大学生時代に立ち上げを行い、今年で10年目を迎えます。私は広島出身で、「広大研」という塾の卒業生でした。その塾の経営者からサポートを受け、愛媛で大学生活を送ることになった際に、塾の運営を始めることになりました。
教育に強い関心があり、広大研でお世話になった経験を活かして、自分でも教育の輪を広げていきたいという思いがありました。
他塾との差別化—完全1対1指導と受験コンサルティング
ー他の学習塾との違いや、最大のアピールポイントを教えてください。
茶山:偏差値の高い生徒を更に伸ばすのではなく、現状では志望校合格が難しい生徒を支援する塾として運営しています。成績が現段階ではあまり芳しくない生徒さんに特に支持していただいております。
愛大研の主な特徴は2つあります。
1つ目は、指導が完全1対1のみという点です。一般的な個別指導塾では1対2や1対3の少人数指導が多いですが、当塾では完全なマンツーマン指導にこだわっています。
2つ目は、受験コンサルティングを実施していることです。単なる教科指導ではなく、志望校合格に向けた学習計画の立案から、毎日の学習内容の具体化まで、徹底的にサポートしています。武田塾のような授業スタイルではなく、合格に向けた具体的な計画立案に重点を置いています。受験生の8割以上がこの授業を利用しており、多くの生徒が魅力を感じているポイントです。
マンツーマン指導のメリット—きめ細かな対応と質の担保
ー完全1対1指導にこだわる理由について、詳しくお聞かせください。
茶山:生徒一人ひとりに合わせた授業展開が可能になることが最大のメリットです。解答の過程を細かく観察しながら指導できるため、複数人指導で起こりがちな「先生付きの自習」のような状態を避けることができます。
生徒が本当に理解に困っている問題にピンポイントで対応したり、弱点となっている単元を見抜いて提案したりすることも可能です。当塾でもアルバイト講師が指導することはありますが、よほど経験豊富なベテラン講師でない限り、学年も科目も異なる生徒を同時に指導することは不可能だと考えています。指導の質を担保するために、完全1対1にこだわっています。
指導方針—生徒の希望を第一に、信頼関係の構築を重視
ー生徒への指導で特に意識されていることをお聞かせください。
茶山:まず重視しているのは、生徒本人の希望をしっかりと聞き、それを実現するための道筋を一緒に考えることです。無理に志望校を変更させたり、別の方向に誘導したりすることは一切行いません。
また、1対1指導では毎回同じ講師が担当するスタイルを徹底しています。これにより、生徒との信頼関係を築き、より効果的な指導が可能になります。
目標とする点数と現在の実力に大きな開きがある場合でも、過去の指導経験から具体的な学習計画を提示できます。例えば、「この教材をこのレベルまでマスターするには、1日どれくらいの学習量が必要か」といった具体的な提案をしています。
最初の面談では特に時間をかけ、本人の意欲や学習に割ける時間などを詳しく確認します。場合によっては1日10時間程度の学習が必要になることもありますが、それも含めて生徒本人の納得を得た上で指導をスタートさせています。
講師陣の特徴—愛媛大学の合格経験者で構成
ー講師陣について特徴的な点はありますか?
茶山:全ての講師が愛媛大学の合格経験者です。これは、広大研から生まれた塾としての特徴・伝統であり、重要なコンセプトの1つです。
愛媛県内で最も学力が求められる大学が愛媛大学であることも一因ですが、それ以上に「自分の指導できるレベルを超えての指導は不可能」という考えが根底にあります。例えば、共通テストで90点を目指す指導をするためには、講師自身が90点以上取れる実力を持っていなければなりません。
講師採用時には、大学受験時の各科目の得点を確認し、実力テストも実施しています。自身が到達できないレベルの指導はできないという考えから、講師の実力を厳密に確認しています。
愛媛大学の魅力—温暖な気候と経済的なメリット
ー愛媛大学の魅力について教えていただけますか?
茶山:まず、温暖な気候で災害も少なく、ゆったりとした環境で学べることが大きな特徴です。また、あまり知られていませんが、愛媛は学生の下宿代が全国でも最も安い地域の一つです。頑張れば家賃3万円台、場合によっては3万円を切る物件も見つけることができます。
大学が町中にあり、繁華街まで自転車で10分以内という立地も魅力です。学生生活を楽しみながら学べる環境が整っており、経済的な負担も比較的少なく済むため、親御さんにとってもメリットが大きい大学だと言えます。
多彩なコース展開—生徒のニーズに応じた柔軟な組み合わせ
ー提供されているコースについて教えてください。
茶山:基本的には少人数授業、個別指導、受験コンサルティングを生徒に合わせて組み合わせる形を取っています。例えば高校生向けの少人数授業では、数学・英語・国語のクラスがありますが、数学が非常に苦手な生徒の場合は個別指導を推奨することもあります。
逆に、ある程度数学ができる生徒には少人数授業を勧め、より高いレベルでの演習を行います。共通テストよりも難しい入試問題に対応する必要がある場合は、別途個別指導を組み合わせるという具合です。
本部教室は大学受験に特化しており、既卒生向けのクラスも設けています。既卒生コースは完全1対1形式で、大手予備校とは異なるアプローチを取っています。また、他の校舎では推薦入試(総合型選抜)に特化した指導や中学受験向けの指導を行うなど、各校舎が独自の特色を持っています。
各校舎は独立して運営されており、元アルバイト講師が独立して運営するケースも多くあります。校舎間で生徒の紹介も行っており、生徒の適性に合った校舎で学べる体制を整えています。
今後の展望—オンライン指導の拡充と既卒生支援の強化
ー今後、特に注力されたい取り組みについて教えてください。
茶山:2つの方向性を考えています。1つ目は、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試向けの指導強化です。この分野での需要が高まっており、カリキュラムやノウハウの蓄積を進めています。
また、これらの指導はオンラインでの受講も可能です。全国から愛媛大学を目指す生徒や、愛媛県内でも松山市から離れた地域の生徒たちに、より良い学習機会を提供していきたいと考えています。
2つ目は、既卒生向けコースの拡充です。愛媛県内では1対1での既卒生指導を行う塾が少なく、特に通信制高校出身者など、従来の指導スタイルでは対応が難しい生徒たちへのサポートを強化していきたいと考えています。
入塾をお考えの方へのメッセージ
ー最後に、入塾を検討されている生徒や保護者の方へメッセージをお願いします!
茶山:愛大研は、大手予備校の指導スタイルが合わない生徒や、大人数での授業に不安を感じる生徒のために作られた塾です。現在の判定がDやEランクであっても、適切な学習計画を立て、毎日何をすべきかを具体的に指導させていただきます。
今の実力に関係なく、合格したいという強い気持ちがあれば、ぜひ愛大研の門を叩いていただければと思います。必ず夢の実現をサポートさせていただきます。