静岡県伊豆の国市にあるAK ballet studioは、2023年に開校した新しいバレエ教室です。発達障害のお子様も積極的に受け入れ、生徒一人一人に寄り添う指導で注目を集めています。スタジオを主宰する加藤さんに、教室に込めた想いや指導方針についてお話を伺いました。

サービス概要
ーまず、AK ballet studioの対象年齢や受け入れ可能な生徒数について教えてください。
加藤さん:子どもクラスは3、4歳から高校生まで、大人クラスはシニア層まで幅広い年齢の方を受け入れているバレエ教室です。特徴的なのは発達に課題を感じているお子様も受け入れている点です。
スタジオはコンパクトな設計で、1クラス最大7名までとしています。これは少人数制できめ細かな指導を実現するためです。また、自宅の一部をスタジオとして使用しているため、生徒さんにとって親しみやすい雰囲気となっています。
設立の経緯・きっかけ
ー教室を始められたきっかけを教えていただけますか?
加藤さん:私自身、昔は昭和的な考えの先生の下でバレエを習っていました。大所帯のスタジオで、厳しい指導を受けたのですが、私は不器用なタイプで、人より多くの練習が必要でした。ただ大所帯の中では個々の成長過程を丁寧に見てもらえる機会が少なく、自己肯定感が下がってしまった時期がありました。
この経験から、バレエの技術向上だけでなく、生徒一人一人の気持ちに寄り添える先生になりたいと考えるようになりました。中学3年生の頃から既にバレエ教師になることを志し、大学も教師になるためのコースを選択。そして2023年に自身のスタジオを立ち上げることができました。
特徴やアピールポイント
ーAK ballet studioならではの特徴を教えてください。
加藤さん:最大の特徴は、どのような生徒さんでも受け入れる姿勢です。一般的なバレエ教室では、オーディションや体験レッスンの時点で選別されることもありますが、私はそういった初見でのジャッジは絶対に避けています。
また、発達障害のお子様も積極的に受け入れているのも特徴です。発達障害のお子様は様々な習い事教室で受け入れを断られることが多いと聞き、その現状を変えたいと考えました。私自身も勉強を重ね、どのようなお子様でも安心して通える環境づくりを心がけています。
生徒に指導する際に意識していること
ー生徒さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
加藤さん:私は「先生と生徒」という上下関係ではなく、「人対人」の関わりを大切にしています。例えば、レッスン中におしゃべりが多くなった時も、「うるさい」「静かにして」といった命令口調は使いません。代わりに「お話を聞いてもらえなくて悲しかったな」といった形で、私自身の気持ちを伝えるようにしています。
これは幼少期からの経験や読書を通じて培った考え方です。学校教育の中でよく見られる人間関係の序列化や評価づけに違和感を覚え、誰もが平等に認められる環境を作りたいと考えています。
コースや料金体系について
ー具体的なコース内容と料金を教えていただけますか?
加藤さん:入会金はバレエ用品込みで10,000円です。体験レッスンは何回でも無料で受けていただけます。月謝は週の受講回数によって異なります。
- 週1回:6,000円
- 週2回:11,000円
- 週3回:15,000円
- 週4回以上:17,000円
また、個別レッスンや親子での個別レッスンもご用意しており、こちらは1回6,000円です。レッスン時間は基本的に1時間程度ですが、クラスで取り扱う内容や生徒の年齢層に応じて決めています
今後のビジョン・展望
ー今後の展望についてお聞かせください。
加藤さん:バレエを通して、自分の気持ちを自身で盛り立てられる生徒を育てていきたいと考えています。例えば、将来バレエとは異なる道に進んだとしても、社会で困難に直面した時に「あの時の経験があるから、きっと乗り越えられる」と思い返せるような、心の強さを育むお手伝いができればと思います。
記事を読んでいる方へのメッセージ
ー最後に、バレエ教室への入会を検討されている方へメッセージをお願いします。
加藤さん:バレエ教室への一歩を踏み出すのは勇気がいることかもしれません。しかし、当スタジオでは本当に誰でもウェルカムな精神で、納得いくまで何回でも体験レッスンを受けていただけます。お子様が先生に迷惑をかけるのではないかと心配される保護者の方も多いですが、そのような心配は一切不要です。特に発達障害をお持ちのお子様など、他の教室で断られた経験のある方にも、ぜひ来ていただきたいと思います。