大阪・心斎橋で大人や海外の方向けに書道の指導を行う「ペン字・書道教室Calligraphia」。書道教室らしからぬお洒落な内装と駅近の好立地、幅広いジャンルの指導が特徴です。
代表の上平さんに教室へのこだわりや指導方針、今後の展望についてお話を伺いました。
カフェのような雰囲気で学べる心斎橋の書道教室

ー教室の概要について教えてください。
上平:当教室は心斎橋駅から徒歩3分の場所にあり、大きく2つのクラスを展開しています。ひとつは一般の大人向けの教室、もうひとつは海外の方専門の教室を運営しています。
指導内容は多岐にわたり、毛筆と硬筆の両方を扱っています。毛筆では大筆や小筆を用いて漢字や仮名、作品作りの指導を行っており、硬筆ではボールペンを用いて基礎練習や文章などの指導を行っています。
ー教室を始められたきっかけや経緯について教えてください。
上平:私自身の書道との出会いは幼少期にさかのぼります。両親が書道の先生をしており、その影響で4〜5歳頃から母が運営する習字教室に通っていました。その後、父やその師匠に指導を受けながら、本格的に書道の道に進みました。
現在の教室を始めたきっかけは、教室を本格的に拡大していくためです。
以前は、心斎橋のアメリカ村内のマンションの1室で教室を数年間行っていたのですが、より上質な空間で多くの方に書道を学んでいただける場所を作りたいという思いが強くなり、現在の教室へ移転しました。
書道教室らしからぬ空間作りと幅広い学びが強み
ー他の書道教室にはない特徴や、一番のアピールポイントを教えてください。
上平:最大の特徴は「書道教室らしからぬ空間作り」です。一般的な書道教室というと、正座をしたり、高齢の先生の自宅で学んだりするイメージが強いと思います。
当教室では若い方でも通いやすいよう内装はお洒落なテイストにし、緑も多く取り入れています。また、天井にスピーカーを設置して常にBGMを流し、リラックスして通っていただける場所づくりを心がけています。
駅からの近さも含め、仕事終わりにも通いやすい立地で毎日運営している点も差別化ポイントです。多くの書道教室が会議室などを一時的に借りて運営する中、当教室は独自の世界観を持った空間を提供しています。
さらに、実用的なものから本格的な古典的書道まで、幅広いジャンルを学べる点も強みです。毎日書道展という日本最大級の出品数を誇る公募展への出展も可能で、幅広く学べる環境を整えています。
ただ、あえてデメリットを挙げるなら、幅広いジャンルの中から何を学んだらよいのか迷う方もいるかもしれません。もちろん、入会前にはどのような目的を持って通われるのかなどをヒアリングし、入会前後のギャップが発生しないように努めています。
論理的でわかりやすい指導と良好なコミュニケーションを重視
ー生徒さんに指導をする際に、特に意識していることや方針を教えてください。
上平:書道の世界では、言語化が苦手な先生が多い印象がありますが、当教室では技術を見せるだけでなく、「これはこういう理由だからこうしましょう」と理論的な解説を踏まえてお伝えし、誰もが分かりやすく学んでいただけるよう心がけています。
言語化とコミュニケーション、居場所作りといった点に注力しています。
海外の方向けの指導では、主語と述語をきちんと使い、明確に伝えることを意識しています。技術面だけでなくコミュニケーション面でも、良いところは本当に良いと伝え、改善点もはっきりと伝えるようにしています。
柔軟なコース設計で自分のペースと興味に合わせて学べる
ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。
上平:一般の方向けには、月の受講回数を選べるシステムを採用しています。
月2回、3回、4回、通い放題の4つのプランがあり、回数に関わらず5種類の科目(漢字・小筆・ペン字・かな・筆耕)が同一月謝内で学べるようになっております。
また、自学自習をサポートするアプリ型のオンラインスクール「大人の書塾Calligraphia」をご利用いただけます。
その他、体験レッスンや単発のレッスンも臨機応変に対応しています。グループレッスンだけでなく、お客様のご希望の時間と内容でカスタマイズできるプライベートレッスンも提供しています。
海外の方向けは学校のような形式で、1年単位でカリキュラムを組み、日本に滞在しながら書道を学んでいただくコース設計になっています。
講師の質向上と驚きの空間作りを目指して
ー今後、より強化していきたい部分や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。
上平:現在、私を含めて4名の講師がいますが、講師の指導力向上は重要な課題です。特に海外の方向けの指導では英語力は必須となるため、分かりやすいだけでなく、楽しみながら技術を向上できるような説明力の習得を目指しています。
また、どの曜日、どの講師についても一定レベルの指導を受けられるよう、統一された教育の提供にも力を入れていきたいと考えています。
教室の空間づくりについては、さらに内装を美しくし、カフェのようなテイストで、驚くほど心地よい空間を提供できるよう強化していきたいと思います。
書を通じて日常に新しい刺激と落ち着きを
ー最後に、教室への入会を検討している方へメッセージをお願いします。
上平:現代において「書く」という行為は減ってきていますが、書くことによって心を落ち着けたり、新しい刺激を得たりすることができます。
落ち着きと刺激は相反するかもしれませんが、字を書くことを通じて日常に変化をもたらす楽しさを味わっていただきたいと思います。
敷居が高いと感じず、「書くことを楽しむ」というイメージで教室に通っていただけたら嬉しいです。