自分の字が大好きになる書道教室 – カリグラフィー京都知ふみ書道の新見先生にインタビューしました!

京都市で36年の歴史を持つ「カリグラフィー京都知ふみ書道」では、4歳のお子さんから大人まで幅広い年齢層を対象に、自己成長に重点を置いた書道の指導を行っています。

日本全国はもとより海外の方も通う同教室の魅力や理念について、書道家の新見 知ふみ/にいみ ちふみ先生にお話を伺いました。

親子で紡ぐ京都の書道教室

ー教室の概要について教えてください。

新見:京都市中京区の御所南というエリアにある書道教室です。対象は4歳のお子さんから大人の方まで、日本人だけでなく海外の方も多く通われています。

京都市役所の近くという立地の良さもあり、近隣の方はもちろん、東京から通われる方もいらっしゃいます。大阪や兵庫県明石市、奈良県など関西各地から片道2時間近くかけて来られる方もいます。

ー教室を始められた経緯について教えてください。

新見:私の母も同じ仕事をしており、教室としては今年で36年になります。母の姿を見て育ったこともあり、自然とこの道に進みました。私自身の書道キャリアは50年以上になります。

「自分の字が大好きになる」がコンセプト

ー他の書道教室にはない特徴や、一番のアピールポイントを教えてください。

新見:当教室では、級や段といった資格取得を目的としていません。自分を見つめ直す時間を大切にし、競うよりも自分の中で成長していくことを重視しています。

お手本は練習の基礎として使いますが、「お手本がないと書けない」という指導はしていません。

キーワードは「自分の字が大好きになる書道教室」です。来られる方の多くは、自分の字が嫌いだったり自信がなかったりする方です。自分の字を好きになり、自信を持ってもらいたいと思っています。

技術的に上手く美しく書けることはもちろん大切ですが、お道具を大切にすることや、書道を通じて季節の言葉を知ったり、異年齢の交流から学んだりすることも重視しています。

これはオンラインや通信では得られない、実際に教室に来る意味のある学びだと考えています。

一人ひとりに合わせた丁寧な指導

ー生徒さんへ実際に指導をする際に、特に意識していることや方針を教えてください。

新見:お子さんの場合は、学年で一律にお手本を決めるようなことはせず、その子のレベルに合わせています。例えば、全員が違う内容を練習していても、お互いの作品を見て学び合うことができるよう工夫しています。

子どもたちにとって、書道教室は学校とは違う居場所の一つです。家族という小さな社会から学校へ、そして習い事という別の小さな社会に入っていきます。

ここでは、異学年や様々な地域から来た子どもたちが、交流しながら成長できる場所づくを目指しています。

小学4年生頃になると受験塾に通い始める子が多いですが、一時期辞めても中学校から戻ってくる子もいますし、高校や大学生になっても続けている子もいます。

スキルアップだけでなく、居心地の良さや自分の居場所という側面も非常に重要だと考えています。

大人の方々には様々な要望があります。万葉仮名だけをやりたい方、楷書だけをやりたい方、筆ペンだけを使いたい方など、それぞれの希望に合わせてお手本や資料を準備しています。

大人の方は継続していただくことが一番の課題です。資格取得のように明確な目標がないため、生活の忙しさや体調不良などで辞めてしまうこともあります。

当教室では級や段の区切りを設けていないので、モチベーションを維持していただくために工夫を凝らして指導をしています。

手書き文字の魅力を次世代に伝える

ー今後、より強化していきたい点や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

新見:今のやり方を継続しながら、一人ひとりに対してさらに丁寧に掘り下げた指導ができたらと思います。また、若い保護者世代の手書き文字に対する意識を高めていくことも大切だと考えています。

デジタル化が進む時代だからこそ、手書きの文字が持つ魅力やパワーを伝えていきたいです。手紙をもらった時の嬉しさや、自分の思いを手で書く大切さなど、そういった価値観を共有できる場所であり続けたいと思います。

当教室では親子で通われる方も多く、お父さんとお子さん、おばあちゃんと孫など、家庭でも書道の話題を共有できることはとても良いことだと思います。

また、赤ちゃん連れのママが気兼ねなく通える時間帯も設けており、様々な世代が書道を楽しめる環境づくりを心がけています。

生涯の字を見つめ直す機会を

ー最後に、教室への入会を検討している方へのメッセージをお願いします。

新見:人は何十年も自分の字と一緒に生きてきていますが、どこがおかしいのか自分では分からないものです。

当教室では、長年書いてきた字の書き順が間違っていたり、バランスが取れていなかったりすることに気づく「新しい自分」との出会いが起こります。

また、初めて聞く言葉との出会いもあります。海外の方も一緒に学んでおり、様々な言語が飛び交う国際的な環境も魅力の一つで、英語を始めるきっかけになったという方も多いです。

自分の字が大好きになる書道教室ですので、まずはお気軽に体験にお越しください。

カリグラフィー京都 知ふみ書道

京都市中京区富小路二条下る俵屋町199
同心児童館前路地奥