音の自由教室クレエ – 生演奏と音楽絵本で子どもたちの感性を育む音楽教室

「リズムを叩きましょう」といった形式的な指導ではなく、音楽を純粋に楽しむことを大切にする音楽教室です。0歳から参加できるリトミッククラスをはじめ、ピアノ、バイオリン、合唱、英語まで、幅広いコースを展開しています。音楽絵本を使った独自のカリキュラムで、子どもたちの豊かな感性を育てています。今回は同教室の特徴や魅力について代表の寒河江さんと太田さんにインタビューしました!

サービス概要

ー音の自由教室クレエの概要について教えてください。

寒河江さん:0歳から参加できる音楽教室・リトミック教室として運営しています。特徴的なのは、オリジナルの音楽絵本を使用したレッスンです。通常のリトミックに加えて、音楽絵本を活用し、本物の生演奏を聴く時間を設けています。

最初は親子で音楽絵本を楽しむところからスタートし、「歌う」「楽器を演奏する」「創作する」「表現する」という4つの柱でレッスンを進めています。子どもたちの成長に合わせて、ピアノクラス、バイオリンクラス、合唱クラス、英語クラスなど、様々なコースを用意しています。

設立の経緯

ー教室を始められたきっかけを教えていただけますか。

寒河江さん:12年前に子どもが生まれたことがきっかけでした。当時、子どもと一緒に様々な音楽教室や児童館を訪れる中で、音楽教育が教育的な側面に偏りすぎているように感じました。音楽の仕事に携わってきた経験から、「リズムを叩きましょう」といった形式的な指導ではなく、子どもたちが純粋に音楽を楽しめる場所を作りたいと考えるようになったのです。

そこで、「本物の音楽体験を届けたい」という想いを共有できる太田さんに声をかけ、二人三脚で教室をスタートさせることにしました。生の演奏と音楽絵本を通じて、子どもたちが心から音楽を楽しめる場所を作りたい——その想いから「音の自由教室クレエ」は生まれました。

特徴とアピールポイント

ー他の教室との違いや特徴的な部分を教えてください。

寒河江さん:最大の特徴は、CDや音源を使用せず、その場での即興演奏や生の演奏にこだわっている点です。多くのリトミック教室では録音された音源を使用しますが、私たちは常に生演奏を行っています。子どもたちは録音された音と生の音の違いを敏感に感じ取るからです。

大人でもCDで聴くのと生演奏で聴くのとでは感動の質が全く異なるように、音楽は生で体験することが最も重要だと考えています。

また、すべてのレッスンを必ず2人体制で行っているのも特徴です。多くの音楽教室では1人の講師が全てを担当しますが、私たちは常に2人で指導することで、より豊かな音楽体験を提供できるよう心がけています。

指導方針

ー生徒さんに指導する際に特に意識されていることは何でしょうか。

寒河江さん:まず第一に、指導者である私たち自身が楽しむことを大切にしています。指導者が楽しんでいないと、それは必ず子どもたちに伝わってしまうからです。特に親子クラスでは、お母様にも楽しんでいただくことを重視しています。

また、子どもたちの自主性を重んじ、「絶対にこうしなければならない」という押し付けは極力避けています。子どもたちが体全体で音楽を楽しめれば、自然と音感やリズム感が身についていきます。その時々の子どもたちの様子や興味に応じて、レッスン内容を柔軟に変更することもあります。

コースと料金体系

ー各コースの内容と料金について教えてください。

寒河江さん:親子クラスは月3回40分のレッスンで月額7,000円です。3歳児向けの入園準備クラスは、子どもだけのレッスンとなり、音符の導入なども行う50分のレッスンで月額8,000円です。その後の楽器クラスは選択する楽器によって9,000円から10,000円程度、合唱クラスは5,000円となっています。

現在は、ピアノクラスの講師が3名、バイオリンの講師が3名、そして英語クラスの講師も在籍しています。グループレッスンは私ともう1名のピアノ講師で担当しています。

今後のビジョン

ー今後の展望についてお聞かせください。

寒河江さん:私たちが最も力を入れていきたいのは、音楽絵本を通じた教育の全国展開です。現在、日本音楽絵本推進協会という一般社団法人を立ち上げ、音楽絵本の動画配信や各地でのコンサート活動を行っています。音楽絵本は、子どもたちの音楽的な感性だけでなく、言葉の習得や表現力の向上にも大きな効果があると実感しています。

教室では、音楽と絵本を組み合わせたオリジナルのコンテンツを制作し、子どもたちの反応を見ながら改良を重ねてきました。その中で培ってきたノウハウを活かし、全国各地で音楽絵本を使った教室が展開できるよう、音楽絵本講師の育成にも注力しています。より多くの子どもたちに、音楽と絵本を通じた豊かな体験を届けていくことが、私たちの目標です。

メッセージ

ー最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

寒河江さん:0歳から5歳は脳の成長が最も著しい時期です。この時期の音楽教育活動は、子どもの成長に大きな影響を与えます。音楽的な面はもちろん、ダンスや体操などの身体表現、リズム感の発達にも深く関わってきます。

幼児期のリトミックや表現活動、音楽活動は非常に重要な意味を持ちますので、興味を持たれた方は、ぜひ一度体験レッスンにお越しください。