地元から夢を追える環境づくりを目指して – Dance & Vocal School HSKRTの星子さんにインタビューしました!

佐賀県唐津市にあるDance & Vocal School HSKRTでは、子供から大人まで幅広い年齢層を対象に、ダンスと歌を中心としたエンターテインメント教育を提供しています。

同教室の星子さんに特徴や指導方針、今後の展望などについてお話を伺いました。

カルチャーセンターから独立し、生徒の居場所を作る

ー教室を始めるに至ったきっかけや経緯について教えてください。

星子:元々は、福岡にあるダンススクールから派遣される形で、唐津市のカルチャーセンターにてダンスを教えていました。しかし、そのカルチャーセンターがダンス教室を閉鎖することになり、生徒たちの行き場がなくなってしまうという状況になりました。

生徒たちのために新たな場所を探してくれる方もいましたが、みんなが困っている様子を見て「自分でやってみよう」という気持ちで教室を立ち上げました。2020年から現在の教室をスタートさせ、今年で5年目を迎えます。

高品質な映像制作と韓国芸能事務所とのコネクション

ー他のダンス教室やボーカル教室にはない特徴や、教室としての一番のアピールポイントを教えてください。

星子:当スクールの強みは映像関係のクオリティの高さです。年に1回、プロモーションビデオを制作・公開するなど、映像制作に力を入れています。

また、韓国の芸能事務所とのつながりもあり、韓国からオーディションのために当スクールに来ていただくこともあります。

現在は差別化をさらに図るため、芸能コースを新設し、スクールの生徒がライブを企画して実際に人を集めて披露するという取り組みも進めています。

ダンスやボーカルの技術だけでなく、演技も学んでいる生徒もいるので、今後はCMなどのアクティング面も強化していきたいと考えています。

技術だけでなく人間性も育てる指導方針

ー生徒に指導をする際に、特に意識していることや方針などがあれば教えてください。

星子:ダンスや歌といった技術面の指導だけでなく、心も一緒に育てていきたいと考えています。挨拶などの基本的なマナーをはじめ、人間として大切なことをエンターテインメントを通して育みたいと思っています。

レッスンの際には、靴を揃えたり荷物を整理整頓したり、周りが困っていたら助け合ったり、新しい生徒が入ってきたときに仲良くしてあげたりするよう声かけをしています。小さなことですが、こうした基本的なことを大切にしています。

エンターテインメント業界はまだ発展途上の部分もありますが、社会に出て恥ずかしくないような人材を育成していきたいです。

多彩なジャンルと年齢層に対応するレッスン体制

ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。

星子:曜日ごとに異なるジャンルのレッスンを提供しています。月曜日はK-POPクラスで、入門から中級まで対応しています。

火曜日はジャズとガールズヒップホップ、木曜日はヒップホップクラスで、こちらも初心者から経験者まで対象です。金曜日は小さな子どもと小学生が対象のクラスがあり、4月からは大人向けのクラスも新設予定です。

さらに日曜日にはボーカルレッスンを行い、芸能に興味がある子どもたちを対象とした芸能コースも運営しています。

レッスンは月謝制で、週に何コマ受講するかによって金額が変わる仕組みになっています。生徒の年齢層は3歳から20代まで幅広く、今後は大人を対象としたコースも拡充していきます。

地方からでも夢を追える環境づくり

ー今後、より強化していきたい点や取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

星子:より多くの方がエンターテインメントを楽しめるよう、ダンスのジャンルやアクティング、ボーカルなど、さまざまなコンテンツを増やしていきたいと考えています。

コンテンツの拡充を通じて、エンターテインメント業界で活躍したい、デビューしたいという夢を持つ子どもたちをサポートできる体制を整えていきたいです。

唐津市は田舎で、自分の夢を人前で語ることを恥ずかしいと感じる風潮があります。子どもたちに「自信を持って夢を追ってもいいんだよ」と伝え、その夢に向かって一生懸命取り組める環境を整えることが私たちの使命だと考えています。

地方からでも夢を追えるんだということを示していきたいです。

ー最後に、教室への入会を検討している方へのメッセージをお願いします。

星子:とにかく楽しんでほしいです。エンターテインメントは本来、人生を豊かにするものだと思います。

当スクールをきっかけに皆さんの人生が豊かになるよう、私たちもお手伝いしたいですし、一緒に楽しみながら頑張っていけたらと思います。