9カ国語で世界を広げる!みんなが主役の語学レッスン-EIGLOBE代表の常川さんにインタビューしました!

「言語を学ぶことは、新しい世界への扉を開くこと」

広島市西区に拠点を置く語学スクール「EIGLOBE」は、この理念のもと、2014年の創業以来、独自の多言語教育を展開してきました。3歳からシニアまで幅広い年齢層を対象に、英語はもちろん、スペイン語、中国語、フランス語など多岐にわたる言語教育を提供しています。

対面授業を重視しつつオンラインにも対応し、少人数制や多国籍の講師陣など、EIGLOBEならではの特徴で、従来の語学スクールとは一線を画す存在として成長を続けています。

創業10周年を迎え、さらなる飛躍を目指すEIGLOBE。その独自の教育哲学と未来のビジョンに迫ります。

EIGLOBEの概要と設立経緯

ーEIGLOBEのサービス概要について教えてください。

常川:EIGLOBEでは、英会話をはじめ、様々な言語を教えています。生徒さんは3歳からシニアまで幅広く、対面での授業を主体としながら、オンラインでの指導も行っています。取り扱っている言語は、英語、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、タガログ語、日本語の9言語です。

ー創業から10年とのことですが、EIGLOBEを立ち上げたきっかけや経緯について教えてください。

常川:私は元々、大手英会話スクールで教えていたのですが、当時から「広島には外国人観光客が多く、特に平和公園では多くの外国人と接する機会はありますが生徒様がご自身で外国人に声をかける勇気がない」という相談をよく受けていました。

講師陣が生徒様と平和公園に行って英語で話しかける企画書を会社に提出するものの、全国展開している大手スクールでは地域特性に合わせたサービス提供が難しく、結果企画は通りませんでした。このような経験からいっその事「自分でやろう」と思ったのが最大のきっかけです。

多言語教育への展開と独自の強み

ー英会話からスタートして、なぜこれほど多くの言語を扱うようになったのでしょうか?

常川:主に二つの理由があります。まず、採用している講師陣が本当にプロフェッショナルで、多くの言語を話せる方々だったこと。そして、平和公園での校外活動をSNSで発信したところ、広島在住の外国人から「理想の学校だ、そこで働きたい」という反響があり、自然と優秀な講師が集まってきたことです。

加えて、日本語クラスについては、日本在住の外国人からのニーズに応えて開始しました。留学生向けの全日制の日本語学校は多いのですが、習い事として日本語を学べる場所が少なかったのです。

ー他の語学スクールと比べて、EIGLOBEの強みはどこにありますか?

常川:主に3つの強みがあります。1つ目は、多言語を対面で教えられることです。多くのスクールでは英語以外の言語はオンラインのみですが、私たちは多言語も基本的に対面で指導しています。

2つ目は、少人数制にこだわっていることです。1クラス最大5名までとし、6名になれば2クラスに分けるようにしています。これは心理学的にも適切な人数で、生徒さんが話しやすい環境を作るためです。

3つ目は、講師の国籍が多様なことです。欧米だけでなく、フィリピンやジャマイカ出身など幅広い英語圏の講師もいます。様々な国籍、人種の講師がいることで、生徒さんは多様な文化や言語に触れることができます。

講師採用と指導方針

ー講師の採用基準について教えてください。

常川:まず、子供好きかどうかを重視しています。大人も子供も教えられることが必要です。次に、必ず教育経験のある方を採用しています。また、客観的な評価を得るために、知人などを通じて第三者の声(リファレンス)も重視しています。

ー生徒さんへの指導方針はありますか?

常川:最も重要なのは、生徒様主体であるということです。英会話は英語塾とは異なり、生徒さんが話す訓練をする場所ですので、生徒さんの発話時間をしっかり確保することを心がけています。

また、特に中高生は「何が分からないかが分からない」状態になりがちです。そこで、熟練講師が生徒さんの疑問を先回りして解説することも大切にしています。

さらに、毎回の授業で「今日これを新しく知ることができた」という手応えを持って帰ってもらうことも心がけています。

多様なコースと今後のビジョン

ー年齢層やニーズに応じたコース設定はどのようになっていますか?

常川:子供向けのコースは年齢別に分けています。大人向けはレベル別に分けていますが、プライベートレッスンではレベルに関係なく柔軟に対応しています。まずはカウンセリングを行い、生徒さんのニーズや目標を聞いた上で、最適なコースをご案内しています。

例えば、TOEIC対策なら会話力を伸ばすコースや、リスニング力を上げる音読コースなど、生徒さんの目標に合わせて戦略を立てています。

ー今後の展望やビジョンについて教えてください。

常川:今後は海外駐在や留学をしている方々を日本から遠隔でサポートをしていきたいです。実際に海外生活が始まると、文化の違いや言葉の壁が原因で日々の生活に疑問が出てくることがあります。

そんな時に日本から答え合わせのように遠隔でサポートできるようなシステムがあれば、効率良くその場で異文化や言葉の疑問を解決でき、安心して海外生活を楽しんでいただけると思っています。

オンライン授業と入会を検討している方へのメッセージ

ー全国どこからでもオンラインで受講できるのでしょうか?

常川:はい、現在も大阪や東京から受講されている方がいらっしゃいます。以前は海外に転勤された方がパラグアイからスペイン語レッスンを受けていたこともありました。日本の文化を知っている私たちだからこそ、海外で暮らす日本人の方々にも適切なサポートができると考えています。

オンラインの場合も、1対1のプライベートレッスンとグループレッスンの両方に対応しています。ただし、グループレッスンの場合はレベル分けがありますので、状況に応じて最適な形態をご提案しています。

ー最後に、入会を検討している方へメッセージをお願いします。

常川:新しい言語を学ぶことで、必ず世界が広がります。ぜひ恐れずにスタートしてほしいと思います。また、私たち日本人は完璧主義になりがちですが、言語はあくまでもコミュニケーションのツールです。

単語だけでも、文法が間違っていても、とにかく伝えようとする姿勢が大切です。完璧を求めすぎず、まずは一歩踏み出してみてください。それがEIGLOBEの願いです。