札幌の教育革新!ICTを活用した新しい受験指導で子どもと家族の幸せな未来を創る『小学校・中学校受験専門塾 FUYUNO』

「毎日勉強、毎日宿題。でも本当にこれが子どもの成長に必要な受験勉強なのだろうか?」

この問いを胸に、北海道教育委員会での経験を持つ冬野恒史氏が2024年6月、札幌市に『小学校中学校受験専門塾 FUYUNO』を開校しました。従来の受験指導の常識を覆し、ICT(PCだけでなくスマートフォンやスマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称)を活用した効率的な学習と、家族との時間を大切にする新しい受験文化の創造に挑戦しています。

北海道、特に札幌市では私立小学校の新設を機に、徐々にお受験文化が根付き始めています。しかし、首都圏と比べると選択肢は限られており、転勤などで道外から移住してきた家族からは「受験対策の情報が少ない」という声も。そんな中、付属小学校の創立に携わった経験を持つ冬野氏は、「子どもも家族も笑顔で過ごせる」をモットーに、新しい受験指導の形を提案しています。

常時10台以上のiPadを完備し、ドローンや豊富な絵本コーナーを設置するなど、学びの場としての質にもこだわる同塾。さらに、オンライン指導を通じて北海道全域への展開も視野に入れるなど、その挑戦は続きます。

『FUYUNO』が目指す受験指導の新しいカタチ

ー『小学校中学校受験専門塾 FUYUNO』の概要について教えてください。

冬野恒史塾長:当塾は2024年6月に開校したばかりの新しい学習塾です。設立の背景には、札幌市に私立小学校が新設され、お受験文化が少しずつ形成されてきている中で、より子どもたちや家庭にとって幸せになれる受験文化を創っていきたいという思いがありました。

私自身、北海道教育委員会での勤務経験があり、北海道全体の学力向上に強い関心を持っていました。特に印象的だったのが、最初の赴任先である増毛町での経験です。生徒数がわずか10人という小規模校で、都市部に比べて学習環境が整っておらず、周辺に学習塾もない子どもたちの現状を目の当たりにしました。

このような経験から、オンライン化を通じて質の高い学習機会を地方の子どもたちにも届けたいという思いを長く持ち続けてきました。そのため、「受験塾」という名称ではありますが、受験に特化しすぎることなく、より広い視野で子どもたちの学習支援を行っています。

子どもと家族の幸せを第一に考えた新しい受験文化の創造

ースクールの設立経緯について教えてください。

冬野:私は以前、付属小学校函館校と田中学園立命館慶修小学校の創立に関わらせていただき、それぞれ素晴らしい教育環境を目の当たりにしてきました。その経験から、より多くの方々にこのような素晴らしい教育環境を知っていただきたいという思いが芽生えました。

同時に、受験に取り組む子どもたちや保護者の様子を見ていて、「受験がとても大変だった」という感想を多く耳にしました。そこで、必要最小限の努力で子どもたちの成長に繋がる、より幸せな受験の在り方を提供したいという強い思いから、2024年6月に当塾を開校しました。

札幌における私立小学校受験の現状と『FUYUNO』の挑戦

ー札幌における私立小学校受験の現状について教えてください。

冬野:札幌市の私立小学校受験の状況をデータで見てみますと、令和5年度の小学校1年生約3万5000人のうち、北海道内の付属小学校と私立の田中学園を合わせても合格者数は1%にも満たない状況です。札幌市内に限定しても、1年生約1万3000人に対して、付属小学校70人、田中学園52名の合計122名しかおらず、倍率を2倍と考えても受験率は2%に届かないという状況です。

一方で、教育に非常に熱心な保護者の方々は一定数いらっしゃいます。受験に対する過熱状況を心配する声もある中、「受験があるらしい」という程度の認識はあっても、具体的な知識を得られない方も多くいらっしゃいます。このような状況の中、札幌市では徐々に受験文化が広がりつつあります。

関東との教育環境の違いを踏まえた指導

ー首都圏と北海道の教育環境の違いについて、どのようにお考えですか?

冬野:特に私立学校において、学びの内容やシフトチェンジのスピードに大きな違いを感じています。首都圏の私立中学校・高校は、生徒獲得の観点からも、より先進的な取り組みを積極的に導入しています。例えば、外国語教育の充実や、東京大学・京都大学などの難関大学への進学実績作りなど、明確なビジョンを持って教育を展開しています。

当塾が桑園地区を拠点に選んだ理由の一つも、道外からの転勤者が多い地域性にあります。首都圏でお受験を経験された方々から「札幌は受験の選択肢が少ない」という声をよく耳にします。そういった方々のニーズに応えながら、新しい受験文化の普及に努めていきたいと考えています。

ICTを活用した革新的な受験指導と3つの教育方針

ー他塾との違いや特徴について、具体的に教えてください.

冬野:当塾の最大の特徴は、ICTの積極的な活用にあります。塾内には常時10-12台のiPadを完備し、繰り返し学習や考え方の共有などに活用しています。塾業界ではICTの更新スピードが比較的緩やかですが、私たちはプログラミングスクールのような先進的なアプローチを学習指導に取り入れています。

また、当塾では3つの重要な教育方針を掲げています。

  1. 逆算する受験計画
    特に小学校受験では、願書提出時の面接が重要になります。多くの場合、願書作成時期になって慌てて経験を思い出すような状況が見られます。当塾では、入塾後すぐに子どもの特性に合わせた1年間の体験プランを提案します。例えば、動物園での体験など、子どもが実感を持って語れる経験を計画的に積み重ね、面接で自然に語れるようにしています。
  2. 家族との時間の確保
    近年話題となっている「教育虐待」の問題も踏まえ、放課後の時間の確保を重視しています。現状では、毎日複数の習い事を掛け持ちする子どもも多く、自由な時間が著しく制限されています。当塾では、習い事の効率的な統合や、塾での宿題の適切なコントロールにより、家族と過ごす時間を確保することを重視しています。
  3. 最新の学びを実現する環境づくり
    ICTツールの活用だけでなく、ドリンクサーバーの設置やドローンで遊べるスペース、豊富な絵本コーナーなど、子どもたちが自然と学びたくなるような空間づくりを心がけています。また、算数では「なぜそうなるのか」という本質的な理解を促す独自の指導法を採用し、暗記や機械的な練習に頼らない新しい学習スタイルを実践しています。これにより、子どもたちは楽しみながら、より深い理解と確かな学力を身につけることができます。

思考力を育む独自の指導メソッド

ー生徒さんへの指導で特に意識されていることを、具体的な例を交えて教えてください。

冬野:当塾では特に算数教育に強みを持っており、「なぜそうなるのか」という数学的思考の本質を大切にしています。また、間違いを受け入れながら、その理由を考え、改善方法を見出すプロセスを重視しています。

具体例を挙げますと、「44×44」という問題で「88」と解答してしまう生徒がいます。単純な計算ミスとして片付けるのではなく、なぜその答えでは不適切なのかを説明させることで、思考力を育んでいます。多くの生徒は掛け算の記号的な理解にとどまっていますが、「44が44個ある」というイメージを言葉で説明できるようになることで、真の理解に至ります。

このように、表現力、特に言葉での説明力を重視しているのが当塾の特徴です。単に計算処理として理解するのではなく、その意味や本質を理解し、説明できるようになることで、より深い学びを実現しています。

きめ細やかな学習コース設計

ーどのようなコース・プランを提供されているのでしょうか?

冬野:当塾では、「オンラインコース」と「通塾コース」の2つの大きな枠組みを用意し、それぞれの中でさらに細かくコースを分けています。

まず、オンラインコースは各学年で「公立小学校コース」と「田中学園専門コース」に分かれています。特に田中学園コースは、カリキュラムの進度が一般的な小学校より早いため、それに対応した専用プログラムを組んでいます。週1回、算数の授業を25分×2コマ実施しています。

通塾コースも同様に公立小学校と私立小学校向けの2コースを設けています。1-2年生は週1回の算数2コマを基本とし、3-4年生になると教科数が増えていきます。5-6年生では理科、社会、国語なども加わり、より総合的な学習を展開します。また、週2回の受講も可能で、生徒の状況や目標に応じて柔軟に対応しています。

北海道全域への教育支援の展開

ー今後の展望について、具体的な計画をお聞かせください。

冬野:現在、オンラインコースは始まったばかりですが、将来的には札幌市内に限らず北海道全域に教育支援を広げていきたいと考えています。地方部では学習塾などの教育リソースが限られていることも多く、オンライン指導を通じて、地理的な制約を超えた教育支援を実現したいと考えています。

また、当塾では最近、小学校選びに関するセミナーを開催し、各校の特色や選び方のポイントなどを保護者の方々に向けて発信しています。子どもの特性や家庭の希望に合わせた学校選びのアドバイスも行っており、こうした情報提供の機会も今後さらに増やしていきたいと考えています。

楽しく学べる特別な空間づくり

ー最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします!

冬野:当塾では、子どもも保護者も笑顔で過ごせる毎日を目指しています。もちろん高い学力の習得は重要ですが、それ以上に学習環境の質にこだわっています。

具体的には、ICT機器の充実はもちろん、ドリンクサーバーの設置やドローンで遊べるスペース、豊富な絵本コーナーなど、特別感のある空間づくりを心がけています。このような環境の中で、楽しみながら受験に向き合い、共に乗り越えていける関係を築いていければと思います。無料体験授業も用意していますので、ぜひ、雰囲気を味わってみてください。お子様の小・中学校の受験をお考えの方は『小学校中学校受験専門塾 FUYUNO』を選択肢の一つに入れていただければ幸いです。