札幌市を拠点に、年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)に特化した指導を展開する「學陽塾」。
元高校教員の経験を活かし、単なる受験指導にとどまらず、生徒一人ひとりのキャリアデザインから課外活動まで、合格に必要なすべてをサポートされています。
地方では数少ない年内入試対策専門塾として、確かな実績を重ねている「學陽塾」の長谷川先生にお話を伺いました。
年内入試対策の専門性を活かした独自の指導
ー まずは「學陽塾」の概要について教えていただけますか?
長谷川先生:基本的には高校生を主体として指導させていただいています。
内容としては、現在の大学入試における総合型選抜や学校推薦型選抜といった、従来の一般受験とは異なる入試への対応・対策を軸にしています。
ー 塾を始められた経緯について教えてください。
長谷川先生:私は元々高校教員でした。
私が私が学生の頃に総合型選抜が始まって数年目だったのですが、それより上の世代の教員は、そもそもそういった入試を経験したことがない、もしくは知らないというのが一般的で、どちらかというとその入試自体に懐疑的なところがありました。
特にコロナ以降、年内入試を受験する生徒が増えている中で、教員側が十分に対応できていないという現状に疑問を感じました。
実際にきちんと対策すれば、決して一か八かの試験ではなく、確実に合格できる試験なのです。
そこで、札幌の子どもたちの未来をサポートできると考え、開塾を決意しました。
キャリアデザインから課外活動までトータルサポート
ー 他の塾にはない特徴や、アピールポイントを教えてください。
長谷川先生:まず、年内入試対策に特化した塾が地方では少ないことが大きな特徴です。
さらに、「合格するまで最後まで面倒を見る」という点も重要なアピールポイントです。
入塾時には、希望進路の確認と併せて、キャリアデザインに近い取り組みもさせていただいています。
生徒さんは第一志望は決めていても、その先のビジョンや他の選択肢についてはあまり考えていないことが多いんです。
全国規模で見渡すと、実は様々な特色を持つ大学があります。
私たちは情報と過去の実績を踏まえて、全国の大学から生徒さんの適性に合った複数の進路を提案しています。
また、オンラインに対応していたり、課外活動も含めた指導を行っているのも特徴です。
年内入試では、学生時代の経験や気づき、挑戦、そして失敗も含めた「ストーリー」が重要になります。
例えば、札幌の石山地区でのボランティア活動に参加したり、インターシップや地域創生活動を通じて、進路の実現や自分の興味や将来の方向性を見つけるきっかけを作っています。
独自の小論文指導で3ヶ月での習得を実現
ー 小論文の指導方法について教えていただけますか?
長谷川先生:基本的に3ヶ月程度で小論文の基礎が完成するようなカリキュラムを組んでいます。
多くの生徒は「文章を書くのが苦手」と言って入塾してきますが、実は小中高で文章の書き方自体を体系的に学ぶ機会はほとんどないのです。
私たちは約30のテーマを同時進行で扱い、対話形式で内容を深めていきます。
例えば「地球温暖化」というテーマであれば、まず基本的な知識を確認し、問題提起から解決策まで会話を通じて整理していきます。
その過程で自然と小論文の構成が完成する仕組みです。
これにより、単に文章を書くだけでなく、自分の考えを論理的に組み立て、表現する力も身についていきます。
今後の展望
ー 今後、強化していきたい点についてお聞かせください。
長谷川先生:今年度から公立大学の多くが年内入試の評定平均基準を撤廃しました。
これにより、評定平均に関係なく受験できるようになり、より多くの生徒に機会が開かれています。
私たちとしても、従来の基準では受験が難しかった生徒たちへのアプローチを強化していきたいと考えています。
ー 最後に、入塾を考えている生徒や保護者の方へメッセージをお願いします。
長谷川先生:大学はあくまでも通過点です。
その先の未来で実現したい夢があるのであれば、今できることから一緒に取り組んでいきましょう。
私たちは、皆さんの夢の実現をサポートできる存在でありたいと考えています。
ぜひご相談ください。