誰もがHEROになれる場所を目指して

子どもたちが、色とりどりの未来へ大きく羽ばたけるように。

子どもたちの中にある「挑戦したい」という気持ちを引き出し、その一歩を全力で応援したい!そんな想いから誕生したのが、京都府城陽市を拠点に活動する SORASPORTS(ソラスポーツ) です。

体操を通して自己肯定感を育む少人数制の教室では、子育て支援を行うNPO法人との連携も行いながら、地域の“学び”と“成長”の拠点として日々進化しています。

スポーツを通じて、人とのつながりを大切にしながら、子どもたち一人ひとりの未来を支えていく。

それが、私たちSORASPORTSの目指す姿です。

誰でも通える、やさしい体操教室

私たちの教室では、赤ちゃんから小学校4年生までを中心に、年齢や目的に合わせた体操レッスンを行っています。

ベビーマッサージや親子体操など、未就園児を対象にしたクラスから始まり、子どもたちの成長に応じて段階的にスキルを身につけられるようなカリキュラムを用意しています。

たとえば、リトルクラスは2歳から年少までを対象に、身体を動かす楽しさを体験してもらうことを目的としています。

次のステップとなる幼児クラスでは、マット運動や跳び箱などを通じて、基本的な体の使い方を習得。

さらに初級・中級クラスでは、年長から小学校4年生までの子どもたちが、個々のレベルに応じて技術を深め、逆上がりや側転などの基礎的な技から、より高度な技にも挑戦していきます。

また、小学5年生以上は個別指導中心のプライベートレッスンを提供。逆上がりやバク転、鉄棒など、特定の技術をピンポイントで習得したいというニーズにも柔軟に対応しています。

年間45回実施されるレッスンは、どのクラスも基本的に50分間。

お子さまの発育・発達に最適なプログラムとなる様、あらゆるスポーツの基礎となる“36の運動”を網羅的に取り入れたSORA独自の基礎トレーニングとマットや跳び箱・鉄棒・トランポリンなどのスキル習得プログラムを実施しております。

また、体操の大会などの外部イベントに参加することを目標とした「HEROクラス」も設けており、モチベーションを高めながら、将来的に「体操選手になりたい!」というお子さまもフォローできる様、継続して取り組める環境を整えています。

これにより、目標を持って取り組む姿勢を自然と身につけることができ、教室での成長が日常生活にも良い影響を与えています。

教室誕生の背景にあったのは、自身の原体験

私は大学卒業まで体操選手として活動し、その後は一般企業に就職。

社会人としての経験を積んだ後、「やはりもう一度、体操の世界に関わりたい」という気持ちから、幼少期に通っていた京都の体操教室に戻り、約10年間、指導者・経営者として現場を学びました。

そして2022年に独立し、SORASPORTSを立ち上げました。

前職では、選手育成に特化した大規模な教室で指導をしていましたが、そこで出会ったのは「運動が苦手」「体操に自信がない」と感じている子どもたち。

私は、もっと気軽に通えて、運動が得意でなくても楽しめる体操教室の必要性を強く感じました。

目指したのは、「選手を育てる場所」ではなく、「心と身体を育てる場所」。

技の上達よりも、「やってみたい」「やってみよう」と思える気持ちにこそ価値がある。そんな想いから、少人数制で一人ひとりに丁寧に寄り添える教室を、この地・城陽に開きました。

さらに、私が立ち上げに関わったNPO法人とも協業し、行政と連携した子育て支援事業や放課後の学び場、子ども食堂などと連動した複合施設を実現しました。

午前中は未就園児を対象としたスポーツ知育、午後は学習(宿題)・プログラミング・体操を組み合わせた民間スポーツ学童を展開し、複合的な教育空間としての役割も担っています。

「挑戦する」こそがHERO

SORASPORTSが掲げるコンセプトは、「誰もがHEROになれる体操教室」。

この言葉には、技の完成度よりも“挑戦する姿勢”そのものに価値を見出したいという願いが込められています。

「できないかもしれないけど、やってみよう」――その一歩を踏み出した瞬間、私たちはその子がHEROだと信じています。

技ができた・できなかったよりも、「チャレンジした」「気持ちが動いた」という事実を見逃さず、見つけて、認めて、褒めて、伸ばす。

ときには「やりたくない」という気持ちにも寄り添いながら、少人数制だからこそ実現できるきめ細かな日々の関わりの積み重ねの中で、子どもたちの心に少しずつ変化が生まれ、やがて大きな一歩を踏み出してくれる瞬間が訪れます。

教室で見た、心を動かす変化

印象に残っているエピソードがあります。体操が苦手で体育の授業を嫌がっていた小学3年生の男の子。

彼は教室に通い始めた当初、前日の夜は眠れないほどの不安を抱えていたそうです。

それでも、毎週少しずつ慣れていき、半年後には学校で体操の見本を見せてくれるまでに成長しました。今では教室内でも頼れるリーダーとして活躍しています。

できなかったことができるようになる喜び。自信を持てるようになる経験。それを通じて、自己肯定感が育まれる――それこそが、私たちの教室の存在意義であり、最大のやりがいです。

今後の展望とメッセージ

今後は体制を整えながら、徐々に教室の拠点を増やしていきたいと考えています。

そのためには、子どもたちと真摯に向き合える人財の採用と育成が不可欠です。

また、私は現在、京都体操協会内で、体操の普及活動の責任者として、地域における体操人口の拡大や環境整備にも尽力しています。

体操が子どもたちの健やかな成長に貢献できることはもちろん、将来的には「体操を仕事にする」というキャリアの選択肢を広げていけるような環境をつくっていきたいと考えています。

もし、私たちSORASPORTSの活動や想いに共感していただけたなら、ぜひ一度見学にお越しください。

お子さまも、大人の方も、「やってみたい」と感じたその気持ちを、私たちは大切にします。

かつて体操に夢中だった方も、初めての方も。

誰もがHEROになれる場所、HEROを育む場所として、SORASPORTSがお力になれたら嬉しいです。

誰もがHEROになれる体操教室 SORASPORTS