いつも笑顔を絶やさず-心の中に音楽を届ける「稲場ピアノ教室」

幼児から大人まで幅広い年齢層に対応する「稲場ピアノ教室」。

講師の稲場糸恵さんは「基礎を楽しみながら学べるカリキュラム」「ピアノを楽に最適に弾ける弾き方」「読譜力の向上」の3本柱を軸にしたレッスンを展開しています。

音楽が生徒さんの心の中にいつもあるような温かい指導を心がける活動についてお話を伺いました。

幅広い世代に対応する3つの柱を持つレッスン

ーどういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?

稲場さん:4歳から大人の方、シニアの方まで幅広く指導しています。

当教室のレッスンには3つの特徴があります。

まず幼児の生徒さんには基礎を楽しみながら学んでいけるカリキュラムを、ある程度ピアノが弾けるようになりましたら、ピアノを楽に最適に弾ける弾き方を目指して練習をしています。

そして、読譜にも力を入れてきちんと読めるようになることを目指す。この3本の柱を立ててレッスンしております。

音楽との出会いと教室開設のきっかけ

ーこの教室を始められたきっかけや背景について教えてください!

稲場さん:私は音楽大学を卒業してから楽器店で講師をしていたのですけれども、その間ずっと自宅レッスンをしたいと思っていました。

ただ、実力であったり、家庭の事情や病気などもあり、長らく実現できないままでした。

近頃子どもも大きくなり、少しずつ自分の時間も取れるようになったので、4年前ほどから本格的にレッスンを始めております。

年齢に合わせた多角的な指導アプローチ

ー教室のアピールポイントについて教えてください。

稲場さん:先ほど申し上げた3本の柱をもう少し詳しくお話しすると、幼児の生徒さんには、30分のレッスンの中でピアノだけでなく様々な角度から音楽に親しんでもらうことを重視しております。

幼児の生徒さんは集中力が続かないこともありますので、途切れないように多角的に音楽を学んでいただけるようにしています。

例えばリズム練習や音符読みカード、歌ったり、音楽に合わせて体を動かしたりといった活動を取り入れています。

また、曲を弾く際には講師やCDと一緒に合わせて演奏するなど、様々な体験を通して音楽の楽しさを伝えています。

2つ目の柱である「ピアノを楽に最適な弾き方を目指す」というのは、難しい表現ですが上級の生徒さん向けだけではありません。

むしろまだあまり弾けない初級や中級の方にこそとても必要なことだと考えています。

拍の取り方やピアノを弾く時の手の置き方、脱力の仕方、体の使い方などを細かく指導しています。

このようにすると腕が痛くなりにくく、音がきれいに響くようになります。

また演奏に余裕が生まれるので間違えにくくなり、音楽を楽しめるようになる、表現をつけて弾く余裕も出てくるという利点がたくさんあります。

そのため、早い段階からこうした指導を重視しています。

3つ目の柱は読譜力の向上です。

家で練習をしない子どもについて親御さんから相談を受けることがありますが、自宅練習で躓く原因は「自分で何をしていいか分からない」「読譜ができない」「どんな練習をしていいか分からない」といったことが多いと感じています。

最低限、楽譜を自分で読めるようになれば良いと考え、新しい曲を出す際には、リズム練習や音符の読み方、弾き方などをレッスンの場で講師と一緒に確認してから、自宅練習に取り組んでもらうようにしています。

分からないことがあれば質問できる環境を整え、丸投げにならないよう配慮しています。

緊張を和らげるリラックスした指導環境

ー生徒さんにレッスンされる際に大切にしていることや意識していることはありますか?

稲場さん:レッスン室で大人の講師と2人きりになると、特に小学生の生徒さんは緊張されると思います。

緊張のためにピアノ教室に行くのが億劫になったりすることがないよう、まず楽しい雰囲気づくりを心掛けています。

いつも生徒さんにピアノ以外のことでもお話を聞いたりして親しみやすい雰囲気を作り、「先生と一緒にやってみよう」という姿勢で、時には遊びを取り入れながら、生徒さんの表情を見ながらレッスンしています。

大人の生徒さんも先生の前ではやはり緊張されると思いますので、「間違えても大丈夫」とお伝えしたり、「緊張しなくても、みなさん最初はできませんよ」といった声掛けをして、リラックスできる雰囲気づくりを心掛けています。

柔軟なコース設定で様々なニーズに対応

ー実際に提供されているコースについて教えてください。

稲場さん:子どものコースは30分のレッスンを年間42回実施しています。

月2回のレッスンも希望があれば対応しております。

大人の生徒さんには月2回30分と月3回30分のコースがあります。

音楽を心の支えに ― 将来のビジョン

ー今後強化したいことや将来的なビジョンについて教えてください。

稲場さん:私自身、音楽やピアノを教えることがとても楽しく、多くの方に私の技術や知識を伝えていきたいと思っています。

人生では色々と辛いことや悲しいこと、楽しいことがありますが、そんな時にいつも音楽が傍らにあって、心を慰めてくれたり、気持ちを盛り上げてくれたりします。

将来的には、生徒さんの心の中にいつも音楽があるような形で、皆さんが音楽を楽しんでいけるようなレッスンを目指しています。

ピアノが持つ心を豊かにする魅力

ー稲場さんにとって、ピアノの楽しさや魅力だと思うことを教えてください。

稲場さん:1人で弾く時はとても集中できて、日常の嫌なことも忘れられます。

また、音楽を聴いた時に自分の気持ちを代弁してくれるような曲に出会うと、心が慰められることがあります。

こうした体験は音楽を学ばないとなかなか味わえないものだと思っています。

さらに、他の人とアンサンブルした時に、お互いの呼吸を合わせる一体感はとても素晴らしく、そういった経験もピアノを通して得られることが魅力だと思います。

笑顔あふれる教室からのメッセージ

ー最後に、入会を考えている方へメッセージをお願いします!

稲場さん:いつも笑顔の絶えない教室、いつも笑いが溢れていて、生徒さんともコミュニケーションを取りながら、私自身も楽しんでいる教室です。

ぜひお気軽にご連絡いただければと思っております。