「夢の実現」のために英語を。20年を超える実績を持つPRESENCEが目指す、グループコーチングの真価 ―創業者の想いを受け継ぐ新たな挑戦―


株式会社ジャパンビジネスラボは、語学コーチングスクール「PRESENCE」とキャリアデザインスクール「我究館」という2つの事業を軸に、学生からビジネス界で活躍されている方までを対象として、受講生の可能性を広げる支援を33年間続けています。このうち「PRESENCE」は、創立23年で30,000人の指導実績を持つ英語・中国語コーチングスクールです。単なる英語学習の場を超えて、人生のターニングポイントとなる学びの環境づくりに情熱を注ぐ理念と手法について、現代表の杉村貴子様に伺いました。

PRESENCEが目指す英語教育とは

ーPRESENCEはどのような方を対象としている語学スクールでしょうか。また、貴スクール特有の英語コーチング方式について、他社との違いを含めて教えていただけますか?

杉村様:PRESENCEは、基本的に大学生以上を対象としており、約90%がビジネスパーソン、残り10%が高い志を持った大学生という構成になっています。近年、英語コーチング市場は100億円規模にまで成長し、多くのスクールが参入していますが、私たちが20年以上守り続けてきた特徴は「グループ(少数精鋭制)」によるコーチングです。

このグループ制には大きな意味があります。一人で学ぶのではなく、志の高い仲間と共に学ぶことで生まれる相乗効果は計り知れません。お互いの頑張りが刺激となり、時には励まし合い、時には良い意味での競争意識が生まれる。この環境こそが、短期間で大きな成果を生み出す原動力となっているのです。

英語教育とキャリア教育の相乗効果

ー貴社ではPRESENCEのほかに我究館というキャリアデザインスクールも運営されていますが、両スクールの相乗効果について教えていただけますか?

杉村様:私たちジャパンビジネスラボは、我究館でのキャリア教育とPRESENCEでの語学(英語・中国語)教育を独自のコーチングメソッドを用いて、受講生の皆さんの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。この2つのサービスは、「人生の夢を実現する」という共通の理念のもとに運営されています。

我究館では若者のキャリア形成を、PRESENCEではグローバルな活躍を支援する。この2つの軸が互いに補完し合うことで、より大きな相乗効果を生み出しています。例えば、キャリアを考える過程で語学力の必要性に気づいた方がPRESENCEで学ばれたり、逆にPRESENCEでの英語学習を通じて、より広いキャリアの可能性に目覚める方もいらっしゃいます。

そして、両サービスに共通しているのが「自分の夢を明確にし、その実現に向けて行動を起こす」というアプローチです。単なるスキル習得に終わらせることなく、人生における明確な目標達成のためのツールとして、両サービスを位置づけているのです。

提供コースと特徴的なアプローチ

ーPRESENCEではどのようなコースを提供されていますか?

杉村様:PRESENCEでは、主にTOEIC®、TOEFL®、英会話の3つのコースを提供しています。TOEIC®コースは主にビジネスパーソンの方々に、TOEFL®コースは留学を目指す方々に向けて展開しています。英会話コースは、ある程度のスコアを獲得した後のアウトプットの場として、あるいは実践的なコミュニケーション力を磨きたい方向けに設計されています。

各コースの受講生の方々は、それぞれ明確な目標を持って受講されています。例えば、海外展開を視野に入れた事業戦略のため、あるいは国際的なビジネスの場で自分の意見を的確に伝えるため、さらには海外の取引先とのスムーズなコミュニケーションのためなど、ビジネスの現場で直面する具体的な課題解決に向けて学ばれています。また、グローバル人材として更なるキャリアアップを目指す方も多く、それぞれのコースが受講生の具体的なゴールと密接に結びついているのが特徴です。

独自のメソッドが誕生するにいたった経緯とは

ースクールの設立と、独自のコーチングメソッドが誕生した経緯について、ぜひ詳しくお聞かせください。

杉村様:1992年に設立された弊社ジャパンビジネスラボは、「若者が社会に出る前に自分の”TRUE NORTH”(真に重要な目標)を見つける場を作りたい」という強い思いから始まりました。夫であり弊社の創業者である杉村太郎は、グローバルな視点を持った人材育成を目指す中で、自身もハーバード・ケネディスクール(行政)大学院への留学を決意しました。

その準備過程は、想像を絶するものでした。経営者としての責務を果たしながらの留学準備。周囲の多くの方々が英語習得を諦めていく中で、革新的な学習方法を模索し続けました。そして生み出されたのが、スポーツトレーニングの考え方を応用した独自のメソッドです。

ニューヨークでの1年間は、文字通り全てを懸けた挑戦でした。経済的な余裕もない中、生活のあらゆる瞬間を学習機会に変えていきました。洗濯機の30分をリーディングに、乾燥機の待ち時間をシャドーイングに。公園のベンチで問題を解き、ニューヨークの街を歩きながら英語を練習する。この徹底的な取り組みが、後のPRESENCEメソッドの基礎となりました。

2ヶ月で「自走」に至る革新的なアプローチ

ー他の語学スクールとの違いについて、より具体的にお聞かせください。

杉村様:私たちの最大の特徴は、2ヶ月で確実に「英語学習を自走できる」ようになるための仕組みを確立していることです。これは、創業者自身の経験から得た確信に基づいています。多くのスクールが提供する3ヶ月以上のマンツーマンプログラムももちろん素晴らしいものですが、私たちは「短期集中」と「グループの力」を組み合わせることで、より効果的な学習環境を実現しています。

私たちはよく「英語学習は下りエスカレーターを駆け上がるようなもの」と表現します。PRESENCEの2ヶ月間は、まさに急な坂を全力で駆け上がる期間です。確かに大変ですが、その先には大きな達成感と、何より自分で継続できる力が待っています。多くの卒業生が「本当に大変だったけど、心から楽しかった」と語ってくれます。この言葉こそ、私たちの方法が確かな成果を生んでいる証左だと考えています。

夢を実現するためのツールとしての英語

ー受講生様のモチベーション管理の秘訣について、お聞かせください。

杉村様:2001年の創業以来、私たちは「コーチ」という言葉に特別な思いを込めてきました。単なる英語指導者ではなく、受講生の人生の伴走者でありたいという思いからです。だからこそ、初回面談では「なぜ英語を学びたいのか」「どのような未来を描いているのか」という本質的な対話に多くの時間を割いています。英語は単なるスキルではなく、人生の夢を実現するための重要なツールだと考えているからです。

未来へのビジョン

ー今後の展望について、お聞かせください。

杉村様:既存コースの拡充はもちろんですが、特に力を入れていきたいのは、若い世代へのアプローチです。近年、学生たちと接する中で痛感するのは、日本人特有の「英語のメンタルブロック」の深刻さです。先日、若年層の方々を対象とした講演会を行った際、30-40人の学生様たちに「英語ができる人?」と尋ねたところ、手を挙げたのはたった1-2人でした。

この現状を変えていきたい。グループでの学習を通じて、この心理的な壁を一つ一つ取り除いていき、より多くの若者が胸を張って「私は英語ができます」と言える社会を作っていきたいと考えています。それは単に英語ができる人を増やすということではなく、日本の未来を担う若者たちに、世界に向けた大きな可能性を開くことにつながるからです。

人生はあっという間です。「いつか」という言葉で先送りにせず、今この瞬間から夢に向かって一歩を踏み出す。その勇気ある決断を、私たちは全力でサポートしていきます。そして、その過程で得られる学びは、英語力だけでなく、仕事や人生のあらゆる場面で活かせる価値あるものになると確信しています。