スピーチコンテスト優勝の裏側:インプット重視の英会話教室-上杉英会話教室代表のサムさんにインタビューしました!

仙台市に拠点を置く上杉英会話教室は、設立からわずか5年で80名近くの生徒を抱えるまでに成長を遂げました。生徒の成長の鍵となっているのは、「読むこと」を中心に据えた教授法です。

このメソッドで学ぶ生徒一人ひとりが目に見える進歩を実感しているからこそ、上杉英会話教室は地域で信頼を集めています。

全国規模のスピーチコンテストで最優秀賞を獲得するなど、着実に成果を上げているこの教室。ネイティブスピーカー、そして英語教育学の専門家であるサム先生に、成果を生み続けているこの指導法と今後のビジョンについて語っていただきました。

上杉英会話教室の設立背景と特徴

ー上杉英会話教室の概要と、どのような方を対象にしているのかを教えてください。

サム:当教室は主に小学生を対象としており、全体の約8割を占めています。

特筆すべきは、初期学習では、絵本を使って子ども達が簡単で、正確で、興味が持てる英語を大量に聞くことからスタートするところです。これは、正確な文法感覚の育成にも大きく貢献し、中学校に入って本格的にスタートする文法学習の素晴らしい下準備です。

ークラスの規模や指導方法について詳しく教えてください。

サム:個別指導もあります。グループレッスンの場合は最大6人までとしています。7人以上になると、先生が子供一人一人の「眼」を見れなくなる。先生が子どもの集中度や授業への没頭度を知るには子どもの眼の動きを見るのが最短・最速の方法です。

7人以上だと、この作業が難しくなる。子どもの細かい身動きや反応を見れないと、子どもの小さい進歩に気づきにくい。先生が子どもの小さい進歩の気付き、適切な声掛けを日常的に実行できるかは、その後の生徒の自己肯定感と密接に繋がっています。

自信は成功体験は表裏一体ですので、自信を育まれるためには、どんな小さな成功体験でもハイライトするようにしている。

ーオンライン指導も行っているのでしょうか?

サム:県外にお住まいの方、特に東京や大阪の方とはオンラインで指導を行っています。ただし、宮城県内の生徒さんに対しては基本的に全て対面で指導しています。

生徒の年齢層と教室の成長

ー生徒さんの年齢層はどのようになっていますか?

サム:現在は3年生から5年生が全体の6〜7割を占めています。これは、教室を始めた4、5年前に年長や1年生だった生徒たちが成長してきた結果です。

ー教室の設立時期と、その経緯について教えてください。

サム:約5年前に始まりました。元々は娘の幼稚園のお迎えの際に、ある保護者から子供に英語を教えてほしいと頼んでもらったことがきっかけです。

大学の教員として英語教育学を研究していたので、喜んで引き受けました。最初は自宅のリビングで始めました。そこから徐々に多くの方が教室の方針と教育観に共感してくれて、現在では80人近くの生徒さんが通っています。

上杉英会話教室の独自性

ー他の英会話教室との違いや、最大のアピールポイントは何でしょうか?

サム:1つ目は、授業を進める時はネィティブとして進めるが、講師が保護者と話すときは、日本語に切り替えます。だから、現場の先生と連絡において、言語の壁を感じることはないので、安心できます。

お子さんが他教室に通われている方から時々耳にするのが、「子どもが授業で何をやっているか、もっと知りたいけど、私は英語苦手だし、先生は日本語できないから、困ったな。」という悩みです。

だた、当教室ではそのような悩みを抱える保護者はゼロです。いつでも、LINEや対面で、実際に授業を展開しているネィティブ、またはネィティブレベルの先生と日本語で相談可能です。また、保護者はいつでも授業を見学できます。ある意味、毎日が授業参観可能です。

2つ目は、4技能(読む、書く、聞く、話す)の同時進行指導をせず、初期段階では大量のインプット確保(聞く、読む)を重視していることです。言語習得においては、質の高いアウトプットは膨大なインプット量の上に成り立っています。このインプット優先の理論に基づいて指導を行っています。

興味深いのは、アウトプット力を競う大会でも、当教室は全国規模のスピーチコンテストで最優秀賞や優秀賞を獲得している生徒が複数いることです。これは、全体に渡ってリスニングとリーディングを土台とした指導法の成果です。一般論とは逆説的ですが、スピーチに強い子こそ、沢山読んでいます。これは、第2言語習得論の研究データと一致する結果です。

生徒とのコミュニケーション方法

ー生徒さんとのコミュニケーションで特に意識していることはありますか?

サム:まず、レッスンは建物の玄関から始まることを強く意識しています。。玄関でのお迎えの時点で、挨拶や簡単な会話を通じて英語の環境に触れてもらいます。

また、コミュニケーションにおいては、参加意欲を削ぐ否定的な表現を避けています。誤答があるときは、「惜しい!!」と言って、もう一歩考えるように促します。前向きな行動やマインドを促す言葉に言い換えています。正解を与えるのではなく、生徒が自分で発見する機会を提供する、、、これがが先生の大事な役割と腕の見せ所。

グループレッスンでは、生徒の名前を頻繁に呼ぶようにしています。これは、個人を尊重し、集中力を高めるためです。人は自分の名前を聞くのが好きですし、名前を呼ばれることで、その場で最も重要な存在になります。

コース構成と今後のビジョン

ー教室のコース構成について教えてください。

サム:クラスは普通クラスとアドバンスクラスの2コースがあります。アドバンスクラスは帰国子女やイマージョン教育出身、インターナショナルスクールに通っている生徒向けで、教材はアメリカの小学校でも使用される本を使って、英語と教養の両方を身に付けている大きなメリットがあります。

通常クラスは、小学校から英語始めた生徒が殆どです。数年間はフォニックスと絵本を使って、大量のインプットを確保します。アウトプットは決して強制しない。

子どもからアウトプットがないのは、子どもが「アウトプットしたくない」からではなく、「アウトプットの土台であるインプットが足りない」ことが問題です。なので、インプット、インプット、インプットですね。また、個別指導も別途提供しています。

ー今後の展望についてお聞かせください。

上杉:全国展開しているアフタースクールの英語学童との繋がりを強化して、上杉英会話教室で成功しているメソッドを全国の子どもにも提供したいです。ご興味がある会社や学童施設がいらっしゃいましたら、是非気軽にご連絡ください。大きな刷新は小さな1つの会話からスタートします。

仙台界隈の英語力の底上げを目指しています。上杉英会話教室が英語教育の模範教室として認知されるようになれば、教師冥利につきます。

入会を検討している方へのメッセージ

ー最後に、この記事を読む方々へメッセージをお願いします。

サム:レッスンの有無に関わらず、お子様の今の英語学習やレッスン内容に関する不安や質問がある場合は、HPのリンクからお気軽にご連絡ください。

どんな方でもどんなお悩みでも大丈夫です!先日、大阪の方から、LINEが届いた結果、新しいクラス(オンライン)の開講に向けて物事が進んでいます。HPのメールやLINEアカウントから、ぜひお気軽にご相談ください。