自身の子育て経験を活かし、生徒一人ひとりに寄り添うレッスンを提供するkaoピアノ教室。
「ピアノを通じて子どもたちに貴重な経験を届けたい」という想いで教室を運営する大田佳奈子さんに、ピアノを長く楽しく続けられる環境づくりや特徴についてお話を伺いました。
幅広い層の生徒さんに対応する町の小さなピアノ教室

ー どういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?
大田さん:小さなお子さんから大人の方にピアノのレッスンを行っています。
生徒さんの中には、家にアコースティックピアノがあって、コンクールを受けるような方もいらっしゃいますが、キーボードしかなくて、あんまりおうちでも練習できないという生徒さんも通われています。
小さな個人のピアノ教室ならではの、生徒さんに寄り添うレッスンを心掛けています。
自分の子どもへの指導から教室運営へ
大田さん:私は自分の子どもに小さい頃からピアノを教えていました。
でも、私が教えてるだけじゃ発表会もないし、せっかくだから…と、コンクールを受けたら、賞をいただけたんです。
審査員の先生の講評用紙に、良い指導を受けられてますね、って書いてあって、それがすっごいうれしくて…。
そのうち子どもが大きくなって、ピアノからどんどん離れていってしまって、教えることがなくなってしまったのが、とても寂しかったんです。
やはりピアノを教えたい、ピアノが好きだし、教えることも好き。
引き続き教えていきたいという想いが、どんどん強くなって、教室をやろうと決めました。
ー 先生がお子さんにピアノを教えていらっしゃった理由について聞かせていただけますか?
大田さん:私は小さい頃からずっとピアノを習っていて、人生の分かれ道というか、音高へ行くか、普通の高校へ行くかという問題や、大学でも進路で悩みました。
常に悩みながらもピアノの道は選ばないで来てしまったんです。
普通の大学に行ったけれども、ピアノが好きでずっと習い続けていました。
大学の方が忙しくなってピアノができなくなって辞めてしまった時もあったのですが、家にはずっとピアノがあったし、ピアノが好きという想いはあって、結婚してからもピアノはずっとそばに置いていました。
自分が好きなことは子どもに伝えたいというか、こんなに素敵な世界があるんだよというのを教えてあげたいという気持ちで、子どもに教え始めました。
子育て経験を活かした保護者に寄り添う教室運営

ー 先生が感じていらっしゃる教室の特徴であったり、アピールポイントだとお考えの点について教えてください。
大田さん:私は今教えている生徒さん達のお母さん達より年も上ですし、子育ての経験を活かして教えることができるかなと思っています。
自分自身が子どもに習い事をさせてきて、保護者の立場だった時に嫌だったこととか、もっとこうして欲しかったなとか、こういうところは凄く嬉しかったなということを活かしたいと思っています。
嫌だったことはやりたくないし、良かったことは真似したいなというのがすごくあります。
お母さんたちにとってすごく身近な存在でありたいと思っていて、家に帰って困ったこと、分からなかったことがあったら連絡してくださいとお伝えしていて、割と身近に感じていただけてるんじゃないかなと思っています。
家で練習して「こんな感じでいいですか」と動画送ってくださったり、ピアノ以外のことでも、「うちの子こんなんですけど」といった、ご相談も受けたりします。
自分自身の経験や他の生徒さん達を見て、話を伺うことができたらなと思っています。
怒らず、必ず前回との違いを見つける指導方針

ー 生徒さんにレッスンされる際に大切にしていることであったり、特に意識していることはありますか?
大田さん:私は絶対に怒らないです。
練習してこなかったからといって、そこを責めることは絶対にしません。
必ずお子さんの前回との違いを見つけるようにしていて、「上手」とかじゃなくて、「ここをしてきたんだ」「今日こういう気持ちで弾いたんだ」というところを見つけてあげたいなと思っています。
あとはピアノってみんなが「こんなふうになれたらいいな」「弾きたいな」というのが本当に弾けるようになるまで、時間がかかることもあります。
でも、途中で辞めてしまうと「昔習ってたんだけど、今もう弾けないのよ」となってしまうのはとても寂しいことだと思うので、なるべく楽しく長く続けてもらえるように取り組んでいます。
子供向けと大人向けの2つのコース
ー 実際に提供されていらっしゃるコースについてお聞かせください。
大田さん:ホームページには小さい子向けのコース、大人のコース、あと1曲だけマスターしたい方向けのコースなどを記載していますが、実際は子どもさんの習い事としてのコースと、大人の方向けのコースがほとんどです。
生徒さんに貴重な経験を届けたい

ー 今後強化したい点や新たに取り組んでみたいことはありますか?
大田さん:今、教室を始めて7年目ですが、もっともっとたくさんの生徒さんと出会いたいと思っています。
私自身も勉強し続けて、それを生徒さん達にどんどん伝えていきたいなと思っています。
ピアノは「楽しい」「好き」という気持ちさえあれば、出来るようになるんだよ、すごい素敵な世界があるんだよということを伝えたいです。
お子さんが1人で舞台に立つというのは、なかなかできない経験で、すごく貴重だと思っています。
発表会を通してだったり、コンクールにチャレンジすることであったり、なかなか出来ない貴重な経験を提供したいです。
舞台に立つのもそうですが、目的に向かって計画的に努力する、こつこつ頑張ったら出来るようになったという達成感を味わってもらいたい。
そして、それが自分の自信に繋がる。
「自分はこれだけのことが出来た!」「私にはピアノがある」というのが、これからの人生の中で絶対何かしらの強みになると思うので、皆さんにそれを是非味わってもらいたいと思っています。
舞台経験はピアノ以外でも役立つ貴重な体験
ー 最後に入会を考えていらっしゃる方にメッセージをお願いできますでしょうか?
大田さん:ピアノを通して舞台に立つことを小さい頃から経験することで、ピアノが弾ける以外にもすごく得るものが多いと思います。
お子さんは成長していくと、色々なところで発表があったり、大勢の方の前でお話をする機会も出てくるでしょう。
小さい頃に人前に立つ経験ができるというのはすごく素敵だと思います。
最初はピアノを習うということがどういうことなのか分からない、イメージが出来ないお子さんもいらっしゃると思います。
生徒さんに合ったレッスンをさせていただきますので、何も不安がらずに、ぜひお気軽にお問い合わせください。