愛知県の学びの場こどもスクールの理念や特徴とは?

今回は、愛知県にあるこどもスクールの森田様にインタビューをさせていただきました!こどもスクールでは、そろばん教室と書道教室を運営しており、幼児・小学生にとっての学びの場を提供しているスクールになります。今回は、そんなこどもスクールの理念や他にはない魅力を取材してきましたので、ぜひご覧ください!

スクール概要と対象者について

ーまず、スクールの対象者や指導内容について簡単に教えていただけますか?

森田:現在、私たちのスクールでは3歳から12歳のお子さんを対象に、幼児クラスと小学生クラスを運営しています。具体的には、そろばん教育や書道、書き方の教育を提供しており、そろばん教室と書道教室を通じて、子供たちの学びをサポートしています。

少し補足しますと、私たちはもともと学習塾を運営しており、進学塾として多くの子供たちの高校受験をサポートしてきました。しかし、教育において他人と比較することに違和感を感じるようになり、より個々の成長を大切にする方向に舵を切りました。それが、そろばんと書道という日本の伝統教育を取り入れたスクールの誕生につながりました。

教育理念と自己肯定感の重要性

ーこどもスクールの教育理念について、もう少し詳しく教えていただけますか?

森田:私たちが特に重視しているのは、子供たちの「自己肯定感」を高めることです。自己肯定感が高まることで、子供たちは自分に自信を持ち、困難に立ち向かう力を養うことができます。私たちは、アドラー心理学の「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」という3つの要素に基づき、教育方針を立てています。

この理念を基に、そろばん教育や書道教育は小さな成功体験を積み重ねることができるため、自己肯定感を育む非常に効果的なツールだと考えています。そろばんでは九九のような基礎から徐々にステップアップし、成功体験を重ねることで、子供たちは自分の成長を実感できます。書道も同様で、基本的な文字の練習から始めて、技術を向上させる過程で自信をつけることができます。

スクールの設立経緯と成り立ち

ーこのスクールを始めた経緯について教えていただけますか?

森田:私自身、30年以上教育業界に身を置いてきました。もともとは進学塾を運営しており、子供たちの高校進学をサポートしてきました。しかし、進学塾では偏差値や他人との比較が重要視され、それが子供たちの成長にどのような影響を与えているのか、次第に疑問を抱くようになりました。

他人と比較することではなく、自分自身と向き合い、自己の成長を実感できる教育が本来あるべき姿だと考え、その方向性を追求しました。そこで、長い歴史を持つ日本の伝統教育、特にそろばんと書道に注目しました。これらの教育方法は、他者との競争ではなく、自己の成長を促すものであり、300年以上にわたって受け継がれてきた理由がそこにあると感じています。

先生の役割と育成

ー先生たちの指導について、特に大切にしていることはありますか?

森田先生がたの育成と教育が非常に重要だと考えています。いくら私が理念を持っていても、実際に子供たちに接する先生方がそれを理解し、共感しなければ意味がありません。そのため、私たちは定期的に研修を行い、先生方に自己肯定感の大切さやそれを高めるための声かけの方法を学んでもらっています。

例えば、アドラー心理学に基づいた「勇気づけ」の言葉かけや「課題の分離」という概念を用いて、子供たちが自分の課題に向き合い、困難を乗り越える力を養うことができるようサポートしています。

生徒への指導方針

ー生徒を指導する際、特に意識していることや方針があれば教えてください。

森田指導において一番大切なのは、先生から子供たちへの言葉です。先生の一言で子供たちの自信が大きく揺らぐこともあれば、逆に大きく成長するきっかけとなることもあります。そのため、先生たちには、常に自己肯定感を高めるような声かけをするよう指導しています。

子供たちが困難に直面したときに、それを自分の力で乗り越えるための自信を持てるように、日々の指導を通じて自己肯定感を高めるサポートを行っています。

提供しているコースとプラン

ースクールで提供しているコースやプランについて教えていただけますか?

森田:私たちのスクールでは、幼児クラスと小学生クラスがあり、そろばんと書道の両方のコースを提供しています。幼児クラスでは、書道では線の書き方や平仮名の練習、そろばんでは数の概念を学ぶ準備コースがあります。小学生クラスになると、より高度なそろばん技術や書道の技術を学んでいきます。

幼児期から小学校にかけて、段階的に学びを進めることで、子供たちが無理なく成長できるカリキュラムを提供しています。

今後の展望

ー今後、特に力を入れていきたい取り組みについて教えてください。

森田:私たちは2021年からベトナムのハノイで教育ライセンスを取得し、そろばんセンターを開設しました。ベトナムでは教育に関するライセンスの取得が非常に難しく、日本の企業でこのライセンスを取得しているのは5社のみです。私たちもその一つに名を連ねることができました。

今後は、ベトナムをはじめとした海外市場にも進出し、日本の伝統教育を広めていきたいと考えています。特に、自己肯定感を高める教育の重要性を世界に伝えていきたいと思っています。

保護者へのメッセージ

ー最後に、入塾を考えている生徒さんや保護者の方に向けてメッセージをお願いします。

森田そろばんや書道は、かつては実務的なスキルとして学ばれていましたが、現在では脳の発達や自己肯定感の向上に非常に役立つ教育ツールとして注目されています。右脳の活性化や成功体験の積み重ねを通じて、子供たちは自分に自信を持つことができるようになります。

お子様がより豊かな人生を歩むためにも、ぜひ一度、そろばんや書道を体験してみてください。きっとその価値を実感していただけると思います。